結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年02月21日(水曜日)

チーム・パシュート五輪新記録の金メダルと「鎖の経営」

平昌冬季オリンピック。
女子団体パシュートで金メダル。
P1.png8
素晴らしい。

チーム・パシュートは3人一組の競技。P2.png8

隊列を組んでタイムを競う。P3

オランダとの決勝は、
高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃。P4

どの国のどのチームより、
息があって、フォームもそろっていた。P5

2分53秒89のオリンピックレコード。P6

オランダは個人の能力では上。
そのオランダをチームワークで破った。P8

日本のメダル獲得数は計11個。
金メダルは3個。
P9
チーム・パシュートは、
最後尾の選手のゴールで勝負を競う。

だから全員が、
交代で先頭を走って、
それぞれ風よけになる。

全員のスタミナを、
全体最適に保って、
ゴールまで駆け抜ける。

まさにチーム・マネジメントだ。

店も会社も、
全体最適を実現させねばならない。

「鎖の経営」

チェーンストアは、
店が鎖のようにつながっている。
鎖のような営業形態には、
二つの意味がある。

一つは鎖の重さ。
一つは鎖の強さ。

軽くて強いものが、
良い鎖である。
すなわち良いチェーンストアは、
軽くて強い。

鎖の重さとは、
経費である。

すべての店が、
すべての部門が、
それぞれに経費を軽くすることに
重点を置いて仕事する。

すると鎖全体は、軽くなる。
一つの輪のコスト削減は、
全体の経費を、
軽くするのである。

では鎖の強さとは、
なんだろう。
強い鎖とは、
どんなものなのだろう。

鎖の強さとは、
一番弱い輪の強度である。

強い力で鎖が引っ張られると、
最後には最も弱い輪のところで切れる。
だから一番弱い輪の強さが、
鎖全体の強さとなる。

チェーンストアは鎖である。
鎖のような営業形態で社会貢献している。
従って、チェーンストア全体の強さは、
最も弱い店の顧客満足度となる。

チェーンストアに標準化が必要なことも、
スクラップ&ビルドが不可欠なことも、
チェーンストアがその名のごとく、
鎖そのものであることを示している。
〈結城義晴〉

チーム・パシュートも、
そのチームの強さとは、
一番弱い選手の力である。

その選手をかばいつつ、
力のある者は、
みなの盾になって、
先頭を走る。

そして全員が、
標準化された美しいフォームで、
全体最適を目指す。

それが観る者に、
感動を与える。

私はそんな競技が大好きだ。

さて今日は、
朝から横浜商人舎オフィス。DSCN2134.JPG8
鈴木哲男先生と、
そのご子息の鈴木俊介さん。
そして編集者の二宮護さん。

単行本の打ち合わせ。

続きは野田岩でランチミーティング。IMG_4880.JPG8
がんばります。

その後、夕方、
東京・芝公園。
(株)アール・アイ・シーへ。
Retail Innovation Consultants。
代表取締役の毛利英昭さんと対談。DSCN7847.JPG7
毛利さんは現在、
月刊飲食店経営と月刊コンビニの、
両誌の編集長を兼務する。

(株)商業界から、二誌を買い取った。

その編集業務は、
元商業界の千葉哲幸さんと、
梅澤聡さんが、
編集委員というかたちで協力している。

毛利英昭×結城義晴。
様々話し合って、
あっという間に2時間が経過。DSCN7849.JPG8

その後、商業界会館。
1階のコーヒーショップ「First」、
久しぶりにマスターと会った。IMG_4887.JPG8

もちろん会館の入り口の碑には、
きちんとご挨拶。
「店は客のためにある」
倉本長治。
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それにしてもチーム・パシュート。
美しい滑りだった。

日本人として誇りにしてよい、
本当の美しさだった。

〈結城義晴〉

2018年02月20日(火曜日)

第86回商業界ゼミナール基調講演の「商業界精神の未来」

今日は千葉県海浜幕張。
東京ベイ幕張ホール。DSCN7611.JPG8

第86回商業界ゼミナール初日。DSCN7612.JPG8
私はこの(株)商業界に、
1977年から2007年まで、
30年間勤務し、最後は、
代表取締役社長だった。

