羽生結弦、23歳。
天才フィギュアスケーターの、
鬼気迫る演技。
感動した。
冬季オリンピック2連覇。
宇野昌磨もフリー演技3位の評点で、
銀メダルを獲得。
金銀独占。
別に国粋主義者では全然ないけれど、
胸に迫るものがある。
将棋では、藤井聡太。
第11回朝日杯オープン戦で初優勝。
あっという間に六段に登ってしまった。
準決勝に残ったのは4人。
羽生善治七冠現竜王、
久保利明王将、
広瀬章人八段。
いずれもA級棋士。
将棋界は階級制である。
それが順位戦と言われる、
名人を目指す階級世界だ。
最高峰の一番上がA級。
超のつく天才でも、
このクラスに入ることは難しい。
たった10人しかいない。
その次が「鬼の棲家」と言われるB級一組。
ここには13人。
以下、B級2組、C級1組、
そして最下級のC級2組だ。
藤井聡太はプロ棋士になったばかり、
当然、最下級のC級2組。
しかし現在、全勝でこの組を脱する予想。
名人戦を目指す順位戦のほかに、
将棋界にはタイトル戦がある。
竜王戦
王位戦
王座戦
棋王戦
王将戦
棋聖戦
ここまでを七大タイトルと呼んで、
羽生善治はこの七大戦を5回以上獲得して、
永世七冠となっている。
七大タイトルの次に位置づけられるのが、
朝日杯将棋オープン戦である。
全棋士に女流棋士3人、
そしてアマチュア10人が、
一次予選からトーナメントを闘い、
最後に残った4人が準決勝、決勝を競う。
C級2組の藤井聡太五段は、
その4人に残った。
他の3人はみなA級棋士。
ただしこの棋戦は持ち時間が、
40分と短いのが特徴。
藤井聡太は、
準決勝で羽生善治竜王(47歳)を下し、
決勝では広瀬章人八段(31歳)を撃破して、
タイトルを獲得。
時間の短い棋戦では、
もうおそらく藤井聡太が最強だろう。
この優勝によって昇級して、
六段となった。
五段に昇進したのが、
今年2月1日だから、
1カ月を経ずして六段へ。
史上最年少六段、
史上最年少タイトル戦優勝。
記録をすべて塗り替える。
これも言葉に尽くせないくらい、
すばらしい。
何度も書くが、
日本の未来は明るい。
さて私は岡山。
岡山駅前から車で15分ほどで、
エブリイOkanaka津高。
昨年4月7日の商人舎流通SuperNews。
エブリイnews|
(株)エブリイホーミイホールディングス。
純粋持株会社。
この会社が開発した、
期待のショッピングセンター。
32年間、イズミヤが、
総合スーパーを経営していた。
そのイズミヤが一昨年の2016年9月に閉鎖。
そのあとに入ったのがエブリイホーミイ。
1階には、
(株)エブリイのスーパーマーケット。
新フォーマット「IKOCCAエブリイ津高店」
2階には(株)ホーミイダイニングが、
一括運営をするフードコート「FOOD PARK」
この2核を中心にして、
4フロアを埋めた。
敷地面積9468坪、
売場面積3513坪。
午前中から午後4時まで、
このショッピングセンターを堪能して、
しかも話を聞いた。
エブリイは岡山県内では9店舗目、
全体では37店舗を展開している。
柴田昇さんと坪井一人さん。
柴田昇さんはこのエブリイOkanaka支配人、
ホールディングス取締役。
坪井さんは、
㈱エブリイIKOCCAエブリイ津高店店長。
それから岡崎真悟さんと道下大輔さん。
岡崎真悟さんは、
㈱ホーミイダイニング社長。
道下さんは執行役員外食事業本部本部長。
さらに岡本美幸さん(中)と高橋祐圭さん。
岡本さんは、
エブリイOkanka津高企画運営部企画運営部門チーフマネージャー。
高橋さんはホールディングス秘書広報室広報担当チーフマネージャー。
ありがとう。
勉強になったし、
すごく楽しんだ。
最後にバックヤードに、
見たことのあるものが。
「もったいない、ありがたい」
[Message of April]
「売れない」のではない。
「売っていない」のだ。
「売り損なっている」のだ。
鈴木敏文さんが言い、
故緒方知行さんが追従(ついしょう)した。
これは機会損失撲滅の本質を突いた。
だからセブン-イレブンは、
加盟店とスーパーバイザーに徹底した。
「売れ筋でロスを出せ!!」
しかし残念ながらこの時代は終わった。
値下げロス・廃棄ロスと機会ロスは、
本来、二律背反の関係にあるからだ。
だから戦略的に、組織的に、
もう1人、もう1品、もう1円の改善。
そしてもう1パーセントの努力。
フィリップ・コトラーが読みきった、
マーケティング1.0は、
製品中心の時代だった。
マーケティング2.0は、
消費者志向の時代で、
売り手市場から買い手市場に移行した。
そしてマーケティング3.0の今は、
価値共創の時代である。
ソーシャルマーケティングの時代である。
「売れない」のではない。
「もったいない」が足りないし、
「ありがたい」が少ないのだ。
〈結城義晴〉
最後は「折々のことば」
未来があると
信じているから
怒るのである。
〈森村誠一〉
編著の鷲田清一さん。
「病気、失職、被災、事故、
大切な人の死。
思いもしなかった事態が
それまで描いていた可能性を
突如封じる
「そのときに強い憤りを感じるのは、
それでも希望をつなげる未知数の可能性に
必死で探りを入れているからだ」
「どうあがいても
行き着く先は同じと思えば、
人はきっと怒りすら表さずにどこかへ
姿をくらますことだろう」
未来があるから、
それを信じるから怒る。
だからときには怒ろう、
未来を見つめて。
〈結城義晴〉