日本の初夏。
梅雨入りまでの束の間の快晴。
肌に心地よい風。
朝から、
横浜市立白幡小学校。
校庭一杯に児童が遊んでいる。
教員室の前に、
皐月のポスター。
応接室には、来月の水無月のポスター。
もう梅雨入りの絵柄。
そして再来月は文月。
7月は七夕。
そして葉月はヒマワリと田園。
今、白幡小の6年生は修学旅行中。
行先は新潟。
農家に泊まって田植え体験。
とてもいい修学旅行だ。
私は白幡文化スポーツ事業の会計監査。
以前はこの事業の会長を務めた。
その前は白幡小学校のPTA会長。
地域へのボランティア活動は、
必要だと思う。
いつも、必ず、
地域とつながっている。
そうでなければ、
根無し草、デラシネ。
横浜商人舎オフィスに出社して、
編集会議。
6月10日発行の6月号の打ち合わせ、
それから7月10日発行の7月号の企画。
各社にアポイントのお願いを始めます。
よろしくお願いします。
夕方、武藤麻代さんが、
やって来てくれた。
立教大学大学院で修士号を修得。
もちろんわが結城ゼミ4期生の才媛。
現在、『学びの食卓』プロデュース代表。
『医食同源』をコンセプトに、
消費者主体のワークショップを展開する。
「食育」の専門家で、
イオンスタイル碑文谷では、
農林水産省と組んで、
イベントを成功させた。
モットーは、
「五感を使って
ヘルスリテラシーを
高める」
商人舎magazineでは、
Monthly連載を担当。
武藤麻代の
「医食同源の現場訪問」
もう第22回を迎える。
ご愛読、お願いします。
それから「食育」の教育、
食育イベントの企画づくり、
料理教室でのワークショップ、
キッチンサポートコーナーの提案。
様々な仕事、引き受けます。
よろしく。
問い合わせは、(株)商人舎まで。
さて朝日新聞「折々のことば」
今日は第763回。
つまり、知らないことが
あること自体を
知らなかったわけだ。
(哲学者・戸田山和久)
「人は学ぶ前に、つい、
こんなの勉強して何になるの、と問う。
が、学ぶことの意味は、
じつは学んだ後でしかわからない」
まったく。
「世界には、自分が知らない領域が
『想像をはるかに超えて広がって』
いることをこれまでろくに
知らなかったと思い知ること、
つまり『無知の無知の知』こそ
〈教養〉というものだ」
エッセー「とびだせ教養」(「ちくま」4月号)から。
まったく。
日経新聞最終面「交遊抄」に、
富山浩樹さん登場。
サツドラホールディングス社長。
タイトルは「メンター社長」
交遊のお相手は、
ユニ・チャーム社長の高原豪久さん。
「私と同じ2代目経営者。
40歳の私より15歳も年上なのに、
そう感じさせない気さくな人だ」
業界の勉強会で一緒になって、
ユニ・チャーム本社を訪ねる。
「社長になるなら早い方がいい。
2代目でもオーナーマインドが強みになる」
高原さんに背中を押された。
「若くして社長になれば外部から
不安視されるのは当然のこと。
準備を綿密に進め、交代したら
一気にスタートダッシュすべきだ」
富山さん、一生懸命メモした。
「早いものが
遅いものに勝つ」
これも高原語録。
「今でも経営方針説明会の度に使っている」
と、富山さん。
1週間単位で経営する、
「ウィークリー・マネジメント」も
富山さんは見習った。
40歳社長だが、大胆に、
どんどん進む。
富山浩樹の行動力は、
高原豪久によって先導されている。
もうひとつ日経新聞「大機小機」
コラムニスト茶柱さんが書く。
「しなやかな会社」
日本の企業の粘り腰を評価する。
たとえば2014年度、日本経済は、
マイナス成長に沈んだ。
しかし法人企業統計の企業収益は増益。
マイナス成長下の増益は戦後初。
2017年3月期、上場企業の決算は減収。
それなのに、最高益。
「減収・最高益は少なくとも今世紀初。
ニッポン株式会社は損益分岐点を下げ、
ぐっと低重心になった」
この「強さの根底にある経営の視点」を、
「し・な・や・か・な会社」論として唱える。
①しなやかの「し」は消費者目線の「し」
「いいものさえ作れば売れるはず、
ではなく、お客が欲しいものを作る。
マーケット・インへの発想転換は
簡単なようで難しい。
海外で成功している国内食品メーカーの
徹底した現地化は、良いお手本になる」
②「な」はなくてはならない会社の「な」
「分野を絞って圧倒的シェアをとる。
あるいは、この商品やサービスを使えば
あなたの人生が豊かになりますよと、
お客に物語を伝える。
こういう会社は価格競争に
巻き込まれにくい」
③「や」は役割分担。
「異分野が溶け合い、技術革新が
猛スピードで進む時代に、
なんでも自前主義は到底通じない。
他社と組み、魅力的な
事業プラットフォームを世に問い、
さらに仲間を増やしていけるか。
内にこもったら負け、と思う」
④「か」は、
環境変化に合わせた
変わり身の術。
最後が、
➄長~く愛しての「な」
コラムニストは、
この5つの経営の視点のうち、今、
一番大事だと感じるのが、
「や」である、という。
「日本企業の研究開発費は、
対国内総生産比で米独より多いのに、
利益や生産性の向上に
つながりにくく、惜しい。
オープン・イノベーションの発想で、
他社と上手に手を組むのが、
苦手なせいだろう」
消費者目線で、
なくてはならない会社。
オープン・イノベーション。
環境対応の、
ゴーイング・コンサーン。
なかなか、よろしい。
さて最後に今日のDaily商人舎。
流通Super News。
4月スーパーマーケット統計|
日曜日が1日多い曜日めぐりで、既存店1.0%増
4月総合スーパー統計|
住関品は苦戦だが食料・衣料は好調で既存店0.6%増
イオンニュース|
マックスバリュ北海道、士別店をザ・ビッグに業態転換
イオンニュース|
旧八百久1号店のマックスバリュ川井町店を旗艦店改造
イオンニュース|
イオン東北代表に家坂有朋イオンリテール専務が就任
アークスニュース|
13年目のフクハラ愛国店を396坪型に増床改装開店
コスモス薬品ニュース|
柴田太取締役経営企画部長の社長就任を発表
三井不動産ニュース|
アウトレットパーク ジャズドリーム長島が第5期増床
JFAニュース|
日本FC協会新会長にファミマ中山勇会長就任
⑴消費者目線で、
⑵なくてはならない会社。
⑶オープン・イノベーション。
⑷環境対応の、
⑸ゴーイング・コンサーン。
そして「無知の無知の知」を極め、
知識商人として本当の〈教養〉を、
身に着けたい。
〈結城義晴〉