その30年間、一度も欠かすことなく、
この商業界ゼミナールに参加した。

1977年の2月には、
まだ倉本長治初代主幹が存命で、
3000人もの受講生が、
箱根小涌園に参集した。

私が社長を務めた2005年には、
この本ゼミナールに、
本邦初のミュージカルを組み込んだ。
「パパの明日はわからない」
劇団ふるさときゃらばん。

今回は運営委員長が、
原田政照さん。
(株)MKホールディングス社長。
開講式の開講挨拶。DSCN7632.JPG8
「知ったこととやったことは違う」
学んだら、実行する。
それが原田さんのモットー。

次に米澤房朝さんの挨拶。
商業界全国連合同友会会長。DSCN7640.JPG8

倉本長治初代主幹、
倉本初夫二代目主幹。
壇上のお二人の遺影。DSCN7748.JPG8

開校式に続いて、基調講演。DSCN7645.JPG8

2007年2月以来、
11年ぶりの結城義晴。DSCN7647.JPG8

「商業界精神の未来」
AI流通革命と「損得より善悪」
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「店は客のためにある」
「損得より先に善悪を考えよう」
商業界精神を唱えつつ、
滅びていった企業や店がある。DSCN7660.JPG8

なぜなのか。
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それはイノベーションがなかったからだ。
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だから商業界精神の神髄と、
イノベーションを語った。

そしてAI流通革命の進捗。
それを体現するウォルマート、
Amazon、そしてクローガー。
セブン-イレブンやヤオコー、ライフコーポレーション。

ビッグデータ、IoT、さらにロボット化。

それらがもたらすだろう、
マネジメントの変革。
その中で必須になってくる人間力経営。

理念武装、理論武装、技術武装。
AI流通革命とこの3つの武装の関係。

それが商業界精神の未来である。DSCN7734.JPG8
最後は、月刊商人舎1月号のMessage。
人の強みを発揮させよ。

人間の、
人間による、
人間のための産業。
それが小売流通サービス業だ。

平成の年号が変わろうと、
東京オリンピックが開かれようと、
それが人間産業であることは、
永遠に変わるものではない。

AIが仕事を変えようと、
IoTが広がろうと、
ビッグデータが活用されようと、
ロボットが現場に導入されようと。

人間の、
人間による、
人間のための産業。
それは変わらない。

しかし、好況が続けば続くほど、
失業率が低下すればするほど、
その人間産業に人間が集まらない。
ハイテク産業やIT産業に取られてしまう。

だから主婦を戦力化する。
高齢者の雇用を延長する。
外国人研修生を雇い入れる。
派遣労働者を確保する。

もちろんそれには深い意義がある。
ダイバーシティ経営へのシフトは、
21世紀人間産業の必然の軌道であるし、
未来を切り開く可能性を意味している。

そしてこのとき、
一人ひとりの人の強みが発揮される、
風土と文化と仕組みが、
用意されねばならない。

人間の、
人間による、
人間のための産業の、
人間一人ひとりの強み。

Human Industry SHIFTこそ、
好況のときに人間が集まる、
真の人間産業の、
望ましい未来図である。
〈結城義晴〉

私の2018年段階における、
商業界イズムの総括が、
今回の講演の趣旨だった。DSCN7723.JPG8
ご理解いただけただろうか。
伝わっただろうか。

倉本長治先生に感謝したい。
倉本初夫主幹にも感謝したい。

そして原田さん、米澤さん、
多くのリーダーのみなさん、
今回参加してくれた同友の皆さんにも、
感謝したい。

講演が終わると、
多くの方々と交流した。

真っ先に西端春枝先生。
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そして(株)小松製菓の小松務さん。
(株)リンガーハットの米濱鉦二さん。
鹿島ショッピングセンター協同組合の山口健次郎さん。
(株)京屋の坂上益啓さん。

(株)浅川園の古舘邦彦さん。DSCN7750.JPG8

酢屋亀本店の土屋芳子さん。
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(株)大分からあげの川邉哲也さん。DSCN7749.JPG8
そのあとは著書にサイン。

(株)カメガヤの亀ヶ谷博之さん。DSCN7757.JPG8
氷雪の門の新道弘次さん、
ソフィ・タカヤナギの髙栁隆一さん、
小竹米店の小竹靖人さん、
そして細畠美鶴さんなどなど。

ありがとうございました。

私のあとは、
野本弘文さんの講演。
東京急行電鉄(株)社長。
テーマは「東急の百年構想」DSCN7760.JPG8
第86回商業界ゼミナールは、
2泊3日で明後日まで続く。

