まことにまことに、
残念な訃報。
岡崎雅廣さん、ご逝去。
69歳。
㈱エブリイホーミイホールディングス代表取締役社長。
日本で最も元気なスーパーマーケットが、
広島、岡山、香川に出店するエブリイ。
18年連続増収を果たし、
グループは2019年決算で1000億円を達成する。
そのグループの総帥。
食に関する総合的な取り組みは、
極めてユニークで、
そのユニークさが、
この企業グループの特徴だ。
それを生み出したのが、
岡崎雅廣さん。
2月1日、脳出血で急逝。
葬儀、告別式は、
近親者だけで済ませて、3月18日、
地元の福山ニューキャッスルホテルで、
お別れの会が開かれる。
喪主は㈱エブリイ社長の岡崎浩樹さん。
雅廣さんのご長男。
私は2011年2月末、
東日本大震災の直前に、
アメリカの研修会でご一緒して、
とても親しくなった。
商人舎主催の特別視察研修会。
Quality&Service型フォーマット研究。
㈱阪急オアシスの千野和利さんが、
全体を取りまとめるリーダーだった。
㈱サンシャインチェーン本部の川崎博道さん
㈱ハローデイの加治敬通さん、
そして岡崎雅廣さんが、
それぞれの幹部を同道して、参加。
サンフランシスコの超優良店を巡った。
岡崎さんは、
好奇心旺盛な勉強家で、
ダンディーで、
ゴルフの腕前はシングル。
スーパーマーケットの経営者として、
日本中、見渡しても、
他に類を見ないユニークな人物だった。
関西学院大学を卒業して、
阪急百貨店に入社。
ここで千野和利さんの1年後輩。
したがって、阪急百貨店を辞して、
エブリイのトップとなってから、
岡崎さんは千野さんに師事して、
斬新なスーパーマーケットを創造した。
会社経営に対しては、
これも独自の「類人猿分類」を駆使して、
優れたマネジメント態勢を確立した。
私は2015年9月9日、
エブリイ取引先会に呼ばれて、
スピーチした。
岡崎さんとも固い握手をして、
エブリイの未来を語り合った。
まだ69歳だった。
これから「岡崎ワールド」は、
本当の開花を見せるときだった。
その満開の花はどんなものだろう。
私はずっと楽しみにしていた。
長男の浩樹さんはエブリイ社長。
次男の裕輔さんはエブリイ副社長。
三男の真悟さんは、
㈱ホーミイダイニング社長。
㈱けんこう応援団社長や、
㈱YPYエデュケーション社長も務める。
三本の矢が結集して、
その岡崎ワールドを成就させてもらいたい。
私もそれを祈念するものだ。
心から哀悼の意を表して、
ご冥福を祈りたい。
合掌。
〈結城義晴〉