藤井聡太四段。
15歳の中学生プロ棋士。
7大タイトルの一つ王座戦の一次予選で、
54歳の平藤眞吾七段に126手で勝利。
公式戦通算成績は50勝6敗。
勝率8割9分3厘。
そして将棋界史上最速で50勝達成。
これまでの最速はやはり、
羽生善治棋聖(47歳)。
その羽生を抜いた。
局後のコメントがすごい。
「1局1局積み重ねた結果で、
節目の数字となり、
感慨深いです」
「節目」を「せつもく」と発音した。
恐れ入った。
故大山康晴名人と故升田幸三名人、
それから中原誠と故米長邦雄、
そして羽生善治。
これだけの名棋士たちと同じ時代に生き、
名棋譜を堪能できることは、
ほんとうに幸せだと思っていた。
しかし藤井聡太は、
彼らに勝るとも劣らない。
人間の可能性を信じさせてくれる。
さて日本フランチャイズチェーン協会。
10月のコンビニエンスストア統計を発表。
商人舎流通SuperNews。
10月コンビニ統計|
既存店▲1.8%、大手3社とも既存店売上高・客数減少
既存店売上高が前年割れするのは、
5カ月連続。
既存店の客数は4.9%マイナスで、
こちらは20カ月連続の減少。
コンビニに異変が起こっている。
さて今日は、朝から、横浜商人舎。
午後3時にはオフィスを出て、
北与野に向かう。
目的地は飯能信用金庫さいたま中央支店。
この飯能信用金庫と、
立教大学ビジネスデザイン研究科が、
コラボレートして、
経営塾を開催している。
それが「竹林舎」。
飯能信金前会長の木村啓三さんと、
立教大学の押見輝男前総長が、
互いに共感、共鳴。
中小企業の若手経営者養成と、
後継者問題の解決に向けて、
スタートさせた。
もちろんタイトルは、
中国の故事「竹林七賢」に倣っている。
この支店の3階研修室で、
今年から新たに、
第1期「竹林舎さいたま」。
立教大学大学院の講師陣が、
次々に登場して講義する。
私は今年度の第10回講座を担当。
「中小企業のMarketing」
2時間ほどMarketingの入門編を語って、
その後、グループディスカッション。
PPM分析とSWOT分析をしてもらう。
その後、5つのグループから、
代表が一人ずつ、発表。
第4グループの荻野真也さんは、
(株)荻野精機製作所から参加。
自分の会社の現状を、
きれいに整理して、いい発表だった。
あとは意思を持って、
リスクを負って、
決断することだ。
私の評価は、
「いうことなし」
素晴らしい。
最後にサービスマーケティング、
そのエッセンスを講義して、
17時から20時までの講義を終了。
最後に亀川雅人教授と写真。
立教大学教授で、
ビジネスデザイン研究科の創設者。
竹林舎さいたまの学長。
亀川先生も元気そうで、
うれしかった。
最後に、日経新聞の「ニュース一言」
資生堂社長の魚谷雅彦さん。
「人材関連の費用を
コストとみるのではなく、
投資の視点で考えることが大切だ」
「従業員の能力を高める教育投資に
お金をかけることが、
企業の競争力向上につながる」
竹林舎にもその意味合いはある。
「資生堂は2018年にも
日本の全3工場で働く有期雇用社員を
本人の希望があれば正社員にする方針だ」
魚谷さん。
「技術を持つ社員が安心して
仕事に集中できるようになれば、
現場に一体感が出るなど
プラスの効果につながる」
「コストとみるのではなく、
投資の視点で考える」
しかしその前に、
人間として、
見てほしいな。
〈結城義晴〉