私は会場を辞して、
やはり幕張海岸のイオンタワーAnnexへ。IMG_4879.jpg8

イオンリテール(株)の人事部へ。
アメリカ研修の打ち合わせ。

吉田元さんと、
三好智さん、細川みゆきさん。DSCN7768.JPG8
吉田さんはイオンリテール人材育成グループマネージャー。
三好さんと細川さんはイオンコンパス(株)。

今年の7月は超ハードワークの研修。
10月はスペシャルコース。

吉田さんの企画が、
どんどん発展して、
これまでにないものになる。

楽しみだ。

イオンタワーAnnexから見る幕張海岸。
夕日が沈んでゆく。DSCN7769.JPG8

最後に、朝日新聞「折々のことば」
第1027回。
ディベートは、
話す前と後で考えが
変わったほうが負け。
ダイアローグは、
話す前と後で考えが
変わっていなければ
意味がない。
(劇作家・平田オリザ)

編著者・鷲田清一さん。
「対話は、共通の足場を
もたない者のあいだで試みられる。
呼びかけと応えの愉しい交換であり、
吐露と聴取の控えめな交換であり、
埋まらない溝を思い知らされたあとの
沈黙の交換でもある。
討論よりおそらくはるかに難しい」

渥美俊一先生をはじめ、
荒井伸也さんの時代は、
ディベートの時代だったと思う。

それが流通の近代化を実現させた。

しかし今は、
ダイアローグの時代だ。
呼びかけと応えの交換、
吐露と聴取の交換、
沈黙の交換。

そして話す前と後で、
考えが変わっていなければ、
意味がない。

そのダイアローグの時代に、
ITやAIがどう手助けしてくれるか。

未来を信じて生きていこう。

〈結城義晴〉

2018年02月19日(月曜日)

小平菜緒の「人間性も金メダル級だ」と「〆切主義の効用」

Everybody! Good Monday!
[2018vol8]

2018年も第8週に入る。
2月も第4週で、
一月、往ぬる。
二月、逃げる。

しかし、今年の2月。
なんだか長く感じる。

平昌冬季オリンピックのおかげ。

それにしても、
小平菜緒。31歳。DSCN7555.JPG8

女子スピードスケート500m。
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24連勝中の実力を存分に発揮した。DSCN7587.JPG8

今回から一発勝負。DSCN7593.JPG8

それでも見事なフォーム。DSCN7595.JPG8

美しい。
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一分の隙もないスケーティング。kodaira3

芸術的なフォーム。1小平28

そしてこの鋭い目つき。koraira5

36秒94のオリンピック新記録で金メダル。kodaira 4

銀メダルの韓国イ・サンファに歩み寄って、
韓国語で「よくがんばった」と慰労した。DSCN7548.JPG8

イも語っている。
「小平とのレースで、
嫌な気持ちになったことがない」

イはバンクーバー、ソチと、
オリンピック2連覇の天才。kodaira6

韓国経済電子版は伝えた。
「2人の友情にアイスリンクも溶ける」

韓国各紙もたたえた。
「小平の人間性も金メダル級だ」
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感動した。

まだまだ続く平昌オリンピック。
2月は逃げてはゆかない。

さて、月曜朝一・2週間販促企画。
今日は二十四節気の「雨水」

ソチ五輪のプロモ―ションを、
どんどん展開しようと薦める。

「売り方次第で売れ方が変わる」

今週いっぱいで終わる冬季五輪。
そして視野は3月3日のひな祭りへ。

美しく消ゆるは難し残る雪  
〈朝日俳壇 東京都・徳竹邦夫〉
(稲畑汀子選評)各地で厳しい積雪が続く。
降り積もる時は美しい雪も、
消えゆく時の道路などのぬかるみは
美しいとは言えない。
雪道の修羅場を対照的に捉えた秀句。
美しい五輪の後に、
修羅場の国際政治が残るのか。
一つ知り二つ忘るる日向ぼこ  
〈同 平塚市・日下光代〉

