野中廣務さんが死んだ。
1925年(大正14年)生まれの92歳。
イオン(株)の岡田卓也さんと同年。
京都府の園部町町長から京都府副知事、
そして57歳で中央政界に進出、
衆議院議員を7期務めた。
自治大臣、内閣官房長官、
さらに自民党幹事長など歴任。
村山富市、橋本龍太郎、小渕恵三、
そして森喜朗内閣を裏側で支え、
「影の総理」と呼ばれた。
しかし、自身は一度も、
政治資金パーティーを開かなかった。
老獪な政治家という印象が強いが、
弱者への限りなく優しいスタンスは、
他の政治家とは違っていた。
そして差別と闘った。
魚住昭著『野中広務 差別と権力』
引退の際の言葉。
「今の政治状況は危ない。
みんなが立ちすくんで
一つの方向にざーっと流れていく
怖さがある」
ご冥福を祈りたいし、
野中廣務のような政治家、
どんな時代にも必ず必要だと思う。
今日は、東京都内の北区へ。
サミットストア王子桜田通り店。
昨年3月29日にオープン。
ワンフロア442坪のスーパーマーケット。
店長の君和田貴信さんに会った。
いつもの中村聖さんが同席してくれた。
中村さんは広報室マネジャー。
それから店内を案内してもらった。
恵方巻と握りずしの売場。
このところ見た店の中で一番だった。
土曜日の夕方でもあって、
たいへんな繁盛ぶりだ。
「おためし下さい」のコーナーは、
相変わらずいい。
君和田さんは、
部門を超えた食シーンを大切にしている。
サミット随一の店長・君和田さん。
固い握手。
中村さんにも入ってもらって写真。
いい店長、いい店。
1日が楽しくなる。
ありがとう。
さて、日経ビジネスの「今日の名言」
失敗を嫌う上司に
提案をする気に
なりますか?
(濱口 道雄ヤマサ醤油会長)
その通りだなあ。
「挑戦と失敗の意義を知り、それを日々、
楽しんでいる人間のところにこそ、
人材もアイデアも集まる」
政治家は絶対に、
ドロドロしたものを
持っていなければならないと思う。
安倍さんには、それがない。
実務家には、
ドロドロしたものは必要ない。
しかし挑戦と失敗の大切さを知ること、
そしてそれを楽しむこと。
これは必須だ。
サミットストアの君和田店長も、
失敗のことを語った。
仕事が楽しくて仕方がないようだった。
だからこそ今がある。
〈結城義晴〉