それにしても大谷翔平。
すごい、凄い。
エンジェルスのメジャーリーガー。
投手として初勝利をおさめ、
打者として2試合連続ホームラン。
将棋の藤井聡太六段と、
メジャーの大谷翔平。
彼らを見られるなんて、
生きていてよかった。
今日も朝から深夜まで、
横浜商人舎オフィス。
月刊商人舎4月号最終責了。
表4の広告はエバラ食品工業(株)。
宮崎遵さん、ありがとうございます。
もっと広告が入るといいのにな。
よろしくお願いします。
広告効果は絶大です。
しかし、原稿を書きつつ、
校正をして、そのうえ、
商人舎流通SuperNewsを仕上げる。
その流通SuperNews。
イズミnews|
セブン&アイと業務提携/イトーヨーカドー福山店継承
イズミとセブン&アイとの業務提携。
このニュースには、
末尾に【結城義晴の述懐】を、
書き込んでおきました。
曰く。
――西日本では、
「イオンの天敵」と言われるイズミ。
この提携はイオン囲い込み作戦である。
それは間違いない。
同時にアマゾン対策にもなるだろう――。
昨年春、
イズミが持ち掛けた案件だった。
それが今、合意書を締結。
つまり、セブン&アイが、
待ってもらっていた。
業務提携であって、
資本提携ではない。
一昨日もこのブログで書いたけれど、
緩やかな「アライアンス」の時代。
実質的で直接的な互いのメリットは、
何よりもイトーヨーカドー福山店の継承。
イトーヨーカ堂は、
不採算店を手放すことができる。
イズミにとっては店舗を獲得したうえで、
ドミナントを強化できる。
あとは、いつ、どこまで、
互いに提携効果を享受できるか。
それは判然としない。
セブン&アイとイズミの売上高などを、
単純に足し算して、
マーケットシェアなどを計算しても、
いまのところあまり意味はない。
それよりも、
イズミが参加するニチリウには、
平和堂やオークワ、サンエーなど、
全国の16社が加盟する。
「くらしモア」というPBもある。
こちらの協業関係をどう調整するか。
難しい問題があることは確かだ。
流通SuperNewsには、
セブン&アイnews|
2月期6兆円超/純利益1812億円(87%増)で過去最高
連結決算ではやはり、
セブン-イレブンの貢献が大きい。
全体の営業収益は6兆円を超えて、
前期比3.5%増。
営業利益は3917億円で7.4%増、
経常利益は3907億円で7.2%増。
増収増益を果たしたが、
ただしコンビニ事業の営業利益が、
3243億円で1.0%増だから、
利益の約83%がコンビニの貢献による。
セブン&アイがコンビニの会社。
イオンがショッピングセンターと、
スーパーマーケット&ドラッグストア企業。
源流となった総合スーパーは、
それらを生み出した苗床。
そんな様相を呈してきた。
その意味では、
故渥美俊一先生の二段階革命論は、
鋭い見通しだった。
などと、流通SuperNewsを、
手直ししながら、
校正をしつつ考えたが、
しかしやっぱり、疲れた。
紫色のトレーナーで恐縮。
立教大学のトレーナーです。
結城ゼミのゼミ生たちのプレゼント。
たまには着てみます。
さて、日経ビジネスの「今日の名言」
昨日の4月4日の名言は、
金井誠太マツダ会長の言葉。
大きな問題は分割して
小さくしてから解決する。
全くの同感。
私もずっと同じことを考え、
言い続けてきた。
「余談ですけど、私、
エンジンルームの幅だけじゃなく、
イノベーションと呼ばれる大革新だって、
こういう芋虫の歩みのような、
小さな改善の積み重ねで達成できる、
って思うんですけどね」
金井さんは生粋のエンジニア。
マツダは2012年に、
奇跡の復活を果たし、
その後、絶好調。
その考え方は、
「芋虫の歩みのような
小さな改善の積み重ね」
いいねえ。
まえにも書いたけれど、
「近代哲学の父」ルネ・デカルト。
その著『方法序説』(岩波文庫版)。
難問に際しては、
「よりよく解くために
必要なだけの小部分に
分割すること」
「もっとも単純で
もっとも認識しやすいものから始めて、
少しずつ、階段を昇るように」
金井誠太さんと同じ。
ウォルマートのサム・ウォルトンも、
「Think small!」と言い続けた。
「小さく考えよ!」
そのためには、
「Think one store at a time!」
「1度に1店ごとに考えよ!」
つまり1件ずつ検討せよ。
さらにピーター・ドラッカー。
小さく始める。
シンプルさを貫く。
ケース・バイ・ケース。
ふたたび恐縮しつつ、結城義晴。
「ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」
そのうえで、
「小さく・狭く・濃く・深く」
セブン&アイとイズミの提携も、
同じだと思うけれど、いかが?
〈結城義晴〉