スプラウツnews|
’17年47億ドル15%増・純利益134%増/grab&go奏功
今、米国スーパーマーケット業界で、
最も成長している企業。
ぜひ読んでおいてください。
年間売上高伸び率15.3%、
純利益伸び率27.5%。
あのホールフーズの目の上のたん瘤。
生鮮食品のブランド化、
惣菜デリの「grab-and-go」、
プライベートブランド構成比12%。
その根本対策は、
ストアロイヤルティの向上。
絶対に読んでください。
さらに、
アマゾンnews|
’17年度売上高1779億ドルで31%増/純利益28%増
ウォルマートnews|
2018年1月期売上高5000億ドル突破も純利益28%減
アルバートソンnews|
ドラッグ3位のライトエイドと統合し830億ドル企業へ
商人舎流通スーパーニュース
鳥の目・魚の目・虫の目で、
海外ニュースに力を入れています。
その商人舎の2018USA研修会。
Basicコース in Las Vegas。
募集が始まっています。
5月15日(火)~21日(月)の5泊7日。
ラスベガスはもう、
ギャンブルだけの街ではありません。
エンターテインメントの街、
コンベンション(国際会議)の街、
ゲーミングの街。
そして進化したチェーンストア産業の街。
一人で遊ぶ街から、
カップルで愉しむ街、
ファミリーで楽しむ街、
チームで集う街、
余生をゆっくり送る街へ。
コンパクトでありながら、
ほとんどすべての米国小売業を学べる。
昨2017年5月のBasicコース。
1日目。
ウォルマートからクローガーまで、
業態の違いも学ぶ。
最後はロウリーズでステーキ。
2日目。
講義に始まり、ホールフーズ、
トレーダージョー、スプラウツなどなど、
スーパーマーケットを巡る日。
講義・視察と買物・調理、そして大試食会。
4日目。
理解度判定テストとグループワーク、
そしてまた視察研修。
5日目。
グループワークの調査発表会と表彰式。
その後は、自由研修。
そして帰国日。
今年は8回目の開催で、
これまでの経験値が、
凝縮された内容となっています。
「自分の目で見、
自分の耳で聞き、
自分で考える。
仲間と討議する。
そしてまた考える」
一挙にアメリカ小売業に精通し、
同時に知識商人となる。
商人舎独自のBasicコース。
ぜひ参加してください。
派遣してください。
申込みはこちら⇒です。
なお、このBasic以外にも、
2018年はSpecialコースと
Beginnersコースが開催されます。
Specialコースは、
7月11日(水)~16日(月)4泊6日。
シアトルを訪れます。
もちろんAmazon Goから始まって、
コストコ本社横の大繁盛店、
ノードストローム本店、
スーパーマーケットは、
クローガーQFCのマルチフォーマット、
消費生活協同組合のPCC、
地元のメトロポリタンなど。
もちろんウォルマートをはじめ、
米国流通業の全貌を学びます。
想像力を掻き立てて参加してください。
Beginnersコースin Hawaiiは、
今年の開催は11月です。
考えてみると、
ハワイには9月に行く必要はない。
ちょっと寒くなる11月に、
ハワイを楽しみつつ、学ぶ。
こちらも予定を入れてください。
さて、今日も、
「折々のことば」が素晴らしい。
第1034回。
深いつもりで
浅いのが知恵
浅いつもりで
深いのが欲
(福寿園で使われている「つもり十訓」から)
福寿園は京都の製茶の老舗。
227年の伝統を持つ。
2004年、サントリーと組んで、
ぺットボトルの伊右衛門を発売した。
編著者の鷲田清一さん。
「『つもり』とはとんだ勘違いのこと。
おのれを顧みて自重することのないこと。
世の中には、謙虚という徳を
横柄な口ぶりで説く人は少なくないし、
懐疑の必要をつゆ疑わずに
主張する人も珍しくない」
ちなみにこの福寿園の「つもり十訓」
一 多いつもりで、少ないのが分別。
二 あるつもりで、ないのが財産。
三 ないつもりで、あるのが借金。
四 深いつもりで、浅いのが知恵。
五 浅いつもりで、深いのが欲。
六 高いつもりで、低いのが見識。
七 低いつもりで、高いのが腰。
八 儲けるつもりで、損するのが商売。
九 飾るつもりで、剥げるのが嘘。
十 隠すつもりで、顕(あらわ)れるのが悪事。
儲けるつもりで損するのが商売。
だから儲けは結果である。
利益は将来のための原資であって、
商売の目的ではない。
ピーター・ドラッカーの考え方。
さて最後に、
日経新聞のインタビュー。
石破茂自民党元幹事長。
自民党の憲法改正案に対して。
賛成は「する」。
だが「自分の考えはきちんと言う」
憲法9条の改正に関しては、
交戦権の否認などを定める、
2項が問題になっている。
安倍晋三首相は2項を維持し、
自衛隊の存在を明記する案を提案。
それに対して、石破氏は、
「2項削除」を主張する。
交戦権の内容をきちんと詰めて、
国民の理解を求めたうえで、
削除するというスタンス。
「2項改正案に
『そんなに危険な考え方を』と
国民は思うだろうか。
本当のことを話せば
分かってもらえると思っている。
首相は『どうせ分かりっこない』
と思っている。
その違いだ。
根っこが違う」
石破茂、今度は本気だ。
その自民党の総裁選への出馬。
「次に総裁選に出そうな人を
こんなに徹底的につぶそうとするのは
見たことがない」
中国では習近平国家主席が、
2期10年の国家主席の任期規定を、
憲法を改正して撤廃しようとしている。
それは安倍一強と似ている。
「国内総生産(GDP)の7割を占める
サービス業の生産性は低く、
人が集まらない悪循環に陥っている。
労働者のスキル向上と
セーフティーネットを張ったうえで、
製造業などからサービス業に
雇用をシフトし、生産性を高める。
それがアベノミクスの次に
求められる経済政策だ」
同感。
元地方創生大臣。
「地方に雇用と所得を取り戻す処方箋は
霞が関で分かるはずがない。
それぞれの市町村が、
自分の街のことを考える」
「ローカル経済は、
グローバル経済と違って
国際競争にさらされない。
伸びしろは大きい」
賛成だ。
最後の日経の質問。
「キャッチコピーは頭の中にありますか』
「『イシバノミクス』は絶対やめようね」
座布団三枚。
これが面白いから、
書きたかった。
〈結城義晴〉