6月に入って、
いい天気の土曜日。
毎年忙しいJuneだが、
今年も同様。
6月の結城義晴のスケジュール。
今日は大久保恒夫さんとゴルフ。
明日の月曜日と火曜日は、
月刊商人舎最終責了日。
そして水曜日からアメリカ。
シアトルに行く。
日曜日の10日に帰国して、
月曜日の11日は、
商人舎web会議。
火曜日12日は仙台。
(株)ヤマザワで講演。
水曜日の13日は、
イオンリテールの講義。
夕方から生団連総会の懇親会。
夜、大阪に入って、
翌14日、15日は、
万代知識商人大学講義。
合宿。
マーケティングマネジメントを語る。
16日の土曜日は、
鈴木國朗さんとゴルフの予定。
17日の日曜日は、
大木ヘルスケアホールディングスの、
なんと360周年記念式典。
火曜19日から水曜21日は、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
湯河原の定宿。
23日の土曜日は、
宮谷小学校の同窓会。
そして25日月曜日から、
月刊商人舎7月号の入稿。
27日水曜日は、
(株)TrueDataの株主総会。
そして29日の金曜日は、
日本スーパーマーケット協会の、
総会と記念パーティー。
頑張ります。
さて日経新聞の連載「就活異変」
その(下)は、
「自分ファースト」の時代
新卒入社して定年まで働く「滅私奉公」。
それから、自分のキャリアや人生観、
そしてスキルに価値を置く、
「自分ファースト」へ。
日本生産性本部の毎年の意識調査。
新入社員向けに実施される。
「条件の良い会社があれば
さっさと移る方が得だ」の回答。
2018年で39.1%。
1999年以来の高水準。
この時期は就職氷河期。
会社への帰属意識が薄れていた。
好景気に沸いたバブル経済期は、
今と並ぶ「超売り手市場」だった。
しかし、そのころでも、
新卒入社した人々の意識は、
現在とは少し違った。
そのバブル絶頂期の90年に、
新卒入社した人が、
3年以内に離職した割合は26.5%。
「現在より5ポイント以上低かった」
その後も92年にかけて離職率は低下。
つまり売り手市場でも、
離職率は低かった。
しかし「人生100年時代」の現在。
「長い職業人生」――
その中で新卒入社した会社」は、
一つの通過点に過ぎない。
「企業に入って経験を積み重ねた
30年前の新入社員とは、
キャリアプランが異なる」
それはそれで、
私は悪くないと思う。
以前から言い続けているが、
「商人の本籍地と現住所」
「ビジネスマンの本籍地と現住所」
大事なのは「本籍地」としての、
教育・訓練ができるかどうかだ。
それが本籍地として、
その人の人生に貢献できるかどうか。
新入社員の意識の変化に対応し、
企業もキャリア形成のあり方を変える。
その一つが、
退職から5年以内の人を対象にした、
「再雇用制度を導入」。
つまり「元社員」の受け入れ制度。
さらに職歴やスキルを重視する中途採用。
だからこれまで新卒の応募枠から外れた、
20代後半の受け皿を用意する。
「新入社員を、
自社のカラーや文化に
染め上げるのではなく、
あえて他社と積極的に交流させる」
いや、これは本来、「自社の本籍地」を
実感させるためのものだろう。
「自分ファースト」でいい。
それが強い人は、
「本籍地」を大切にする人間だ。
本籍地を持たない人間こそ、
一番の問題である。
だからミッションマネジメントは、
企業にとっても、本人にとっても、
何よりも大事なことになる。
〈結城義晴〉