結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年08月31日(金曜日)

8月最後の日の「夏の天災・人災」と「人間産業の人災」

8月最後の日。

日経新聞巻頭コラム「春秋」
この夏の異変を的確に表現した。

「関東地方の際立って早い梅雨明けと、
いつ終わるともしれない高温。
多くの犠牲者を出し、今なお爪痕を残す
西日本を中心とした豪雨。
台風の迷走にも驚いた」

そしてまた台風21号が、
日本列島に近づく。typhoon_1821_2018-09-01-06-00-00-large

コラムは私たちの思いを代弁する。
「列島の気象が未知の段階に
入ったかのような気味悪ささえある。
季節をめで、味わう前に、
天災から身を守り、
人災を招かぬ心構えがいるとは」

最後の言葉は「風情より備えか」
その通り。

自然災害に対しては、
「備えあれば患いなし」

京都新聞の巻頭コラム「凡語」
こちらは人災を嘆く。

「リング外の肉弾戦。
時として観客のパイプいすが凶器になり、
客席は無残な状態となる。
プロレスでおなじみの光景だ」

あんまり見なくなった。

私が子供のころのテレビ番組。
金曜日の8時からの、
「三菱ダイヤモンドアワー」

毎週のように日本プロレスを見た。
場外乱闘もよく見た。
index

コラムニストは嘆く。
「スポーツ界は不祥事が続く」

日本大アメフト部の悪質タックル、
女子レスリングのパワハラ、
ボクシング連盟の助成金不正、
居合道の段位不正審査、
そして女子器械体操のパワハラ疑惑……。
競技の外で起きた事例も多い。

しかし開催中のアジア大会では、
そのアスリートたちのメダルラッシュ。
2年後の東京五輪へ期待も高まる。

「アスリートには
競技場の晴れ舞台で輝いてほしい。
場外戦は似合わない」

同感だ。

この夏の天災と人災。
今年の漢字は「災」ということになるか。
4カ月ほど早いけれど。

さて今日は、
軽井沢72。
東入山コースでゴルフラウンド。

軽井沢72ゴルフは名称は72だが、
108ホールの巨大ゴルフ場だ。
photo1

1956年(昭和31年)、
南軽井沢ゴルフ場として9ホールで開業。
1971年(昭和46年)、
「軽井沢72ゴルフ」として、
72ホールになってオープン。

現在は北コースと南コース、
東入山コース、東押立コース、
西ゴールドコース、西ブルーコース、
合計6コース、108ホール。

毎年夏の恒例。
東入山コースに、
名人や達人が揃う。

結果を見ると、
日比生泰宏さんが、
アウト40、イン36で76のベストグロス。
とんかつ和幸の和幸商事㈱社長。

飯塚司郎さんがアウト40、イン42で、
セカンドグロスながら、
新ぺリアのネットでは74.8で優勝。
丸正チェーン商事㈱社長。

ゲスト参加の渡辺義徳プロは、
アウト35、イン35の70と2アンダー。
さすが。

私もアウト41と大健闘、
インは47で、何とか87。
現在、65歳にして、
人生最後のスウィング大改造中。
まあまあというところだ。

ゴルフは自然との闘いである。
コースの設計には複雑な仕掛けがあるし、
そのコンディションも千変万化。

しかしその自然と闘う人間の力量が、
最終結果としてのスコアをつくる。

そしてたいていの場合、
スコアは人災によって悪化する。

だからその心構えは、
「最悪を覚悟して、
最善を尽くす」

故中部銀次郎の言葉。
31772116

この夏の天災と人災に対しても、
「最悪を覚悟して、最善を尽くす」
これしかない。

浅間山が見えたり隠れたり。
美しい軽井沢の快適なラウンド。

あまりに一所懸命にラウンドしたので、
写真撮影などすっかり忘れた。

簡単なパーティをして、
新幹線を1便早めて帰京。
横浜の商人舎オフィスに到着したら、
午後5時となっていた。

それでも軽井沢まで新幹線で1時間。
本当に便利になった。

その後、オフィスで、
月刊商人舎9月号の入稿仕事。

12時前には終わらせた。

朝5時半に起きて原稿書きをして、
夜12時ごろまで仕事。

その間にゴルフラウンド。

充実した、長い一日だった。

日経ビジネスオンラインの「今日の名言」

中国では
我慢した会社が

最後に勝つ。
(羽子田礼秀上海ハウス食品前社長)

「1996年に中国に送り出された際、
当時の担当役員から
“おまえ、我慢強いよな”と
念押しされました。
確かに私は柔道をやっていましたし、
東京でライバル食品会社と
切った張ったの勝負を
してきた自負はあります。
でも、中国事業はまさに我慢の歴史」

スポーツはこの「我慢強さ」を養うには、
最適の「人間の行為」だ。

だから古代ギリシア時代から、
延々と続いてきた。

もちろんゴルフも「我慢」のスポーツだ。
「我慢」の人間行為には、
人災が入り込みやすい。

問題の本質はここにある。

人間産業の小売流通サービス業。
最近、私は「お天気産業」と呼ぶが、
ここでも「人災」が頻発している。

私たちはその人災すら、
「我慢強さ」の糧に
しなければならない。

〈結城義晴〉

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