Everybody! Good Monday!
[2018vol39]
2018年第39週。
1月1日の週を第1週として、
それから数えて39週。
1年が52週で、
1四半期が13週だから、
今週が終わればちょうど、
1年の4分の3が過ぎたことになる。
あと4分の1。
私はそのうち、4週間、
ヨーロッパやアメリカに滞在する。
頑張りたい。
9月の二度の三連休も終わる。
10月の三連休は、
第2月曜日の体育の日のハッピーマンデー。
そして10月末のハロウィン。
「早仕掛け・際の勝負・早仕舞い」を訴え、
ハロウィン販促を呼びかける。
参考にするのは外食産業。
ミスタードーナツ。
サーティワンアイスクリーム。
さて、タイガー・ウッズ。
男子ゴルフの今季最終戦で優勝。
TOUR Championship。
アトランタのイーストレークGC。
1975年生まれで42歳となったウッズ。
通算11アンダーで5季ぶりの勝利。
優勝賞金162万ドル(約1億8300万円)。
これで優勝回数は80回。
歴代2位。
優勝回数トップはサム・スニードの82勝。
スニードは1912年生まれで、
美しいスウィングで有名だ。
ウッズの次は、
帝王ジャック・ニクラウス。
1940年生まれで73勝。
ウッズの実績は、
現役選手としては図抜けているが、
2009年の不倫スキャンダル以降、
腰痛などで4度の手術を受け、
長く戦列を離れた。
今年は成績が安定し、
この最後のツアー選手権を制した。
今日の最終日は、
3打リードで首位発進。
そして最終18番パー5まで、
2位に2打差をつけてトップ。
この18番では、
驚くほどの数のギャラリー。
“タイガー・コール”と、
USAコールが湧き起こった。
バンカーからの第3打を2mにつける。
ラインを読む間もウッズは、
泣いているように見えた。
「昨年は歩くことさえできなかった」
ウッズの述懐。
このパットは決まらなかった。
しかし十数センチほどのウィニングパットを、
タップしてフィニッシュ。
そして両手を上げて万歳。
このときにもウッズは泣いていた。
ギャラリーの大歓声。
それに応えるタイガー・ウッズ。
タイガーの父親は黒人、
母親は華僑系タイ人。
生後9カ月から父の手ほどきで、
ゴルフをやり始めて、
子どものころには天才プレーヤー。
スタンフォード大学に進んで、
アマチュア選手権でも三連覇。
プロになると快進撃は止まらず、
メジャー選手権優勝は14回、
年間賞金王10回、最優秀選手賞11回など、
ニクラウスと並ぶ実績を上げた。
アメリカ人はヒーローが好きだ。
復活したヒーローはさらに大好きだ。
そこには敗者復活の精神がある。
タイガー・ウッズの復活を、
アメリカ人は自分のことのように喜び、
かつての全盛期以上に熱狂した。
私はそのことに感動した。
ちなみに日本の松山英樹は、
今日のベストスコア65で回り、
16位から4位タイまで順位を上げた。
こちらもよく頑張った。
さて日経新聞に重要な記事。
「小売店のレジ改修、2割止まり」
サブタイトルは、
「軽減税率対応進まず」
来年の2019年10月に、
消費増税と軽減税率が導入される。
あと1年とちょっと。
しかし軽減税率対応のレジ改修は、
思ったほど進まない。
小売業の店舗では、
レジの切り替えが必要となる。
第1は10%に引き上げられた消費増税への対応。
第2は軽減税率で8%据え置きへの対応。
複数の税率に対応したレジと、
受発注システムに、
切り替えねばならない。
そこで経産省は、
2016年3月から19年9月末まで、
中小事業者に補助制度を実施し、
補助金を支給している。
レジ1台に20万円、
1事業者に200万円が上限。
しかしレジの改修はほとんど進んでいない。
補助金の申請も低調。
制度創設当初の想定では、
33万件の申請。
しかし実際は今年8月末時点で、
約8万件で想定の24.2%。
「創設当初は、
950億円の予算を確保していたが、
17年3月には534億円に減額した」
利用が低調な理由。
2度の消費増税延期で、
「小売り現場の緊迫感が薄れた」
しかし軽減税率そのものの意味が、
薄いからだとも考えられる。
もちろん日本チェーンストア協会や、
日本スーパーマーケット協会など、
ほとんどの小売団体が、
消費増税は支持するものの、
軽減税率導入には反対している。
日本商工会議所の2017年の調査。
全国の商工会議所に向けて実施した。
「軽減税率への準備状況」に関して、
約9割の会員事業者の答えは、
「ほとんど対策は進んでいない」、
「小規模事業者の対策が遅れている」
軽減税率に関しても、
導入がほぼ決定状態だが、
否定派の「敗者復活」はないものか。
そんなことを考えてしまう。
では、みなさん、今週も、
失敗は成功のもと。
Good Monday!
〈結城義晴〉