史上初の二度目の春夏連覇。
大阪桐蔭高校、記録を残した。
金足農業高校、記憶に残った。
よく使われる対比だが、
それでも使いたいほどピタリの表現。
記念すべき、
第100回全国高校野球選手権大会。
日経新聞巻頭コラム「春秋」
徳島・池田高校の故蔦文也監督の弁。
「負けるのは不名誉ではない。
不名誉なのは負けて
駄目な人間になることだ」
吉田輝星投手をはじめ、
生粋の秋田人ばかりのナイン。
心配するのは取り越し苦労だ。
毎日新聞「余録」、新潟日報「日報抄」、
多くの新聞の巻頭コラムが、
金足農業の校歌を一部、掲載した。
秋田県立金足農業高等学校校歌。
作詞・近藤忠義、作曲・岡野貞一。
全編を掲載しよう。
可美(うま)しき郷 我が金足
霜しろく 土こそ凍れ
見よ草の芽に 日のめぐみ
農はこれ たぐいなき愛
日輪の たぐいなき愛
おおげにや この愛
いざやいざ 共に承(う)けて
やがて来む 文化の黎明(あさげ)
この道に われら拓かむ
われらわれらわれら拓かむ
素晴らしい。
「農はこれ たぐいなき愛
日輪の たぐいなき愛」
特にここがいい。
さて、昨夜、大阪に入って、
今朝は、万代知識商人大学。
第3期の第6回講座。
今日は第3期生30人に、
第2期生も10数人参加して聴講。
フィナンシャルマネジメントがテーマ。
その考え方の基本をまず30分講義。
イトーヨーカ堂創業者・伊藤雅俊。
「商人の才覚と算盤」と言った。
イオン名誉会長相談役・岡田卓也。
大福帳と「見競(みくらべ)勘定」の経営。
すなわちバランスシートのマネジメント。
フィナンシャルマネジメントの企業が、
結局、日本の二大小売業となった。
私の後は、
(株)万代不破栄副社長が3時間の講義。
これが優れモノ。
難しいことを易しく説明する。
貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を、
これ以上ないというくらいに、
わかりやすく説明してくれた。
そしてBS経営を標榜するとの方針表明。
そのあと、キャッシュフロー計算書から、
損益分岐点、自己資本利益率、
総資本経常利益率、
労働生産性と労働分配率。
万代の労働分配率の高さの意味は、
万代のビジョンと直結している。
特に万代コーポレート部門の役割として、
営業外利益を確実に担保して、
会社の経営を助けるという話はよかった。
不破さんは三井住友銀行から、
12年前に万代に転籍してきた。
しかし銀行マンのなかでも、
これだけの講義ができる人はいない。
自分たちの経営者自身の講義に、
第3期生と第2期生は大いに感銘を受けた。
その感謝を込めたお礼。
講義が終わって、一息つきながら談笑。
右が阿部秀行社長、
真ん中が不破副社長。
ランチタイムには万代渋川店で買物。
いつ見ても魅力的な農産部門。
「農はこれ たぐいなき愛」
剣先イカの鮮度と品揃えが素晴らしい。
選別値入れを丁寧にして、
1杯399円から、680円、780円、880円、
そして1280円、1580円まで。
素晴らしい。
惣菜売場でお弁当と惣菜を購入。
阿部社長も自分で購入して、
一緒に食べた。
昼食の後は結城義晴。
ちょっとだけ不破講義の補足をして、
月刊商人舎6月号「2018決算解体新書」。
さらに質疑を交えながら、
BSとPLの経営の本質を、
できるだけわかりやすく話した。
最後は日本小売業100社の経営数値を俯瞰、
代表的な企業の財務諸表を比較解説した。
16時30分に講義が終わると、
全員が今日の感想をまとめる。
そして解散。
来月は商人舎ミドルマネジメント研修会に
全員が参加する。
最後の最後に、
人事部マネジャーのお二人と、
Go! Go! ポーズ。
津田睦さんと東尾里江さん。
ありがとう。
それにしても、
商はこれ たぐいなき愛
「農」に負けない「商」の愛を、
世界中に知らしめたい。
この道に われら拓かむ
われらわれらわれら拓かむ
〈結城義晴〉