山火事のサンフランシスコ。
心配しつつ、空港から飛び立った。
上空から見ると、
煙と粉塵で霞んでいる。
美しい太平洋岸も見えない。
しばらく飛ぶと飛行機雲。
そして雲に覆われた太平洋。
5時間ちょっとで雲が途切れてくる。
そしてハワイ諸島。
雲と空と海が織りなす芸術。
メインアイランドのオアフ島。
到着しました。
常夏のハワイ。
ニューヨークからサンフランシスコ、
そしてホノルルに着いた。
一晩、ゆっくり休んだ。
ホテルの部屋から、
ワイキキビーチが臨める。
ホノルルの街を見下ろす。
商人舎ビギナーズコースのメンバーを、
ホノルル空港に迎えて、
ツアーのスタート。
空港の正式名称は2017年から、
ダニエル・K・イノウエ国際空港。
関西国際空港と成田国際空港から、
別々に到着。
全員揃うとすぐにリムジンバス。
そしてウォルマート。
クリスマスツリーと星条旗。
ネット購入のピックアップができる。
入口を入るとそのピックアップコーナー。
「Site to Store」――
最近のウォルマートのキャッチフレーズ。
店内でも天井から、告知されている。
入口は1カ所のディスカウントストア業態。
スーパーセンターへの過渡的フォーマット。
だから一番前にくるのがアパレル売場。
それも女性のアロハ。
レディス、メンズ、キッズ、ベビー。
もちろん奥壁面には家電売場もあって、
食品以外はフルラインの品ぞろえ。
主通路にはアクションアレー。
その中にクリスマス用品の島陳列。
店舗左サイドから奥にかけて、
クリスマスショップが盛大に展開される。
来週がサンクスギビングデー。
そのあとがホリデーシーズンで、
最後がクリスマス。
そこまで視野に入れたプロモーション。
クリスマスは最大のイベントだ。
それを存分に楽しもうとすれば、
お金がかかる。
ウォルマートは最も経済的に、
クリスマス用品がそろう店だ。
クリスマスツリーも並ぶ。
通常の屋外売場はガーデン用品だが、
クリスマスのおもちゃ売場に変貌。
ウォルマートの商品力が、
存分に発揮される。
チェックスタンド前の広い売場が、
グロサリー部門。
それは全面展開。
そして生鮮食品はほんの一部。
万代から参加のメンバー。
ウォルマートはエブリデーロープライス。
毎日特売価格で1年中販売する。
そこからさらに「超特売」を出す。
しかしこのホノルルの店は、
超特売の「ロールバック」が、
このエンドだけだった。
5ドル68セントだったアイテムが、
4ドル98セント。
激しい競争がないから、
ロールバックも1アイテム。
それがハワイのウォルマートの闘いだ。
男性のアロハ売場。
ファサードや売場を改装して、
入口に近くなった。
この売場でアロハを購入。
ほかには、
ショートパンツとストローハット。
ハワイに来たら必ず、
ウォルマートで買物する。
土曜日の午前中だが、
レジには行列。
ウォルマートの大繁盛ぶりがわかる。
つづいて、ワイキキへ。
セーフウェイ。
この店もこの1年前に改装した。
エスカレーターで登った入口に、
花売場と青果部門。
こちらはなかなかいい。
「地産地消」の「Local」も充実している。
窓から光を取り入れて、
明るい売場だ。
ミートとシーフード売場。
ハワイの漬け魚「POKE」は、
対面コーナーとなっている。
店舗右サイドがワインからベーカリー、
そしてデリカテッセンの売場。
しかしそのデリの売場は、
「ボアーズ・ヘッド」に、
占領された観がある。
ボアーズ・ヘッドの加工肉とチーズ、
そのサンドイッチ。
ボアーズ・ヘッド頼りの売場。
改装したにしては弱気。
品切れアイテムも目立つし、
レジの客数が少ない。
メンバーはセルフレジをお試し。
1階の駐車場に、
「ホームデリバリー」のバンが、
6台ほど並んで、
オンライン販売に備える。
しかしセーフウェイはちょっと弱まった。
隣接するローカルチェーンの店。
タイムズ・スーパーマーケット。
こちらは1949年、
沖縄移民二世によって設立された。
テルヤ兄弟創業のローカルチェーン。
しかし昨年6月に、
ドンキホーテホールディングスに、
買収されてその傘下に入る。
売場構成はまったく変わらない。
しかし店に活気がある。
そして価格政策にメリハリがついた。
POKEを販売する対面コーナー。
客数が増えたのが一目瞭然。
ドンキホーテのマネジメントが、
少しずつ反映されて、
サーベラス傘下となったセーフウェイを、
じわりじわりと追い上げる。
面白い競争が展開されている。
ハワイに着いてウォルマートと、
セーフウェイ、タイムズ。
いい勉強をした。
ビギナーコースは「楽しむこと」も目的。
だから積極的に観光もする。
まずはモアナルアガーデン。
「日立の樹」のモンキーポッドがある。
全員写真。
バスの中も和やかな雰囲気。
そしてカメハメハ大王像。
後ろ向きで恐縮。
ハワイ統一を成し遂げたカメハメハ大王の銅像。
オアフ島で1番の撮影スポット。
「シャカ」をしながら写真。
ホテルに入って荷物を解いて、
ディナーは「Reef」。
サンセットを臨むレストラン。
海岸べりに席が設けられている。
まずはサラダコーナーで、
各自、好きなものを選ぶ。
食事は楽しい。
新鮮な野菜と果物。
サラダを取ってビールやドリンクが届く。
乾杯が待っている。
その音頭は最年長、
天野水産㈱社長の天野裕識さん。
そして嬉しそうに乾杯。
楽しみましょう。
夕日が沈んでいく。
ここでもシャカでポーズ。
次はステーキを自分で焼く。
5センチの厚さの分厚いステーキ。
これも担当コックに手伝ってもらって、
自分の好みの焼き加減にする。
できました。
ステーキディナー。
自分で言うのもなんだが、
私、ステーキだけは焼くのがうまい。
故太田光弘先生直伝。
食事を楽しんで、
最後はGo! Go! ポーズ。
楽しいハワイビギナーズコース。
始まりました。
よろしく。
(つづきます)
〈結城義晴〉