ユニー・ファミリーマートが、
伊藤忠商事の子会社になる。
商人舎流通SuperNews。
ユニー・ファミマnews|
伊藤忠が公開買付けで50%の株式保有して子会社化
伊藤忠newsでもあり、
ユニー・ファミマnewsでもあるが、
「流通SuperNews」なので、
主語はユニー・ファミマにした。
一昨年2016年9月に経営統合して1年半。
ユニーグループとファミリーマート。
それが今度は伊藤忠商事の子会社となる。
そのうえドンキホーテホールディングスが、
資本・業務提携というかたちで絡む。
MEGAドンキ・ユニーのダブルネーム実験も、
実に成果を上げている。
こういった経営統合の際には、
大きな枠組みを設定するのがいい。
ユニー・ファミマの高柳さんの意思決定、
なかなかによろしい。
商人舎流通SuperNewsの最後に、
【結城義晴の述懐】を書いておいた。
ページの一番下までスクロールして、
読んでおいてください。
「それにしてもユニーの存在感は、
ますます薄まっていく」
創業者の西川俊男さんは、
草葉の陰でどう思っているだろう。
しかしそんなノスタルジーは別にして、
ユニーの社員・従業員のみなさんには、
言っておこう。
「商人には本籍地と現住所がある」
本籍地で学び、身に着けたものは、
現住所がどう変わろうとも、
価値を喪失することはない。
だから「商人の本籍地」は貴重なものだ。
かといって、現住所での生き方に、
積極的になってほしい。
いつまでも引きずってはいけない。
さて今日は、大阪で目覚めて、
新幹線で西へ。
昨夜は万代知識商人大学3期生たちと、
飲みすぎた。
新幹線の中では爆睡。
目覚めると山口県の東側の徳山。
瀬戸内海が見える。
日本ゼオン徳山工場。
博多駅に着いて、JR鹿児島本線で、
箱崎へ。
ここには箱崎宮がある。
日本三大八幡宮。
鎌倉時代の蒙古来襲を迎え撃った拠点。
タクシーで福岡の流通団地へ。
(株)トライアルカンパニー本社。
日本を代表するディスカウントストア企業。
ウォルマートに学び続ける。
17年3月期売上高3719億円、199店舗。
本社をリニューアルして、
ポストモダンの斬新なオフィス。
1階にはTrial Lab。
従業員のみなさん用のスマート売店。
西川晋二さんのインタビュー。
(株)トライアルホールディングス副会長。
グループCIO。
左は矢野博幸さん。
(株)トライアル・シェアードサービス社長で
西川さんの秘書の仕事も担当する。
映像も見せてもらいながら、
IT流通業としてのトライアルの神髄を、
たっぷりと語ってもらった。
IT業界でも超有名な人で、
日本を代表するCIO。
ウォルマートに話が及ぶと、
私も黙っていられなくて、
途中から対談のようになった。
西川さんは学生時代に、
トライアルの前身のあさひ屋で、
アルバイトをしていた。
大学を卒業してパナソニックへ。
その後、ITベンチャーを創業したあと、
2004年にトライアルへ。
現代表取締役会長の永田久男さんとは、
兄弟のような間柄だ。
西川さんとはすぐに意気投合。
素晴らしい人だ。
その後、西川さんに運転してもらって、
話題のスマートストアへ。
アイランドシティ店。
「スマートストア」の斬新性も、
丁寧に現場で説明してもらった。
そして、固い握手。
西川さんのご出身は長崎、私は福岡。
ご自宅は横浜の青葉区市が尾、
私は港北区の妙蓮寺。
意気投合しないはずはない。
ありがとうございました。
月刊商人舎5月号、
期待してください。
それにしても、
商人の本籍地と現住所。
私は本籍地・商業界、現住所・商人舎。
これはありがたいことだ。
ユニーの人々も、
ファミリーマートの人々も、
もちろんトライアルの人々も、
本籍地を大切にしつつ、
現住所で活躍してほしい。
〈結城義晴〉