連日の夏の甲子園。
第99回全国高校野球選手権大会。
第3回戦はベスト16の激突。
その3回戦の最後の試合は、
春夏連覇に挑んだ大阪桐蔭高校登場。
二度目の連覇を達成すれば史上初の快挙。
対戦相手は仙台育英高校。
いい投手戦だった。
大阪桐蔭が8回表に1点先取し、
9回裏の仙台育英の攻撃も、
3番、4番が倒れてツーアウト。
誰もがもう終わりかと思った。
しかし野球はツーアウトから。
5番打者がセンター前ヒット、
それから盗塁。
6番打者はフォアボールで、
ツーアウト1塁2塁。
そこで7番はショートゴロ。
万事休す。
打者は1塁ベースに頭から滑り込んで、
ゲームセット。
と思ったら、1塁手の足が離れて、
なんとセーフ。
ここから途中出場の8番打者。
インコースの直球を振り抜いた。
打球はセンターオーバーの2塁打。
3塁と2塁から二人の走者が生還。
まさに劇的な逆転サヨナラ。
投手は呆然。
感動した。
どちらを応援するでもなかった。
どちらも応援していた。
しかし、感動は深かった。
たがいに礼をして、近づく。
そして握手。
健闘をたたえ合った。
来年は記念すべき100回大会。
そしてこの後も準々決勝から、
準決勝、決勝と続く。
しかしこのゲームには、
大いに感動させられた。
さて「都市の暮らしやすさ」
第1位に佐賀市が選ばれた。
野村総合研究所の調査を、
日経新聞が報じた。
国内100都市を対象に実施した、
「成長可能性都市ランキング」
総合ランキングは、
第1位に東京都特別区部。
第2位は福岡県福岡市、
第3位は京都府京都市。
そして第4位は大阪府大阪市、
第5位が鹿児島県鹿児島市。
福岡生まれの私としては、
チョット鼻が高い。
この調査は、
各都市の「強みと弱み」、
産業を生み出す力を探るもの。
転入者数や資本金3億円以上の事業所、
交通機関の利便性など、
131の指標をそれぞれ数値化。
各都市の住民を対象に、
ウェブアンケートを実施。
ポテンシャルランキング。
こちらは第1位に福岡市、
第2位に鹿児島市、
第3位に茨城県つくば市。
日経はなぜか、
「都市の暮らしやすさ」を強調。
評価視点別ベスト3。
こちらは第1位に佐賀県佐賀市。
第2位奈良県奈良市、
第3位に富山県富山市。
東京中心という側面も現れた調査だが、
それ以外の都市も上位に並ぶ。
私はこれらの都市に関して、
小売業やサービス業の、
ディテールを知る者だから、
その面からの暮らしやすさも、
ランキングしたいと思った。
つまり都市別のチェーンストアの、
ドミナントエリア構築が、
その都市の暮らしやすさに直結する。
チェーンストアは都市や県の、
その暮らしやすさに貢献している。
つくづくと思う。
甲子園大会は全都道府県から、
チームが選ばれて出場する。
第3回戦の感動で、仙台は、
少しポイントをあげたかもしれない。
残るチームは、
香川、西東京、
奈良、大分、
広島、宮城、
岩手、埼玉。
それぞれに暮らしやすさに貢献している。
〈結城義晴〉