Everybody! Good Monday!
[2017vol26]
2017年第26週にして、
6月第5週、7月第1週。
今週金曜日で6月が終わる。
そして週末の土曜日から7月。
今年が半分過ぎていく。
日曜日の7月2日は「半夏生」
「雑節」の一つ。
夏至から数えて11日目ごろ。
雑節は1年に9日ある。
節分、彼岸、社日、
八十八夜、入梅、半夏生、
土用、二百十日、二百二十日。
季節の移り変りを知るために、
特別に設けられた暦日。
半夏という薬草が生える頃。
半夏は別名「烏柄杓(カラスビシャク)」。
半夏生は田植えを終えておく目安の日。
蝸牛乗り出して殻脱げさうな
〈朝日俳壇より 東かがわ市 桑島正樹〉
(長谷川櫂選評)
重そうな殻を曳いて急ぐ蝸牛を活写。
その一心の姿に脱帽。
梅雨とカタツムリ。
よく似合う。
それにしても、
将棋の藤井聡太四段。
第30期竜王戦決勝トーナメントで、
増田康宏四段を破って、
デビュー以来、公式戦29連勝。
将棋界の新記録。
増田も19歳の天才だが、
悪い手は一手も指さずして、
いつの間にか負かされてしまった。
「将棋連盟ライブ中継」のアプリ会員と、
囲碁将棋チャンネルの会員になって、
私も急遽、生中継で終盤を追いかけた。
63手目の5三桂打は、
まさに超天才ぶりを示していた。
なんというか、
羽生善治とともにこの世に生きていて、
無上の喜びを感じていたが、
藤井聡太の出現をこの目で見て、
これまたこの上ない幸せだ。
古今亭志ん朝の落語。
現役のビートルズの音。
それらと同じくらいにうれしいことだ。
藤井聡太。
人間がいい。
こんな天才を育てるには、
なによりも本人のもつ可能性を、
素直に引き出してあげることだ。
つくづくと思う。
さて、広島から金沢への旅。
3日目の朝。
陽が昇って、やっと晴れ間が見えた。
一昨日の土曜の夜に金沢入り。
駅前のホテル日航を拠点にしながら、
2日連続で、小松市へ。
「イオンモールバーゲン」の真っ最中で、
昨日の日曜日はすごい人出だった。
ゼネラルマネージャーの中村澄さんから、
丁寧なレクチャーを受けた。
そして3層の広いモールを、
くまなく案内してもらった。
今日の月曜日も、朝一番から、
ずいぶん顧客がやって来ている。
対応してくれたのはイオンリテール㈱、
北陸・近畿カンパニー北陸事業部の皆さん。
スライドで新小松の説明を受けた後、
映し出されたのはこのスライド。
店長の大泉拓史さんは、
昨年の夏にアメリカ研修会に参加した。
私がコーディネートしていた。
その報告書を見せてくれた。
思いがけないスライドで、
うれしくなった。
河股さんは2年前に米国研修に参加。
その時は四条畷の開設委員長だった。
そしてその店を成功させ、
現在は北陸の事業部長。
久しぶりに2人に会って、
さらに活躍している姿を見て、
ますますうれしいかぎり。
イオンスタイルの店舗前で、
全員で写真。
私の左が河股さん、右が大泉さん。
左端は山口弘恭さん、
近畿・北陸カンパニー営業推進部広報マネージャー。
右端は吉田和弘さん、
イオンリテール㈱経営企画本部広報部マネージャー。
それから大泉店長に、
3フロアの店内を、
くまなく案内してもらう。
評価したり、アドバイスしたり。
1時間以上かけて、
隅々まで回った。
大泉さんは熱心に、
メモをとって聞いてくれた。
大泉さんと固い握手。
夕焼けの今日の一日を惜しみけり
〈同 尼崎市 田中節夫〉
(稲畑汀子選評)
夕焼けに、
快晴だった一日を惜しむ。
その通り。
最後に、商人舎流通SuperNews。
第1四半期の決算が発表され始めた。
しまむらの減収減益が気になるところだ。
しまむらnews|
第1四半期は新レイアウトで売上高▲1.7%・経常▲13%
オークワnews|
第1四半期は営業収益▲0.2%/経常利益▲76%の大減益
高島屋news|
第1四半期百貨店事業は営業収益増・営業利益12.6%減
パルコnews|
渋谷パルコ一時休業の影響から第1四半期は減収増益
神戸物産news|
5月はPBシフトで粗利18%増・営業利益24%増
5月外食産業統計|
2.2%増と9カ月連続好調もファミレスは0.1%減
ローソンnews|
東北1058店で高校生共同開発デザート・おにぎり販売
CCL News|
5月度ドラッグストア「インバウンド消費」前年6.7%増
イオンnews|
累計16億本の新ジャンルビールPB「バーリアル」改変
では最後の最後に今月の商人舎標語。
[Message of June]
一人のお客さまに誠実を尽くせ。
ヨークベニマル創業者の大高善雄は、
天秤棒を担いで農家を回った。
リヤカーを引きつつ家々を巡った。
一人のお客さまに誠実を尽くせ。
お客さまへの奉仕の精神が、
商売繁盛につながる。
儲けは奉仕の結果であって、
商売の目的そのものではない。
商売はお客さまのためにある。
「ベニマル商法」最後の第十二章。
言葉や態度が店相をつくる。
あなたはお店の代表である。
東日本大震災で津波に襲われ、
福島原発事故で避難指示の出た富岡町に、
住民たちが帰って来た。
そして新しい店は、
そのお客さまたちを迎える準備をした。
言葉や態度を慎み、誠実を尽くした。
しかし顧客も店も、
苦労の連続であった。
まさに「苦歴」を重ねた。
艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達を生み出し、
練達が希望を生み出す。
この希望は、
失望に終わることが、
ない。(新約聖書・ローマ人への手紙5章)
会長大高善興言うところの「苦歴」とは、
艱難であり、忍耐、練達、希望である。
失望に終わることのない希望である。
〈結城義晴〉
藤井聡太は中学生だ。
羽生善治は通信制高校を卒業した。
学歴や職歴よりも、
苦歴が大切であることは、
彼らが示している。
では、みなさん、今週も、
忍耐と練達を。
Good Monday!
〈結城義晴〉