年寄りの日向ぼっこ。

北陸をはじめ、日本海側には、
まだまだ雪が残る。
富山県高岡市の俳人。

春立つと天は言へども屋根の雪 
〈同 高岡市・四津三樹夫〉

雨水は啓蟄の前の15日間。
「空から降るものが雪から雨に変わり、
雪が溶け始めるころ」

さて今週の私のスケジュール。

今日は1日、横浜商人舎オフィス。

明日は海浜幕張で、
商業界ゼミナール。
基調講演をします。

ご清聴をお願いしておきます。
テーマは、
「商業界精神の未来」

明後日は、
午前中、鈴木哲男さんと打ち合わせ。
午後は、毛利英昭さんと対談。
現在、「飲食店経営」「コンビニ」の編集長。

木曜日は、商人舎マガジンWeb会議。

それでも結構、余裕がある。

さて、朝日新聞「天声人語」
「締め切り」について書く。

「いちど遅れるとくせになるらしい。
そして言い訳も凝ったものになる」

作家・井上ひさしは、
「遅筆堂」を任じた。

私も「〆切主義」を標榜する。

ビル・ゲイツもそんなことを言っている。
「なんでもギリギリにすると、
一番スピードが上がって効率がいい」

天声人語は言う。
「締め切りを守らぬ点では
日本銀行の黒田東彦総裁も
かなりのものだ。
デフレ脱却のため掲げた2%の物価目標が
なかなか達成できず、6度先送りした」

井上ひさしの挽回策の一つ。
「良い本を書き上げ、
内容のよさで遅れを勘弁してもらう」

私も全くの同感。

天声人語は黒田総裁に望む。
「日本経済のかじ取り役も、
願わくはそんな姿勢で」

胸を張って言えることではないが、
「良い内容で遅れを勘弁してもらう」

内容をよりよくするという点では、
「ギリギリ主義」にもよい点がある。

人によるのだが。

でも、みなさんは、
punctualityで、時間厳守を。

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2018年02月18日(日曜日)

日曜版【猫の目博物誌 その61】イチゴ

猫の目で見る博物誌――。
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スーパーマーケットの売場に、
イチゴが並んでいます。
イチゴの季節はいつなのでしょう。

イチゴはバラ科の多年草。
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一般には、バラ科オランダイチゴ属。
学名はFragaria ×ananassaDuchesne ex Rozier。

イチゴとして流通・消費される商品は、
ほぼすべてがオランダイチゴ。

英語ではstrawberry。
これもオランダイチゴ属。

しかし広くとらえると、
キイチゴ属とヘビイチゴ属など、
「野イチゴ」も含まれる。

イチゴにとって、
光が当たることは重要だ。
それが発芽の条件となる。

この性質を「光発芽種子」という。
「こうはつがしゅし」と読む。
あるいは「明発芽種子」(めいはつがしゅし)
「好光性種子」(こうこうせいしゅし)という。

イチゴは果物として食べられる。
その食べる部分は実ではない。
「花托」(かたく)が発達したもの。

花托は茎が厚くなったもので、
そこから花が育つ。

イチゴの表面に粒粒が分布している。
その粒々の一つひとつが、
実は果実である。

このような現象を「偽果」という。
特にイチゴの場合は「イチゴ状果」と呼ぶ。

食べ方は生食が一番。
牛乳やコンデンスミルク、
あるいはヨーグルトをかけて食べる。

ケーキやタルトのトッピングにされる。
ジャムやジュースにされることも多い。

なお、加工用のイチゴ味のほとんどは、
イチゴの成分を含んでいない。
酢酸アミル、アネトールなどを配合して、
イチゴ香料をつくり、赤の着色料を使う。

可食部分の成分は、
一般的には9割が水分で糖質が1割。
タンパク質と繊維質が約1%。
総カロリーは100gで35kcal。

また、イチゴは、
豊富なビタミンCを含有する。
「アスコルビン酸」である。
さらにアントシアニンを含む。
これはポリフェノールの一種。
キシリトールも含有されている。

こうしてみると、
イチゴは実に素晴らしい食品だ。

野生のイチゴは、
人類が始まったころから、
ヨーロッパやアジアで食べられていた。

現在のオランダイチゴは、
200年ほど前に、
南アメリカと北アメリカの品種が、
自然交雑した品種が始まり。

日本には江戸時代に入った。
しかし本格的な栽培は1872年から。
さらに産業化されたのは戦後のこと。
新しい果物である。

イチゴは1年中、出荷されるが、
「一季成りイチゴ」は、
冬から春に実をつける。
これが旬のイチゴ。
「四季成りイチゴ」は、
夏から秋に偽果が成る。
これが「夏イチゴ」と呼ばれる。

農産物には種苗法に基づいて、
品種登録制度がある。
植物新品種育成者の権利保護を行い、
新品種の育成の振興を図ることが目的。

イチゴに関しては、
2016年11月14日の時点で、
登録品種は258種。
そのうち登録維持されているのは129種。

代表品種は「とよのか」と「女峰」(にょほう)。
「東の女峰、西のとよのか」と言われた。

とよのかは1984年に久留米野菜試験場で、
「ひみこ」に「はるのか」を交配した品種。
酸味が少なく大粒で甘い。

女峰は1985年、栃木県農業試験場で、
それまでの「麗紅」の代替品種として開発。
その「麗紅」と「はるのか」「ダナー」を交配。
甘酸っぱい味が特徴。
色が鮮やかで見栄えがよい。
だからショートケーキなどに使われる。

