12月のスケジュール
Weekly商人舎の2週間販促企画。
12月7日(木)は二十四節気の大雪。
雪が大いに降り始めるころ。
12月8日(金)は、
国家公務員の冬のボーナス支給日。
12月13日(水)は「正月事始め」。
正月準備を始める。
12月15日(金)は、
年賀郵便特別扱い開始。
そして12月22日(金)は冬至。
ご存知、1年のうちで最も昼が短い日。
ただしそれは北半球でのこと。
12月23日(土)は天皇誕生日。
しかし、2019年4月30日に、
今上天皇が退位される。
だから今年と来年まで、
この23日が天皇誕生日の祝日となる。
2019年12月23日は、
「平成の日」とでも変更されるのか。
それはわからない。
そして12月24日の日曜日が、
クリスマスイブ。
25日の月曜日がクリスマス。
今年はクリスマスが短い。
そしてエポックとなるのが、
25日(月曜日)から28日(木曜日)まで。
12月28日は官庁御用納め。
だからこの4日間に、
「おためしのおすゝめ」
ずっと提案している。
そして29日・30日・31日が、
年末商戦「際の勝負」のとき。
ただし、12月の年末に、
「大安」が2日ある。
大安吉日の大安。
24日のクリスマスイブの日曜日と、
30日の土曜日。
「大安」は「六曜」のひとつ。
「ろくよう」あるいは「りくよう」と読む。
Weekの1週間が7日あるのに対して、
六曜は、6日に分かれる。
先勝⇒友引⇒先負⇒仏滅⇒大安⇒赤口の順。
中国で生まれたが、
日本に伝来したのは、
鎌倉時代末期から室町時代にかけて。
いつ中国で考え出されたか、
いつ日本に伝わったか、
どちらも正確にはわからない。
1800年代初頭の「文化」年間に、
現在の6日になった。
1カ月は30日が基本だから、
それを6日で割って5回転。
それが六曜の考え方だ。
考えてみれば、
1週間7日のほうがむしろ不自然か。
それでも1年を52週に割って、
7日刻みには整合性がある。
①先勝(せんしょう)は、
「先んずれば即ち勝つ」の意味。
「万事、急ぐが良し」。
「午前中は吉、
午後2時から6時までは凶」
②友引(ともびき)は、
「凶事に友を引く」の意味。
「朝は吉、昼は凶、夕は大吉。
ただし葬式を忌む」。
この日に葬式を行うと、
友が冥土に引き寄せられる。
だからほとんどの火葬場は休業。
③先負(せんぶ)は、
「先んずれば即ち負ける」の意味。
「午前中は凶、午後は吉」。
④仏滅(ぶつめつ)は「大凶日」。
現在も普及していて、
この日に結婚式を挙げる人は少ない。
そして⑤大安(たいあん)は、
「大いに安し」の意味。
何事においても吉、
成功しないことはない日。
⑥赤口(しゃっこう)は、
「午の刻のみ吉で、それ以外は凶」。
午は英語でnoon。
午前11時頃から午後1時頃までのこと。
「万事に用いない悪日、
ただし法事、正午だけは良い」。
六曜。面白い。
仏滅の次に大安が来る。
だから今年も、
24日のクリスマスイブが大安だから、
23日の天皇誕生日は仏滅。
30日が大安で、29日は仏滅だ。
それでも商人として、
六曜は覚えておいていいだろう。
さて日経ビジネスオンライン「今日の名言」
11月29日はラリー・フィンク。
ブラックロック会長兼CEO。
「社員が
その仕事や会社を
嫌っていると
株価が低迷する」
その中でも「極めて良い会社」は、
「社員が感情的に、
会社に帰属意識を持っている」
「単に何かを売るのではなく、
社会的な目的があるんだ
ということを感じて、
その上で会社のために
やっていこうという帰属意識があると、
非常に良い業績を出し、
株価を上げることが分かっています」
株式上場していなくても、
感情的な帰属意識は大事だ。
だから社員持株会社は、
アメリカでも例外なく、
好循環企業となっている。
パブリックス。
そしてウィンコフーズ。
An Employee Owned Company。
私自身は、
「仕事への帰属意識」を持っている。
11月30日の「今日の名言」は、
前川製作所顧問の前川正雄さん。
「跳ぶ」ためのポイントは、
管理型組織を改めることです。
「みんなが面白いと思うことをやる。
労働時間なんて議論していてはダメで、
すごいアイデアは往々にして
夜中に飲みながら思いつくものです」
前川製作所はよく、
「遊んでいるように見える」と言われる。
「それが必要なんです。
仕事と遊びなんて区別できません」
仕事と遊びを区別できないくらい。
社員がそんな帰属意識をもっていると、
いい会社になる。
別にサービス残業を、
奨励しているわけではない。
サム・ウォルトンの10ルール。
一番最初に訴える。
Commit to your business.
自分の仕事に献身せよ。
12月は、遊びのように、
仕事してみたい。
六曜の「吉」の時だけでも。
①先勝の「午前中は吉」。
②友引の「朝は吉」と「夕は大吉」。
③先負の「午後は吉」。
④仏滅は「大凶」。
⑤大安は「何事においても吉」
⑥赤口は「午の刻のみ吉」
これも遊びです。
〈結城義晴〉