Everyone! Good Monday!
[2017vol31]
2017年第31週にして、
7月第6週と8月第1週。
今日7月31日は7月最後の日。
明日から8月。
ああ。
そこでこのブログに関して、
「毎日更新8月宣言」
1カ月だけ、
短いブログにしてみます。
2007年の8月12日から、
毎日欠かさず、
このブログを書いてきました。
同年8月23日には、
凡事徹底・有事活躍を標榜しつつ、
[毎日更新宣言]を発しました。
それ以降、あれも書きたい、
これも伝えたいと、
10年間、書いているうちに、
書く分量は2000字を超えて、
3000字に至ることになりました。
写真も1日に50枚を超えて、
60枚、70枚、80枚になることがあります。
しかし初心に戻って、
短いけれどキリリとしたブログを、
1カ月、試してみようかと思います。
明日からの、
「毎日更新8月宣言」
ご期待ください。
さて、7月が終わるにあたって、
重大発表。
[第11回ミドルマネジメント研修会」
開催日は今年6月20日~22日、
ニューウェルシティ湯河原で、
缶詰合宿形式のセミナー。
2日目と3日目の朝、
理解度テストを実施。
さらに研修会終了半月後に、
課題レポートを提出してもらう。
それを厳正に判定して、
SABCDの絶対評価をする。
理解度テストが思わしくなくても、
敗者復活の余地が残されている。
もちろん2度の理解度テストと、
課題レポートの出来栄えが良ければ、
最高のS級と評価される。
今回のS級獲得者は11名。
誇らしきイレブンを紹介して、
表彰しよう。
土居豊さん、
㈱セブンスター第一商品部惣菜バイヤー。
西村直志さん。
㈱平和堂フレンドマートグリーンヒル青山店店長。
浅田功さん。
㈱平和堂東海・日野店店長。
誇らしきイレブン。
おめでとう。
それ以外の人々も、
修了おめでとう。
今日の朝日新聞「折々のことば」
第829回。
「世間」の天秤は
決して一方に
跳ねあがったッぱなしに
ならないものだ
(小説家 里見弴「世間」より)
里見は有島武郎、有島生馬の弟で、
武者小路実篤と志賀直哉が引っ張った、
文芸誌『白樺』の同人。
つまり白樺派。
「世間を隅から隅まで
知り尽くしたかのように言う『苦労人』、
世渡り上手な『世間師』、
権勢に乗じて世間を掌中に収めたかと
勘違いする『指導者』」
「『世間』を甘くみてかかった仕事に、
成功なり勝利なりの、
完(まった)き姿をとったものは
嘗(かつ)て一つもない」
この正義感はまっとうだ。
「世間はでたらめに動きはするが、
天秤の竿が垂直に突っ立ったまま
動かなくなることもまたない」
ミドルマネジメント研修会も、
そのテストやレポートの評価も、
ここで終わりではない。
始まりだ。
自分の職場、自分の店、
自分の会社で、
研修で得たことを活かして、
イノベーションを起こしてほしい。
自分のために。
店のために、
会社のために。
社会のために。
今週の私のスケジュール。
木曜日まで、
月刊商人舎8月号の入稿と責了。
その間、8月2日の午前中、
第6回アジア学生交流環境フォーラム開校式。
早稲田大学大隈講堂にて。
出席は、
チア・キムターカンボジア王国大使、
鎌田薫早稲田大学総長、
岡田卓也イオン環境財団理事長。
久しぶりに大隈講堂へ行く。
さて先週木曜日の「春秋」
7月27日の日経新聞の巻頭コラム。
「国どうしが情報戦を繰り広げる
インテリジェンスの世界には、
『鏡像』と呼ばれる落とし穴がある」
「鏡像」は、
一般には「鏡に映る像」のこと。
平面に関して対称をなす点や物体の像。
しかし国同士の情報戦では、
「電話を盗聴し、スパイを送り、
情報を集める。
そのうえで、
相手の動きを予測する」
「この際、どうしても
自らの行動原理をもとに
判断してしまう」
「相手の姿を見極めるつもりが、
浮かび上がってくるのは
鏡に映った自分の姿でしかない」
これが「鏡像」の現象。
コラムニストが得たのは、
月刊誌「治安フォーラム」から。
「結局、私たちは自分の
常識の範囲内で物事をとらえがちで、
その結果、相手の行動に驚くことになる」
コラムは現在の国際社会を思う。
アメリカのドナルド・トランプ、
北朝鮮のキム・ジョンウン。
どちらを予測してみても、
「鏡像」にしかならないという。
しかしこの「鏡像」は、
企業競争や店舗競合の折にも、
出てくる現象だ。
現場を調査し、情報を収集し、
それを分析して、
相手の出方を予測する。
その結果は、
相手を見極めるつもりが、
鏡に映った自分の姿でしかない。
愚かしくも、悲しい現象だ。
コラムは総括する。
「この先も相手方が繰り出す
あの手この手に驚き慌てることなく、
様々な選択肢を用意して
備えるしかすべはない」
しかし企業競争や店舗競合は、
まず自らのポジショニングが、
何よりも重要だ。
ピーター・ドラッカーは言う。
事業の三つの要素。
第一は、
組織を取り巻く環境である。
第二は、組織の使命、
すなわち目的である。
第三は、使命を達成するために
必要な強みについての前提である。
「鏡像」に惑わされることなく、
競争環境を見定め、
自らの組織の使命を貫き、
そして前提としての強みを活かす。
これしかない。
明日から8月。
お盆商戦の競争を控えている。
では、みなさん、今週も、
Good Monday!
〈結城義晴〉