サンフランシスコ。
いい街です。
大好きな街です。
「誰が一番好きなの?」
女性は男性に、そう聞く。
その時には必ず、
こう答えねばならない。
「君に決まってるじゃないか」
しかし、街に関しては、
アメリカだけでも、
ニューヨークも好きだし、
シカゴもいい。
オースティンもいいし、
サンアントニオもいい。
ワシントンDCもいいし、
アトランタもいい。
シアトルもいいし、
ホノルルもいい。
ヨーロッパなら、
パリはいいし、ロンドンもいい。
イタリアはすべていい。
ドイツもいいし、
そのほかに行ったことがない街が、
たくさんあるけれど、
みんないい。
もちろん日本の街もいいし、
中国の街も好きだ。
アジアもいい。
その中でサンフランシスコは、
最高にいい街だ。
「君が一番だよ」
サンフランシスコには、
私はいつも、そう呟いている。
そのサンフランシスコ。
山火事で街中が煙と粉塵に覆われる。
だからマスクをしている人が多い。
このカップルも。
それでも万代知識商人大学第3期生。
サンフランシスコのダウンタウンから、
山火事の方向に出発。
1時間半でバカビル。
ナゲットマーケット。
たった19店舗の企業だが、
働きがいのある企業ランキングに、
ずっとランクインしている。
多分、世界一美しい店。
このプロデュース(青果)部門。
毎日、いつも、この美しさ。
シーフード部門も、
ため息が出るほど美しい。
奥壁面の主通路とリーチインケース。
そして普通の缶詰の陳列。
ため息が出る。
店舗中央に冷凍食品コーナー。
そして店舗入り口横のコーヒーショップ。
全員が興奮して、写真。
それからウィンコ・フーズ。
従業員持株制度を採用した会社。
入口には「ザ・ウォール・オブ・バリュー」
飛び切りの特売エンドを集積した壁。
競合店の価格調査をして、
それとの価格差を告知する。
壁を抜けると青果部門。
バナナは1ポンド(454グラム)52セント。
続いてバルクコーナー。
それからミート・シーフードとデリの売場。
広大な冷凍食品売場。
牛乳は1%ミルクが、
1ガロン(3.8リットル)2.68ドル。
とにかく安い。
ウォルマートより安い。
レジと平行に切られたゴンドラは、
広大な店の左から右まで見通せる。
最後はインストアベーカリー。
クリスマス商材売場。
レジはアメリカでは珍しく、
ノーサッカー。
それでもウィンコは、
ディスカウントスーパーマーケット。
安くてきれい、
安くてフレンドリー、
安くて良い。
アメリカのディスカウンターは、
三拍子揃っていなければならない。
小売業視察の後でランチは、
インアウトバーガー。
オペレーションが素晴らしい。
メニューは3つに絞られている。
それがスピーディな作業システムを支える。
早速、行列をつくって注文。
時間がかかるかと思うかもしれないが、
意外に早い。
そして大満足のハンバーガーランチ。
腹ごしらえをしたら、
ゴールデンゲートブリッジ。
残念ながら、
山火事で煙っている。
それでも記念写真。
誰が言い出したか、
Go! Go! ポーズ。
私は自撮り。
そのあと、ツインピークス。
サンフランシスコが一望できる、
二子山。
しかし煙っている。
その後、ゲイの街を通り抜ける。
そのゲイの旗は虹のマーク。
そしてフィッシャーマンズワーフへ。
ピア39。
アルカトラズ島がかすかに見える。
これも山火事の煙と粉塵の所為だ。
最後にユニオンスクエアのあたり。
フィナンシャル地区の一角。
ビルのコーナーでいい立地。
Amazon Go6号店。
エンバーカデロセンターから、
2ブロック西に行くと、このビルがある。
以前はステープルズがあった。
ステープルズはオフィスサプライチェーン。
駐車場はないし、近隣の徒歩客狙い。
だから角の店はとてもいい。
シアトルに3店、シカゴに2店。
そしてこのサンフランシスコに、
10月23日にオープン。
月曜~金曜日の平日営業で、
午前7時から午後9時。
土日曜日は定休日だ。
近隣はオフィス外だからである。
これはシアトル2号店、
さらにシカゴの2店と同じ。
いまのところAmazon Goは、
オフィス街立地が適している。
ここに来たら、
Go! Go! ポーズ。
アマゾンのスピード感に負けないように、
Go! Go! ポーズもスピードタイプで。
このブログではもうおなじみ。
Amazon Goのアプリをダウンロードして、
銀行口座やクレジットカードを登録。
そしてアプリのQRコードを、
ゲートのセンサーにかざして入店。
この6号店は64坪で広くなった。
その分レイアウトも回遊式。
ビルの角なので、外が見える。
入口のゲートの前に、
部門の場所が➡で示されている。
天井はスケルトンで、
カメラ、センサー、マイクなどが、
セットされている。
しかしちょっとそれらが減った感じ。
天井の写真をどんどんとった。
これはカメラだが、
6号店まで研究して、
減らした。
顧客一人ひとりの動きを察知して、
どの商品に手を触れたか、
どの商品を取って、買ったか。
それを認識して、
その顧客の口座から引き落とす。
その役目を天井や陳列ケースの、
カメラ、マイク、センサーで、
間違いなく認識する。
ショッピングバッグは有料。
オレンジ色の「リユーサブル」が99セント、
ペーパーが10セント。
これだけは自分で申告して、
清算する。
飲料は2フェース、3フェースが増えた。
それでも品切れする。
そうしたら「品切れカード」を立てて、
違う商品が並べられるのを防ぐ。
異なるアイテムが並ぶと、
多分、違う購買履歴がアカウントされる。
ヴィーガン・シーザーサラダ。
新しいアイテムだ。
セサミ・ソバ。
これも新しい。
スパイシー・シュリンプ・アボカドロール。
寿司も新しいアイテムだ。
トップパネルも洗練された。
そして調理時間30分の簡便キット。
カット野菜。
フレッシュアイテムが増えて、
コンビニの機能が強化された。
ブレックファースト、ランチ、
それから簡便ディナー、
スナック、そしてグロサリーの必需品。
英語では、
「Breakfast, Lunch, Dinner, Snacks, Grocery Essentials」。
女性店員と写真を撮る。
そして私は店内で邪魔にならないように、
Go! Go! ポーズ。
万代知識商人大学3期生。
最後の最後にAmazon Goを体験学習。
いい勉強ができた。
その後、自由行動。
だからここから5分ほど歩いて、
スタンダード・マーケットへ。
こちらもAmazonGoと同じ趣旨の店。
ただし今は、月・火曜の午後の2時間しか、
店を開けていない。
行ってみるとシャッターが閉まっていた。
間違いなく1071番地。
Amazo Goを支障なく営業するためには、
途方もない情報処理が必要になる。
スタンダード・コグニッション社には、
それができない。
もう1店、このそばに、
ジッピンがあるが、
こちらは5坪で、しかも昼2時間の営業。
店舗を減らして、品目数を減らし、
営業時間を短くする。
それでしか成り立たない。
まだまだAmazon Goが、
圧倒的に進んでいる。
ローカルチェーンは、
「新幹線を開発する必要がない」
私はそう言っている。
これは荒井伸也先生の言葉。
しかし新幹線が開通したら、
真っ先に乗ってみること。
その好奇心が知識商人の本質である。
(つづきます)
〈結城義晴〉