世の中、どんどん便利になって、
今、JAL012便の機中。
ダラスへ向かっている。
それにしても、
アメリカの銃社会。
日経新聞の「春秋」が鋭い。
ネバダ州ラスベガスで起きた乱射事件。
日曜の夜、野外で音楽を楽しむ。
そのために集まった人たちに向け、
高層ホテルから自動小銃を乱射。
死傷者はあわせて600人ちかく、
米史上でも最悪の事件だ。
「在任中にオバマ大統領は、
銃規制の強化をこころみたが、
議会によって大部分が阻まれた」
「現職のドナルド・トランプ大統領は
もともと規制に後ろ向きだ」
ああ。
「社会の混迷をやわらげるべき政治が
機能不全におちいったままにみえる」
「そして米株式市場では事件後、
銃関連株が値上がりした」
あああ。
一方、それでもアメリカ小売業は元気だ。
日経新聞ニューヨークの横内理恵記者。
全米小売業協会(NRF)が、
年末見通しを発表。
「今年の年末商戦(11~12月)」とあるが、
これはホリデーシーズンのこと。
つまりサンクスギビングデーから、
クリスマスまでの商戦。
その期間の小売売上高の見通しは、
前年同期比3.6~4.0%増。
昨年が3.6%増、
過去5年間の平均は3.5%増。
それを上回る。
「例年より日数が1日多いうえ、
消費者信頼感の強さなどを背景に
強い内容になる」
昨年の感謝祭は11月24日だった。
今年は23日になる。
11月第4木曜日が感謝祭で、
その日からがホリデーシーズン。
だから1日分長くなる。
金額は6787億~6820億ドル。
しかし一部地域では、
ハリケーンの影響が逆風となる。
日本は台風、
アメリカはハリケーン。
年末商戦に向けて、
臨時従業員が雇われる。
小売業ではその数50万~55万人。
有力企業が正規雇用を増やしてきた。
アメリカでも人材確保が課題だ。
だから昨年実績57万5000人を下回る。
感謝祭の翌週の月曜日が、
「サイバーマンデー」。
この日が1年で一番ネットで売れる日。
今年も飛躍的な売れ行きが予想される。
日本にいても、アメリカに来ても、
話題の中心は、
Amazonをはじめとしたeコマースだ。
ああ。
さて私は昨夜から成田。
目が覚めると、成田の森。
秋のアメリカ研修会が、
今日から始まる。
10月4日から23日まで、
20日間の長旅。
だから10月10日公示、
10月22日投開票の、
衆議院選挙の投票ができない。
この20日間で、
3つのツアーをコーディネートする。
イオンリテール、平和堂、
そして商人舎specialコース。
今日からはイオンリテール。
朝8時に成田国際空港会議室に集合。
人事部マネジャーの吉田元さんの司会で、
結団式と事前講義。
同行する三好智さんと土生和広さん。
三好さんはイオンコンパス社員。
土生さんはプロ添乗員。
研修参加者も、
全員が一言ずつ挨拶。
今回は北から南から、
店長が多い。
そして私の朝の事前講義。
既に事前講義で2時間語っているから、
ここはかいつまんでポイントを話す。
ハロウィンからサンクスギビングデー、
そしてクリスマスへの、
Hop-Step-Jumpのプロモーション。
その中で、
「早仕掛け・際の勝負」
そして大事な「早仕舞い」
しかし、今回は、
アメリカ国内も緊張している。
私たちも緊張感をもって、
しっかりと研修する。
その後、出発口で、
全員写真。
では、行ってきます。
ドラッカーが言っている。
「意思決定には常に、
リスクが伴わねばならない」
続けて言う。
「そのリスクに比べて、
成果は上回っているのか」
ここが大事なポイントだ。
私も必ず、
成果が上回るように、
気を入れて頑張ります。
(つづきます)
〈結城義晴〉