来週火曜日の6月5日は「環境の日」。
国連人間環境会議が1972年の6月5日に、
「人間環境宣言」を採択した。
これを記念して、
「世界環境デー」が設けられ、
日本では1993年に「環境の日」と制定。
その前に1991年度から6月を、
「環境月間」と定めている。
今日の商人舎流通SuperNewsから。
イオンnews|
「イオン チアー ズクラブ」が環境の日に河川の水質調査実施
イトーヨーカ堂news|
6月の環境月間にペットボトルリサイクル推進
いいことです。
商人舎流通SuperNewsは、
米国2大チェーンの第1四半期決算報告。
ウォルマートnews|
第1Q総収入4.4%増・純利益6.1%減/eコマース33%増
ウォルマートは増収減益。
しかしeコマースはこの四半期に33%増。
通年では40%増を見込む。
ターゲットnews|
第1Q168億ドル3.4%増/既存店客数3.7%・EC28%増
ターゲットの既存店客数は3.7%増加。
この10年で最も高い伸び。
つまり絶好調。
2週間前に私も訪れたが、
店頭は完全に回復した。
「5年後にターゲットがつぶれるかも」なんて、
とんでもないデマが飛んでいるらしいが、
大間違いのデタラメ。
さて今日は朝から東京・浜松町。
5分ほど歩いて芝大神宮。
浅野神社は、気持ちが洗われる。
それから東京タワー。
隣は愛宕ヒルズ。
(株)True Dataの取締役会。
中期3カ年計画を取締役会が了承した。
月刊商人舎2017年10月号は、
特集「中計病の処方箋」
その巻頭に結城義晴の提案。
「戦略計画」のすゝめ
トランスフォーメーションを目指せ!
ピーター・ドラッカーは、
3つのプロセスを提示してくれている。
⑴リスクを伴った意思決定
⑵体系的な組織づくりと実行
⑶成果と目標の比較・検証
今回の中期計画。
まあまあでしょうか。
さて、日経ビジネスon-line。
「今日の名言」
大企業になればなるほど
皆が保身に走り、
結局は組織が
おかしくなる事態に
陥りやすい。
〈川野 幸夫ヤオコー会長〉
川野さんの危機感が表れている。
「経営者がイエスマンで
周りを固めるのではなく、
率直に諫言してくれる人を
置けばいいのだが、
案外これができない」
「社外取締役の役割は重要だが、
結局は経営者がイエスマンを
連れてくるのでは意味がない」
True Dataの社外取締役陣には、
幸いなことにイエスマンはいない。
朝日新聞「折々のことば」
鷲田清一さん編著。
第1122回は一昨日。
速くできる、
手が抜ける、
思い通りにできる。
……ありがたいことですが、
困ったことに、
これはいずれも
生きものには合いません。
〈生命誌研究者・中村桂子〉
『科学者が人間であること』から。
「”便利さ”と
そのために開発された機器の”豊かさ”を
進歩の印と思い込む人は多い。
が、生の充実とはまさにこの逆」
「思い通りにならないものを
手塩にかけて育むこと、
時間を”飛ばす”のではなく、
“紡ぐ”こと」。
速くできる、
手が抜ける、
思い通りにできる。
それはそれで便利そうに見える。
しかしそればかりでは、
本当の仕事はできない。
本物の計画もつくれない。
私の場合、原稿執筆が、
まさにこれだ。
速くは書けない。
手は抜けない。
思い通りに書けない。
しかし時間を紡ぐように書いていくと、
いいものが書ける。
本当の仕事とは、
そんなものだ。
もうひとつ「折々のことば」
今日の第1124回。
考えることは
雨乞いのようなものである。
〈哲学研究者・野矢茂樹〉
エッセー集『哲学な日々』から。
「考えることは
論理的な営みだと思われがちだが、
論理は”考えるための下ごしらえ”に
役立つだけ」
その通りだと思う。
ロジカル・シンキングは、
下ごしらえに役立つだけ。
しかしそれも知っておかねばならない。
「考えるとは
今の考え方では
うまく解けないもやもやを
晴らすことだから、
予(あらかじ)め従うべき
どんなマニュアルもない」
書くことも同じ。
マニュアルはない。
「問題をじっくり育て、
あちこちにアンテナを張って、
これまでにない発想が
舞い降りてくるのを待つほかない」
だから雨乞いのようなもの。
日々、雨乞いをしながら、
速くはできないこと、
手は抜けないこと、
思い通りにできないことに、
立ち向かう。
ここでもドラッカー。
理想を求め、
手持ちの道具で、
ケースバイケース。
一歩一歩。
仕事も事業もこれしかない。
〈結城義晴〉