結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年12月23日(土曜日)

IDR望年ゴルフコンペと「今年のM&A」1位のセブン&アイ

天皇誕生日の祝日。

今上天皇は再来年2019年の、
4月末日にご退位の予定。

だから来年の12月23日までが、
平成の天皇誕生日の祝日である。

今日は29回目の今上天皇誕生日の祝日。

私は平成元の年1月に、
(株)商業界の食品商業編集長に就任した。
そしてそのころから、
世界も日本も変化し始めた。

1989年11月にベルリンの壁が破壊され、
1990年10月、東西ドイツが統一され、
1991年12月、ソビエト連邦が解体され、
この年、日本のバブルが崩壊した。

今上天皇も天皇として、
そんな時代を見てこられた。

私は編集長の立場で、
そんな世界を見ていた。

それはそれで私にとって、
ひどく刺激的で、極めて有益だった。

そんなことを思う。

今日は朝早く、東名高速道路を、
大井松田へ向かった。

中井PSと大井松田ITの間で、
トレーラーが炎上して、大渋滞。

しかし、何とか、
チェックメイトカントリークラブに到着。

富士山が美しかった。IMG_7032.JPG7

青い空には飛行機雲が描かれ、
江の島から房総半島まで見える。IMG_3956.JPG7

銀杏の木はすっかり葉を落とした。IMG_7039.JPG7
一般社団法人流通問題研究協会。
略称はIDR。
1966年(昭和41年)に設立された、
公益流通研究機関。

日本の流通のかたちは、
初期の「遅れた段階」を通過して、
「先進の段階」に到達しつつあると、
IDRは考える。

現在は、真の生活者起点流通を志向する。
そしてそのために生活者の顔が見える、
流通マーケティングを新たに構築する。

それがIDRである。
gaiyou-6
現会長は玉生弘昌さん。
(株)プラネット代表取締役会長。
専務理事は橋本佳央さん。
顧問は前会長の三浦功先生。

(株)商人舎もこの協会の会員だ。

今年は8月9日に、
第34回「チャネル戦略研究交流会」で、
講演した。
DSCN9737-1
テーマは、
「US Retail最新動向と2025日本流通」

そのIDR望年ゴルフ。

秋の快晴の日のような陽気で、
最高のゴルフラウンドを楽しんだ。

ちなみに新ぺリア方式のコンペで、
優勝は齋藤充弘さん。
全日本食品(株)会長で、IDR副会長。

準優勝は玉生弘昌さん。
もちろんIDR会長。

流通問題研究協会は、
忖度なしに副会長と会長が金銀を獲得。
そんな協会なのです。

ちなみに私も第4位に滑り込んで、
一応、満足。

さて、日経新聞に、
「セブンがベストM&A」

2017年も企業の合併・買収は活況だった。
その日本企業の今年の「ベストM&A」を、
14人の専門家が選出した。

その結果、第1位は、
セブン&アイ・ホールディングス。

商人舎流通SuperNewsでも、
今年二度、このニュースを報道した。

4月6日セブン&アイnews
米Sunoco LP社からコンビニ&ガソリン小売事業取得
12月6日セブン&アイnews
米国7-ElevenのSunoco LP社店舗取得最終段階へ
sunoco_logo

このセブン&アイの評価点数は、
2位に2倍近い差をつけた。

米国コンビニを33億ドルで買収。
「日本でのノウハウを生かせる」と、
「本業との相乗効果の高さ」が評価された。

「国内市場が主力のセブン&アイが、
成長を求めて海外展開を加速する姿勢」
これも評価された。

アメリカのコンビニは日本ほどに、
高いポジショニングを持ってはいない。
むしろ日本のコンビニの機能は、
ドラッグストアが担っている。

しかしそれでも、
今回のSunoco LP社は、
9月末段階で1346店舗を有する。
米国7-Eleven, Inc.は8716店舗。
だから単純計算でちょうど1万店に達する。

私もいい買収だったと思う。

柳井正さんも言う。
セブン&アイはセブン-イレブン専業になれ!
それならば世界で十二分に闘える。

その際には、思い切って、
イトーヨーカ堂やそごう・西武などを、
切り離してしまうこと。

つまり「集中と選択」を徹底する。

まあ、それはとても無理な話だろうが。

この日経の「今年のM&A」には、
日立関連が目立つし、評価される。

逆に、最も評価が低かったのは、
キリンホールディングス。

ハイネケングループのババリアに、
ブラジルキリンを売却した。

ブラジルキリンも2011年に、
キリンが買収して傘下に入れた会社だ。

今回はその時点の約4分の1の価格で売却。
そこに批判が集まった。

東芝メモリ売却も評価が低かった。

「債務超過を解消するためだったとはいえ、
稼ぎ頭の事業を手放した」と悪評。

国際的なM&Aは今後も増えていく。
セブン&アイやイオン、
ファーストリテイリングや、
ドン・キホーテなどが、
積極的に展開していくだろう。

そのときには、
どんな国でもどんな地域でも、
真の生活者起点流通が求められるだろう。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.