いま、売場に並ぶ品種。

「とちおとめ」
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1996年に栃木県農業試験場において、
「とよのか」と「女峰」を交配。
東西の融合だ。
さらに「栃の峰」も交配。

粒が大きく甘さも強いし、
日持ちが良い。

現在、日本最大の生産量。

「あまおう」
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2003年、福岡県農業総合試験場園芸研究所。
「久留米53号」に育成系統を交配。
「あかい、まるい、おおきい、うまい」の、
頭文字をとって、
「あ・ま・お・う」とネーミング。
ひと粒40g以上にもなる。

「紅ほっぺ」
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2002年に、静岡県経済連が、
「章姫」と「さちのか」を交配。
章姫より果心の色が淡く、
房当たりの花数が少ない。
さちのかよりも果実が大きい。

「きらぴ香」
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2017年に品種登録された最新品種。
静岡県農林技術研究所の育成系統を交配。
形は大粒で縦長の円錐形。
赤く染まった果皮にはツヤがあり、
果実はかため。

イチゴの品種は多い。
そして主役はどんどん入れ替わる。

「東の女峰、西のとよのか」から、
「とちおとめ」へ、「あまおう」へ、
そして「きらぴ香」へ。

開発者の努力のたまものだろうが、
これまたコモディティ化現象と、
競争しながらポジショニングを構築する。
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ほろほろと手をこほれたる苺哉
〈正岡子規〉

子規には、イチゴの句が多い。

1年中、
ショートケーキなどにのっているから、
イチゴは季節がなくなった。

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でも、やっぱり、いまが、
イチゴの季節です。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

2018年02月17日(土曜日)

羽生結弦と藤井聡太とエブリイOkanaka津高の未来

羽生結弦、23歳。
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天才フィギュアスケーターの、
鬼気迫る演技。
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感動した。
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冬季オリンピック2連覇。
宇野昌磨もフリー演技3位の評点で、
銀メダルを獲得。

金銀独占。
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別に国粋主義者では全然ないけれど、
胸に迫るものがある。

