平昌パラリンピック。
とうとう金メダリストが出ました。
村岡桃佳選手。
アルペンスキー女子大回転座位。
21歳の早稲田大学生。
日本勢の金メダルは今大会初めて。
村岡自身は今大会4個目のメダル。
滑降女子(座位)の銀、
スーパー大回転女子の銅、
スーパー複合女子の銅。
埼玉県深谷市出身。
4歳で横断性脊髄炎を発症。
車椅子生活になった。
小学生の時からスポーツに励み、
中学2年からアルペンスキーに取り組む。
正智深谷高2年の2014年、
ソチ・パラリンピック初出場。
大回転座位で5位入賞。
今回、一挙に花開いた。
早稲田ではスキー部に所属して寮生活。
日本代表チームの合宿や遠征に参加し、
日本を代表するアスリートになった。
勇気を与えてくれる女性選手だ。
おめでとう。
そして商人舎流通SuperNews。
阪急オアシスnews|
旧大阪三越伊勢丹跡にEATALY進化版「Kitchen&Market」
とうとう発表されました。
千野和利会長兼社長からは、
私、昨年からこの話を聞いていた。
話を聞くだけでも、
ドキドキワクワク。
何しろ阪急オアシスが、
EATALYの進化版に挑戦するのだ。
千野さんは3月末日をもって退任。
だからその最後の花道を飾る店となる。
阪急オアシスの幹部から従業員まで、
一段と気合が入っているに違いない。
月刊商人舎3月号は、
We Sell What We Cook,and,
We Cook What We Sell.
内食vs外食⇒+中食⇒Grocerantを超える世界
ケーススタディは、
エブリイOkanaka津高の全貌
この意欲的な店舗の開発者は、
(株)エブリイホーミイホールディングス。
その社長の岡﨑雅廣さんは、
千野さんの阪急百貨店時代からの後輩で、
現在も阪急オアシスの仲間だ。
2011年の3月とその翌年春に、
私がコーディネートして、
アメリカで研修会を開いた。
「春のUSAスーパーマーケット特別視察研修」
当時の阪食、エブリイと、
サンシャインチェーン、ハローデイ。
クローズド研修会だった。
千野さんも岡崎さんも参加してくれた。
それがいま、花開こうとしている。
うれしい限りだ。
今月号の巻頭言。
[Message of March]
「和をもって貴しとなす」
「以和為貴――」。
和をもって貴しとなす。
しかし、この「和」は、
「同」ではない。
「和」とは、
互いに協調することだ。
だから「和する」ためには、
もともとそれぞれが違わねばならない。
いや、もともとは、
みな、異なるものなのだ。
だから和する。
それが貴い。
「同」は、
同じであること。
等しいこと。
異なることの反対である。
「論語」にある。
子曰く、
君子は和して同ぜず、
小人は同じて和せず。
内食と外食をいま、
「和して同ぜず」でまとめる。
「同じて和せず」はいけない。
それがGrocerantの本質だ。
「Sell」と「Cook」をいま、
和して同ぜずで調和させる。
同じて和せずではない。
それがGrocerantを超える世界を創る。
〈結城義晴〉
阪急オアシスもエブリイも、
「同」ではない。
「和して同ぜず」である。
サンシャインチェーンもハローデイも、
「同じて和せず」ではない。
そして「地球イータリー化現象」は、
「Sell」と「Cook」とを、
和して同ぜずで調和させるのである。
〈結城義晴〉