今日、韓国の平昌で、
第12回冬季パラリンピック開幕。
過去最多の49の国と地域から、
過去最高の約570人がエントリー。
6競技・80種目で技を競う。
日本チームは選手38人、スタッフ48人。
2014年のソチ大会では、
6個のメダルを獲得した。
今回はそれを上回る成果を目指す。
毎日新聞巻頭コラム「余録」
パラリンピックのモットーがテーマ。
それは「スピリット・イン・モーション」
「常に躍動する選手の強靱な意志を表す」
「その卓越した動きが
世界の人々の心に
インスピレーションを与え、
勇気をみなぎらせることを示すものだ」
「世界の障害者アスリートが、
雪と氷の上から与えてくれる
インスピレーションに、
大きく心を開きたい10日間である」
同感。
さて、商人舎流通SuperNews。
重要な報告がどんどん上がってくる。
今日は12本のニュース。
その中から2本。
阪急オアシスnews|
並松誠阪急阪神百貨店常務(64歳)が4/1社長就任
千野和利会長兼社長が4月1日付で、
顧問に退く。
取材しているわけではないので、
正確なところはわからないが、
多分、阪急グループの役員定年が、
70歳なのだろう。
オーナー企業ならば、
まだまだ社長業を続けられるし、
続けてもらわねば困るのだが、
そこは大企業グループのルール。
仕方ないのかもしれないが。
同じようなケースが過去にもあった。
クイーンズ伊勢丹が絶好調のとき、
故田村弘一さんが社長を退いて、
その後、同社は徐々に衰えていった。
その後、内田貴之さんなど、
優秀な経営者が登場して、
立て直しを図ったが、
なかなかうまくいかなかった。
田村さんは伊勢丹ストアーを大改革して、
高質スーパーマーケットを構築した。
千野さんは田村さんの業績を、
さらにさらに展開して、
現在の阪急オアシスを確立した。
功労者だ。
率直に言って、
実に惜しい。
新社長の並松誠さんも、
関西学院大学、阪急百貨店と、
千野さんの後輩だから、
良く知った間柄なのだろう。
新社長にはぜひとも、
千野さんの路線を踏襲し、
それを発展させてもらいところだ。
余計なお世話かもしれないが。
もう一つの流通SuperNewsは、
セブン&アイnews|
小田急電鉄&商事と業務提携/セブン‐イレブンへ転換
「Odakyu SHOP」「Odakyu MART」は、
セブン-イレブンとFC契約を結ぶ。
「Odakyu OX」はヨークベニマルに学ぶ。
経営ノウハウや情報は、
水と同じように高きより低きに流れる。
だからこういった業務提携は、
どんどん進む。
昨日のTrue Dataでの情報交換でも、
ニールセンのペドロさんから質問された。
日本でもM&Aは進むのか。
私の答えは「Yes!」
M&Aだけでなく、
セブン&アイと小田急のような業務提携、
ボランタリーチェーンのような、
緩やかな同盟関係も含めて、
企業同士の協働や統合は進む。
かつては資本や店数や商品の統合で、
スケールメリットを求めた。
しかしこれからは、
情報の集積という意味が出てくる。
つまりビッグデータをつくること、
それを活用すること。
この面から、
企業間の同盟関係は進んでいくのだ。
さて昨日から伊豆の川奈ホテル。
朝、4時に起きて、
仕事して、6時ごろ、
ホテルに併設されている温泉へ。
露天風呂もある。
暖かくなったら、
海を見ながら温泉に入る。
そしてチェアで休む。
今は、お湯の向こうに河津桜。
明け方まで大降りだった雨は、
スタートの8時には上がって、
川奈ホテルゴルフコースをラウンド。
その富士コースは2017年も、
世界ゴルフコース100に選ばれた。
名物ホールは12番の灯台のあるパー5。
このホール大好きです。
灯台に向かってボールを運び、
三段グリーンを攻める。
そして14番の名物ホール。
15番ショートホールから見下ろす海岸。
18番ホールには、
もう葉桜になった河津桜。
存分に川奈を楽しんだ。
雨が上がって春を実感する暖かさ。
しかしパラリンピックの平昌は、
ずいぶん寒いのだろう。
障害者アスリートの卓越した動きが、
世界の人々の心に、
インスピレーションを与え、
勇気をみなぎらせる。
私のような下手の横好きのゴルファーは、
インスピレーションなど、
提供することはできないと思う。
アーサー・ジェイムズ・バルフォアは、
イギリスの首相を務めた人。
有名な言葉を残している。
「ゴルフは3回も楽しめるゲームだ。
すなわちコースに行くまで、
プレー中、プレー後である。
ただし内容は、
期待、絶望、後悔の順に変化する」
私は、いつもそうだ。
もう一つバルフォアの名言。
「紳士はゴルフをする。
たとえ、はじめた時には、
貴方が紳士でないとしても、
この厳しいゲームをやっていれば
必ずや紳士となるであろう」
ウィンタースポーツのアスリートも、
例外なく紳士・淑女である。
スポーツが紳士・淑女をつくるからだ。
〈結城義晴〉