1月15日、小正月、あるいは女正月。
そして1999年までの成人の日。
おかげさまで、注文が殺到。
鈴木哲男著『流通RE戦略』
EC時代の店舗と売場を科学する
ありがとうございます。
書籍価格 1,800円(本体)+税
ISBNコード ISBN978-4-9910649-0-6
四六判 261ページ
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鈴木綾子、倉内綾子。
両綾子がすぐに対応します。
小売流通業における、
リ・エンジニアリング。
定義は、
業務・組織・戦略を、
ゼロから根本的に再構築すること。
その技術体系を、
鈴木哲男先生は10項目に整理しました。
まず、企業の外から情報を得る。
マーケティングの方法。
§1 ビッグデータ活用
§2 ストアコンパリゾン
そしてプランニングし、
実行する。
鈴木哲男の真骨頂。
§3 52週マーチャンダイジング
店を改革し、売場を革新する。
§4 既存店活性化
§5 店舗レイアウトと店づくり
さらにその店や売場を、
よりよく改善する。
§6 プレゼンテーション
外に向かって、顧客に対して、発信する。
§7 チラシ販促
§8 商品提案と顧客サービス
再び内側を見る。
§9 ロス・エンジニアリング
最後にリ・エンジニアリングの発展を学ぶ。
§10 リ・エンジニアリングの歴史と未来
鈴木哲男先生はかつて、
故渥美俊一先生に乞われて、
ペガサスクラブの講師陣の一翼を担った。
だから渥美先生へのオマージュを込めて、
その理論を前提としつつ、
それを超える現代化の技術体系を確立した。
「52週MD」の巨匠が放つ
EC時代の「商売改革」
集大成!!
ぜひ、手に取ってみてください。
さて、日経新聞に、
柳井正さん登場。
気分良さそうに未来を語りつつ、
チェーンストアの終結を宣言。
言うまでもなく、
㈱ファーストリテイリング会長兼社長。
聞き手は日経編集委員の中村直文さん。
小売業の変化に対して。
「これからは
情報産業とサービス業だけになる。
小売業もなくなる」
「すでに製造から小売りまで一体化したが
それでは足りない」
「デジタル化は消費者個々人の嗜好を
生産に直結できる可能性を持つ。
製造から顧客まで、
川上から川下までをつなぐ
エンドtoエンドの姿に変わる必要がある」
「電子商取引(EC)と小売業が融合し、
存在意義のある企業だけが
生き残ることになる」
柳井さんの眼は、
ずいぶん先を見ている。
しかしそのずいぶん先は、
意外にすぐにやってくる。
「顧客のためになっていない企業は
淘汰される。
それが世界レベルで進む」
柳井さんはいつも正論の人。
「その中心概念になるのが
グローバル化とデジタル化だ。
ECと小売りがすべて、
融合したような企業体を目指す」
店が変わる。
「店はすべて建て替えないと
いけないかもしれない。
デジタル化で消費者は
どこでも服を買えるようになった」
「逆に店舗は”そこでしか買えない”
商品やサービスを提供する場になる。
着こなしの提案から商品情報の収集まで、
地域に根ざしながらも
世界中の人が集まるような店だ」
そして宣言する。
「店舗を標準化する
チェーンストアの時代は
終わった」
AIの、商売への影響。
「社員には、AIの導入を考える前に
自分の頭脳を鍛えてほしいと話している。
これから知識労働へシフトするわけで、
そのためには
“AIにはまねできない意味”を理解し、
適切な質問ができる人間にならないと
使いこなせない」
「ノーベル賞を受賞した本庶佑先生の話した
6つのCが重要になる」
キュリオシティー(好奇心)
カレッジ(勇気)
チャレンジ(挑戦)
コンフィデンス(自信)
コンテニュー(継続)
コンセントレーション(集中力)
これ、私のブログでも、
2016年1月11日に書いた。
本庶佑のPD-1発見による「がんは治せる」と「3C+3Con」
偶然にしてもうれしいね。
柳井さんは続ける。
「それと教科書を信じるな、
教科書以上の答えを出せと言っている」
ピーター・ドラッカー、
”ポスト・モダンの七つの作法”
その第3作法は、
「基本と原則を補助線として使え」
教科書を補助線として使い、
教科書以上の答えを出せ」
同感。
柳井さんも、
月刊商人舎を読んでくださっているし、
鈴木哲男著『流通RE戦略』も贈呈した。
読んでくださるだろう。
さて、今日は、
横浜シティエア―ターミナルから、
リムジンバスに乗り込んで、
横浜ベイブリッジ。
朝からちょっと雨模様。
それも上がって、
美しい横浜港とみなとみらい。
ベイブリッジを過ぎると、
東京方面の空に虹が掛かった。
大きなスケールの虹が、
東京から千葉に向かってアーチを描いた。
昨年11月のハワイ・ホノルル以来の虹。
きっといいことがあるだろう。
成田国際空港第1ターミナル南ウィング。
スーパーマーケット勉強会のメンバーが、
もう集合していた。
輪になって、簡単な挨拶とレクチャー。
楽しみつつ、学ぶ。
つまりよく学び、よく遊ぶ。
楽しくなければ、
スーパーマーケットではない。
トップ抜きで、写真。
元気にシアトルへ。
Amazon GoへGo!
だから当然ながら、
軽くGo! Go! ポーズ。
いやいや、それではいけません。
今回も全力疾走で、
Go! Go! ポーズ。
では、往ってきます。
好奇心と勇気をもって、
挑戦するために。
自信と集中力をもって、
継続するために。
〈結城義晴〉