将棋では、藤井聡太。
第11回朝日杯オープン戦で初優勝。
あっという間に六段に登ってしまった。

準決勝に残ったのは4人。
羽生善治七冠現竜王、
久保利明王将、
広瀬章人八段。

いずれもA級棋士。

将棋界は階級制である。
それが順位戦と言われる、
名人を目指す階級世界だ。

最高峰の一番上がA級。
超のつく天才でも、
このクラスに入ることは難しい。
たった10人しかいない。

その次が「鬼の棲家」と言われるB級一組。
ここには13人。

以下、B級2組、C級1組、
そして最下級のC級2組だ。

藤井聡太はプロ棋士になったばかり、
当然、最下級のC級2組。
しかし現在、全勝でこの組を脱する予想。

名人戦を目指す順位戦のほかに、
将棋界にはタイトル戦がある。

竜王戦
王位戦
王座戦
棋王戦
王将戦
棋聖戦

ここまでを七大タイトルと呼んで、
羽生善治はこの七大戦を5回以上獲得して、
永世七冠となっている。

七大タイトルの次に位置づけられるのが、
朝日杯将棋オープン戦である。

全棋士に女流棋士3人、
そしてアマチュア10人が、
一次予選からトーナメントを闘い、
最後に残った4人が準決勝、決勝を競う。

C級2組の藤井聡太五段は、
その4人に残った。

他の3人はみなA級棋士。

ただしこの棋戦は持ち時間が、
40分と短いのが特徴。

藤井聡太は、
準決勝で羽生善治竜王(47歳)を下し、
決勝では広瀬章人八段(31歳)を撃破して、
タイトルを獲得。

時間の短い棋戦では、
もうおそらく藤井聡太が最強だろう。

この優勝によって昇級して、
六段となった。

五段に昇進したのが、
今年2月1日だから、
1カ月を経ずして六段へ。

史上最年少六段、
史上最年少タイトル戦優勝。

記録をすべて塗り替える。

これも言葉に尽くせないくらい、
すばらしい。

何度も書くが、
日本の未来は明るい。

さて私は岡山。

岡山駅前から車で15分ほどで、
エブリイOkanaka津高。DSCN7473.JPG8

昨年4月7日の商人舎流通SuperNews。
エブリイnews|

(株)エブリイホーミイホールディングス。
純粋持株会社。

この会社が開発した、
期待のショッピングセンター。

32年間、イズミヤが、
総合スーパーを経営していた。

そのイズミヤが一昨年の2016年9月に閉鎖。
そのあとに入ったのがエブリイホーミイ。

1階には、
(株)エブリイのスーパーマーケット。
新フォーマット「IKOCCAエブリイ津高店」

2階には(株)ホーミイダイニングが、
一括運営をするフードコート「FOOD PARK」

この2核を中心にして、
4フロアを埋めた。

敷地面積9468坪、
売場面積3513坪。

午前中から午後4時まで、
このショッピングセンターを堪能して、
しかも話を聞いた。

エブリイは岡山県内では9店舗目、
全体では37店舗を展開している。

柴田昇さんと坪井一人さん。DSCN1901.JPG8

柴田昇さんはこのエブリイOkanaka支配人、
ホールディングス取締役。
坪井さんは、
㈱エブリイIKOCCAエブリイ津高店店長。DSCN1896.JPG8

それから岡崎真悟さんと道下大輔さん。DSCN7453.JPG8
岡崎真悟さんは、
㈱ホーミイダイニング社長。
道下さんは執行役員外食事業本部本部長。

さらに岡本美幸さん(中)と高橋祐圭さん。DSCN7484.JPG8
岡本さんは、
エブリイOkanka津高企画運営部企画運営部門チーフマネージャー。
高橋さんはホールディングス秘書広報室広報担当チーフマネージャー。

ありがとう。
勉強になったし、
すごく楽しんだ。

最後にバックヤードに、
見たことのあるものが。DSCN2039.JPG8
「もったいない、ありがたい」
[Message of April]

「売れない」のではない。
「売っていない」のだ。
「売り損なっている」のだ。

鈴木敏文さんが言い、
故緒方知行さんが追従(ついしょう)した。
これは機会損失撲滅の本質を突いた。

だからセブン-イレブンは、
加盟店とスーパーバイザーに徹底した。
「売れ筋でロスを出せ!!」

しかし残念ながらこの時代は終わった。
値下げロス・廃棄ロスと機会ロスは、
本来、二律背反の関係にあるからだ。

だから戦略的に、組織的に、
もう1人、もう1品、もう1円の改善。
そしてもう1パーセントの努力。

フィリップ・コトラーが読みきった、
マーケティング1.0は、
製品中心の時代だった。

マーケティング2.0は、
消費者志向の時代で、
売り手市場から買い手市場に移行した。

そしてマーケティング3.0の今は、
価値共創の時代である。
ソーシャルマーケティングの時代である。

「売れない」のではない。
「もったいない」が足りないし、
「ありがたい」が少ないのだ。
〈結城義晴〉

最後は「折々のことば」
未来があると
信じているから
怒るのである。
〈森村誠一〉

編著の鷲田清一さん。
「病気、失職、被災、事故、
大切な人の死。
思いもしなかった事態が
それまで描いていた可能性を
突如封じる

「そのときに強い憤りを感じるのは、
それでも希望をつなげる未知数の可能性に
必死で探りを入れているからだ」

「どうあがいても
行き着く先は同じと思えば、
人はきっと怒りすら表さずにどこかへ
姿をくらますことだろう」

未来があるから、
それを信じるから怒る。

だからときには怒ろう、
未来を見つめて。

〈結城義晴〉

2018年02月16日(金曜日)

