Everybody! Good Monday!
[2017vol42]
2017年第42週、
そして10月の第3週。
Weekly商人舎の、
2週間販促企画。
ハロウィーン販促真っ最中。
イオン、セブン&アイ、平和堂。
毎週必ず2週間分の「記念日」を掲載。
これはチェックしてもらいたい。
さて、私はアメリカ3週間の旅。
2週目が終わった。
その最終日。
日航ホテル25階の会議室からの景色。
最後のセミナー。
すべての視察を総括しながら、
競争の変化、
Grocerantやポジショニング戦略を、
丁寧に語った。
今回から売場の主任が参加した。
彼らには精気があるけれど、
経験はまだ浅い。
だからこそ、論理的に、一歩一歩、
講義しなければならない。
講義が終わると最後の視察。
フェリー・ビルディング。
フェリーが行き着く建物周辺を、
ショッピングセンターに変えた。
米国の新しいショッピングセンターは、
4つの類型をもつ。
⑴パワーセンター
⑵ライフスタイルセンター
⑶アウトレットセンター
⑷テーマ・フェスティバルセンター
このフェリーは、
第4のショッピングセンター。
ちょうどフリーマーケットの開催日。
ファーマーズマーケットも開かれていた。
ビルディングの中は、
常設の売場が並ぶ。
しかし土産物だけではない。
食品が圧倒的に多い。
それが現代の商業集積の鍵を握る。
月刊商人舎7月号特集に書いてある。
「内食・外食」主役のHuge SC Age
そのうちの1軒が「DELICA」。
(株)ロック・フィールドが経営している。
日本メニューをカリフォルニア素材で。
黒板ボードの告知も、いい。
その後、ゴールデンゲートブリッジへ。
快晴のもと、みんな、楽しんだ。
最後の訪問は、
ナゲットマーケット。
働きがいのある企業ランキングで、
7位まで上がったことがあるし、
いつも30位以内にランクされている。
ここでは女性店長にインタビュー。
美しいF・バレリーさん。
「男性の仕事でも全部できるわよ!」
途中からミートマネジャーも参加して、
鋭い質問にすべて答えてくれた。
そしてハトッピーポーズで写真。
お土産に驚くバレリー店長。
青果部門はナゲットならではの美しさ。
プレゼンテーションは全米随一。
居抜きの店舗ながら、
ナゲット流に見事に変身。
現在、18店舗になった。
店舗右手はサービスデリ。
そしてバリスタコーヒーショップ。
カウンターに立って、
顧客からの注文を受けて、
エスプレッソなどを淹れてくれる。
大人気。
奥の主通路にはミートの対面売場。
チキンは見事。
ハワイ特産の「ポキ」も良く売れている。
寿司コーナー、チーズ売場と続く。
そして多段ケースの乳製品とドリンク。
床は「ウェットルック」の輝き。
ウェットルックとは、
濡れたように見えるということ。
グロサリーのラックを、
奥に狭まるように配置して、
真ん中に島陳列を置いた。
非食品はコンパクトにまとめた。
狭い店だがもちろんバルク売場もある。
ワインの特売は、
ナパの「Decoy」の3アイテム。
そして顧客の声を聴いて、
顧客の考えを共有する。
素晴らしい店で、
ホスピタリティとポジショニングの、
本質を学んだ。
小さな企業でも、
その戦略の重要性は変わらない。
ホテルに帰って、
それから自由研修。
そして最後のパーティ。
フィッシャーマンズワーフへ。
バスがサンフラン随一の観光地に到着。
ドライバーの杉さんは、
このツアーのあと、引退する。
サンフランシスコ最高の、
いやアメリカ第一のドライバーだ。
私もこの10年以上の間、
杉さんにずっとお世話になった。
ありがとうございました。
杉さんのバスは、
滑らかに走り去った。
フィッシャーマンズはいつも、
パフォーマンス満載。
長身のピエロ。
人出は最高潮。
女性二人のアクロバット。
ヘッドフォンを貸し出しして、
ダンシング。
ダンシング。
こちらは夕陽の中の少女。
サンフランシスコベイに面する。
アルカトラズが見える。
ハートのモニュメント。
女装の二人。
そしてこちらは似顔絵描き。
メリーゴーランド。
特設ステージでは、奇術師。
松明をもって見事なジャグリング。
私たちはいつもの店。
「チャートハウス」
乾杯の音頭は、西村聡さん。
フレンドマート江頭店店次長。
夕陽が射しこむ。
ビールを楽しむ。
カニを食べる準備。
ゴールデンゲートに陽が沈んでいく。
まずサラダ。
そしてメインディッシュは、
ダンジネスクラブ。
サンフランシスコ名物。
一人一杯ずつ。
食べているときは静かだ。
突然、誕生祝いのケーキ。
岸本祐治さんと梅原浩平さん。
岸本さんは店舗サポート部、
梅原さんはデリカ課バイヤー。
私はカードに言葉を書いて、
二人に贈った。
その後、班ごとに選抜されて、
若手がスピーチ。
その中の細野佳代さん。
アルプラザ鶴見日配品主任。
お別れパーティも終盤。
副団長・杉山茂生さんのスピーチ。
アルプラザ醍醐支配人。
そして団長挨拶。
佐々木裕さんは、
滋賀大型営業部部長。
藤森正博さんも挨拶。
ニューヨーク在住の、
現地コーディネーターで、
私のパートナー。
最後は結城義晴。
東日本大震災が終わってから、
夏原平和さんに依頼されたこと。
そしてこの7年間、続いたこと。
話しているうちに、いろいろ思い出した。
ポジショニング戦略は、
会社や店に必要なだけではない。
一人ひとりの人生にも、
ポジショニング戦略がなければならない。
「人生のPositioning戦略」
最後はそのために必要なことを3つ。
第一に一人ひとりを取り巻く環境、
第二に自分で見つけた、自らの使命、
第三に自らの「強み」。
ドラッカーの洞察はすごい。
最後の最後に一本締め。
写真には入っていないが、
締めは平澤容子さん、
アルプラザ彦根店長。
ありがとう。
お別れパーティが終わって、
フィッシャーマンズ・ワーフ。
まだまだにぎやか。
そして美しい。
ハードロック・カフェ。
これがフィッシャーマンズ・ワーフの象徴。
歩いてケーブルカーの駅へ。
ほとんど貸し切りで乗り込む。
いざ出発。
坂を上る。
曲がる。
10分ほどで最高到達点。
ここから一気に下る。
結構なスピード。
終点。
最後の最後に、
ケーブルカーを楽しんで、
研修の全行程を終了。
あとは朝まで、各自、楽しむ。
「この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯」
いつもこのとき、
倉本長治の言葉を思い出す。
では、みなさんも、
この一瞬を大切にして、
Good Monday!
(つづきます)
〈結城義晴〉