今日は東京・西永福。
サミット(株)本社を訪問。
営業会議の後の、
竹野浩樹社長と対談。
昨2016年6月に代表取締役社長に就任。
その後、サミットは明らかに変わった。
1965年生まれの52歳。
住友商事に入社し、
珍しく小売業やブランド事業を歴任して、
サミット社長に就任。
日本で今、最も脂にのっている、
トップマネジメントの一人だ。
今年3月には、
新しい事業ビジョンを発表。
「サミットが日本の
スーパーマーケットを
楽しくする」
それを4月27日に帝国ホテルで発表した。
そのことはこのブログに書いた。
サミット方針発表会の
「東京No1」と「愛の仕事」
その後の具体的な展開を聞いて、
大いに納得。
様々な取り組みを説明してもらって、
竹野さんに対する見方が、
ガラリと変わった。
やはり会わなければいけないし、
話をしなければいけない。
その面では深く反省した。
ロングロングインタビューは、
月刊商人舎12月号に掲載。
楽しみにしてください。
対談が終わってから、西永福店を訪問。
ホワイトフライデーセールを展開中。
竹野さんの言う「楽しさ」や「元気」が、
店中にあふれていた。
日経ビジネスオンライン。
「今日の名言」の11月21日版。
「店長や売場主任などの管理職は
パートを含む社員の声を
吸い上げて
戦略を立てることが重要だ」
(川野 幸夫 ヤオコー会長)
解説は語る。
「大切なのは、
人格を認めること。
指示されたことをこなすのではなく、
会社や店が目指している目標を
実現するための仲間になってもらう」
川野さんは1942年生まれの75歳。
10月1日に川野さんと対談した。
その際に、川野さんは、
とても重要なことを述懐した。
「ヤオコーの基本理念『おかげさま』が、
やはりおおもとにあります」
川野さんの母上の川野トモさんの口癖。
「つまり人は一人で生きているのではなく、
多くの方のお陰で生かされている。
だから、『おかげさまで』と
言われるような生き方をすることが
とても大切なのだと思います」
ヤオコーはこの「おかげさまで」が、
会社全体に貫かれている。
「大げさかもしれませんが個人の哲学が、
なんとなく経営にも普段のふるまいにも
出てくるのではないでしょうか」
「それをみんなが感じてくれて、
よその企業に比べるといくぶんなりとも
頑張ってくれるのかなと思います。
みんなが一生懸命働いてくれることは
嬉しいことです」
こちらはオーナシップ経営で、
最もうまく進んでいる会社の一つ。
サミットは専門経営者の会社で、
こちらもじつにうまく、
マネジメントできている会社。
しかし川野さんの言葉も、
竹野さんの考えも、
「現場」が主役であることは同じ。
そして両者ともに、
表も裏もなく、
「現場が主役」である。
表も裏もなく。
これが何より大事だ。
これはすなわち現場がほんとうに、
「脱グライダー」であることだ。
〈結城義晴〉