「無印良品外伝」と流通学者・渦原実男教授との対面

平昌冬季オリンピック。
いよいよ佳境に入ってきた。

フィギアスケート男子。
羽生結弦登場。
前回のソチ五輪金メダリスト。
怪我からの復活をかけた演技。

ショパンのバラード第1番、
ピアノの旋律。
悲壮感漂う羽生のスケーティング。
ターン、ステップ、ジャンプ、スピン。

ショートプログラムで111.68点。
感動した。

このあともまだまだ、
花形競技が待っている。

それにメダルを取れなくとも、
カーリングの面白さは、
われわれを魅了する。

政治性が強い今回の冬季五輪も、
アスリートたちの真摯な競技姿によって
洗い流されるような気分だ。

さて今日は、
午後から横浜商人舎オフィスで、
商人舎マガジンWeb会議。DSCN7276.JPG8
この春から夏にかけて、
大リニューアルを図る。

そのための議論は熱を帯びる。DSCN7281.JPG8

Web会議メンバーと入れ替わるように、
渦原実男先生。
福岡の西南学院大学商学部教授。DSCN7286.JPG8
専門は流通論。

Facebookでの友達だが、
ずっとお会いしたかった学者だ。

ざっくばらんなお人柄で、
すぐに意気投合。

日本の商業学会の話から、
アメリカや日本のチェーンストアの話、
経営者のエピソードなど、
互いに知識と情報を交換した。

渦原先生の半生を聞かせていただき、
私は商人舎設立のときのこと、
商業の現代化と知識商人、
そして月刊商人舎のことなど、
懐かしい級友にあったような感覚。
1951年生まれで一つ年上。

これからも長いお付き合いになりそうだ。

さて、日経新聞「私の履歴書」
松井忠三さんが今月の主役。
もちろん(株)良品計画元会長。

そして今日は、
第15回「無印良品誕生」

松井さんは東京教育大学に進み、
学生運動で逮捕される。
そして厳しい就職の壁に阻まれ、
1973年に西友ストアー(当時)に入社。

店舗での様々な経験は、
実に面白い。

そして1976年、人事部厚生課に転任。

そんな時に「無印良品」は開発される。

「石油危機後は節約志向が強くなり、
大手スーパーは、
PB商品の開発に力を入れる」

「当時は『ノーブランド商品』として
人気となるが品質が軽視され
短命に終わる」

ノーブランドは「ホワイトブランド」、
あるいは「ゼネリック」と呼ばれた。

もちろんアメリカで大隆盛。
それが日本に直輸入された。

ダイエーが先鞭をつけ、
イトーヨーカ堂もジャスコも、
ニチイもマイカルも、
みんなノーブランドを開発して販売した。

「そんな時、主婦の率直な声が
西友の開発部隊を動かした」

「マッシュルーム缶詰は
素材の10%を捨てている」

「見栄えのために
両端を使っていなかったのだ。
全てを使えば低価格で作れる。
これが無印良品の誕生のきっかけ。
本質的な指摘だった」

西友から依頼を受けて、
この主婦の声を集めたのが、
(株)ドゥタンク・ダイナックスだった。

当時はやりの「Think Tank」ではなく、
「Do Tank」を標榜していた。

前者は「=考える集団」、
後者は「=行動する集団」。

46歳で早世した天才・小野貴邦率いる、
先鋭的なコンサルタント集団だった。

いま、そのマインドは、
小野さんの舎弟の稲垣佳伸さんによって、
(株)ドゥ・ハウスに受け継がれている。

稲垣さんが贈ってくださった。
20141203200559

小野さんの書画。
DSCN2186-5-448x336
私は1977年4月に、
(株)商業界に入社して、
月刊販売革新編集部に配属された。

入社してすぐに販売革新誌上で、
「素材缶詰開発ストーリー」を特集した。

西友から全資料を提供してもらって、
極めて革新的な誌面だった。

この素材缶詰の開発コンセプトが、
松井忠三さんのマッシュルームの話だ。

だから私にとって今日の「履歴書」は、
あの駆け出しの頃を思い出させてくれて
本当に懐かしかった。

今から40年前のことだ。

「さて商品名をどうするか。
堤清二さんやデザイナーの田中一光さん、
コピーライターの小池一子さんらが
議論を重ねた」

「ノーブランドでは、
同業他社との差が打ち出せない」

そして「ノーブランド」を直訳して「無印」、
さらに「安かろう悪かろうのイメージ」を
払拭する意味の「良品」。

このオクシモロンのネーミングも、
秀逸だった。

「無印良品の第1弾が
西友の店頭に並んだのは80年12月。
店内にこんなポスターが貼られた」

小池一子さんのコピー。
「わけあって、安い。」

すばらしい。

他社のノーブランドは、
アメリカの物真似だった。

しかし「無印良品」は、
独自のイノベーションに満ちていた。

ダイエーのノーブランドは、
その後、セービングに受け継がれた。

西友はウォルマートに買収されたが、
「無印良品」は「良品計画」を生み出した。

小野貴邦のスピリットとマインドは、
きっとこれらの商品のなかに、
脈々と生きているに違いない。

「無印良品外伝」
勝手に書いてしまって、
まことに恐縮。
お許しください。

しかし毎日の「私の履歴書」
ぜひ読んでください。

〈結城義晴〉

2018年02月15日(木曜日)

