全国的に春の大雨。
「一雨一度」は秋の気候。
雨が降るごとに1度ずつ気温が下がること。
春も一雨ごとに暖かくなる。
今日は朝から御成門へ。
(株)True Data。
ここでニールセンのみなさんと会合。
2時間近くの情報交換。
ニールセンは世界最大の情報調査会社。
世界160カ国に進出している。
実に有意義だった。
右から米倉裕之さん、
Pedro Manosalvaさん、
David Toothakerさん、
福徳俊弘さん、桂幸一郎さん。
米倉さんはTrue Data社長。
ペドロさんはチェコ在住の、
「Retail Vertical Growth Markets」の責任者。
デイヴィッドさんはウォルマート担当の、
米国のシニアバイスプレジデント。
福徳さんはニールセン・ジャパンCEO、
桂さんはニールセン・ジャパンの、
流通サービス事業部長。
ニールセン・ジャパンが、
すでにあって、福徳さんがそのトップ。
しかし今回、日本で、
流通部門を立ち上げる。
それが「Retail Vertical」だ。
今日はまず、
デイヴィッドさんと、
ウォルマートやAmazonの、
最新動向を話し合った。
私の知見や見解とほぼ一致していた。
ウォルマートは今、
「ワンバージョン・オブ・トルース」を、
構築しようとしている。
そのためにニールセンと協働している。
これは様々なベンダーやサプライヤーの、
それぞれ独自の情報を、
ひとつの真実にすること。
おもしろい。
ウォルマートのプライシング政策、
アソートメントやPB作戦に、
ニールセンは100人のスタッフを、
ベントンビルに常駐させている。
デイヴィッドさんはそのトップ。
ペドロさんからは逆に、
日本の流通に対する質問が寄せられた。
ペドロさんはコロンビア人で、
アルディやリドル、テスコの動向も、
冷静に見ている。
流通に対するモノの見方が、
実にしっかりしている。
「アメリカのリドルはまだまだ!!」
そだね~!
福徳さんはすべての情報交換に挟まって、
コーディネートしてくれた。
桂さんからはニールセンのもつ、
実に有益なシステムの紹介があった。
もちろんTrue Dataの側からも、
日本のビッグデータの解析に関する、
貴重なプレゼンテーションがあった。
私は質問したり、見解を披露したり、
ほんとうに刺激的で楽しかった。
Amazon GOは、
シアトルの1号店一般公開された。
私は6月に久しぶりにシアトルを訪れる。
7月にも商人舎Specialコースを、
シアトルで展開する。
デイヴィッドさんも向こうで、
案内し、解説してくれるそうだ。
6月、7月には、
あのイチローが、
マリナーズに戻っている。
また、セーフコスタジアムに行こう。
もちろんAmazon GOにも。
楽しいことばかりが待っている。
最後は参加者全員で写真。
まずはニールセン・True Data・商人舎で、
何かやろうということになった。
楽しみにしてください。
その後、新横浜からこだま。
熱海から伊豆急に乗り換えて、
伊東へ。
そして川奈ホテル。
いつものように、
テディベアが迎えてくれる。
一晩ゆっくりとして、
雨が上がるのを待つ。
それもいい。
最後に昨日の朝日新聞「折々のことば」
第1042回。
どの数字にも
ストーリーがあります。
〈ある会社の営業部長〉
編著者・鷲田清一さんが、
知人から聞いたいい話。
「つねに数字を問われるこの部署の長は、
業績が好調だったことをたたえる訓示で
こう語った」
どの数字にも物語がある。
「大きな数字を残した社員だけでなく、
付き合いのなかった企業に食い込んだり、
取引先との信頼を深めるべく
地道な努力を重ねたりした社員をも
ねぎらった」
「数字の大小でなくその意味を問う。
こういう上司の下でなら、
後ろで支える事務職も働きがいがある」
数字やデータには、
ストーリーがある。
そのストーリーの筋立てが、
仕事のプロセスである。
それスリリングで面白いし、
社会的にも意義のあることなのだ。
〈結城義晴〉