組織改編と人事異動の季節のドラッカーの「不補充」

春は組織改編と人事異動の季節。
商人舎流通SuperNewsでも、
そんな報道が増えている。

今日のSuperNews

アークスnews|
組織変更・人事異動3/1付け/「品質保証推進室」を新設
ラルズnews|
3/1付けで組織改編・人事異動/「3商品部体制」へ変更
東光ストアnews|
楠美秀一社長は3/1付けで営業企画室担当を兼務

イトーヨーカ堂news|
3/1付で機構改革・人事異動/「デジタル戦略室」新設

昨日は、
セブン&アイnews|
3/1付組織変更/機能別上位組織「6本部」を新設

もちろんユニーファミリーマートなども、
大幅な組織改編と人事異動をする。

イオンはその都度、変更するが、
組織改編の頻度は激しい。

大きな会社組織ともなると、
毎年毎年、そういったことが必要になる。

しかし、組織を次々に変更し、
人事をくるくると回すことが、
経営そのものだという錯覚に陥ると、
これはいい兆候とは言えない。

本当に必要な組織改編や人事異動なら、
そのことを考えついた途端に、
即断即行すべきだろう。

定期異動や定期の組織改編は、
古き良き時代の、
のんびりしたマネジメントだ。

季節がやってきたから、
組織改編と人事異動というのでは、
これこそ「くるくる」がマンネリになって、
むしろ弊害のほうが多くなる。

今月の月刊商人舎2月号。
「風変わりなリーダーシップ論」
ドラッカーは店長たちにこう助言する!!

井坂康志ドラッカー学会事務局長が、
すごくいい原稿を書いてくれている。

ドラッカーの「不補充」の考え方。

「あるポストが定年退職、死亡、
辞職によって空席になっても、
自動的に埋めてはならないし、
検討すらしてはならない」

「そして、6カ月から8カ月、
空席にして静観する。
補充への強い要求がなければ
そのままポストを廃止するべきだ」

なかなかできないことだが、
これが正しい。

「組織は放っておいても、
人と仕事が増えていく。
有能な人が多くを占める組織ほど
仕事を増やす誘引は強くなる。
階層も多くなっていき、
やがては動脈硬化に陥る」

「エントロピーの法則」という。

放っておくと、
組織は陳腐化する。  

ドラッカーは言う。
「ミドルの増加の多く、
おそらくそのほとんどは、
まったくの水ぶくれである」

今日は恒例の名人会。
1989年から行っていて、
もう29年になる。
来年は30周年。

永遠に名人を目指す。

最近は毎月1回。
多摩カントリークラブ。
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こも巻き。
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梅が満開。
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桜もいいが、梅もいい。
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ゴルフも暖かくなるにしたがって、
いい状態になってくる。

今年は人生最高のゴルフになりそうだ。
そんな予感がする。
がんばります。

それでも商人舎オフィスに戻って仕事。
「Meiji Marketing Review」が届いていた。
IMG_4205.JPG8
この季刊誌にも、書き続けて、
11年目に入る。

私の連載タイトルは、
「小売業のスーパーマーケティング」
今回は第40回で、
テーマは「店舗ダウンサイジング」

手に入るみなさんは読んでみてください。

さて、日経ビジネスオンライン。
「今日の名言」
日本がAIと自動化を活用し、
どのように生産的で裕福な
21世紀の社会を創るのか。
誰もが関心を持っている。

ビル・エモットさん。
イギリスの「エコノミスト」誌元編集長。

いいことを言ってくれる。
リップサービスもあるかもしれないが。

「2020年に日本は東京五輪を控えている。
このイベントは、世界に対して、
AIと自動化の先進国であることを
アピールする格好の機会となるはずだ」

オリンピックはスポーツの祭典だが、
それだけではない。

「1964年の前回の東京五輪は、
新幹線を象徴に日本は
世界に対して技術力をアピールした。
AIと自動化が世界を席巻する今の時代、
日本が次代の技術力を世界中に
披露する場が巡ってきたのは、
偶然ではないだろう」

運命論的に言えば、
まことに偶然ではない。

AIと自働化において、
世界の最先端を行く日本を見せつけたい。

同時に小売サービス業においても、
そのマーチャンダイジングや、
ホスピタリティの進化を、
世界中に実感させるchanceだ。

それこそ、
「スーパーマーケティング」である。

〈結城義晴〉

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

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