今日はホワイトデー。
世の男性陣は、さて、
きちんとお返しをしているのだろうか。
さて商人舎流通Supernews。
米国の2018年度決算が次々に発表されている。
今日は2社。
ノードストロームnews|
‘18通期増収増益/ラック業態3.5%増・ECは3割増
ロス・ストアーズnews|
’18年通期増収増益/売上高150億ドル・純利益17%増
アメリカのアパレルやノンフードは、
もうラック業態しか伸びないのではないか。
そんな気分になる決算だ。
日本の非食品分野はもっと深刻だが。
大きな節目が来ている。
さて昨夜大阪入りをして、
今朝は東大阪市の㈱万代本社へ。
万代知識商人大学第4期。
今日からスタートする。
第4期生は万代社員30名、
グループ会社のアドバンスから2名。
総勢32名。
初めに開講式。
「自分の可能性にチャレンジし、
周りの皆を巻き込んでいく。
そうしたリーダーシップを発揮して、
新たな挑戦をしよう」
期待を語った。
そして辞令の授与式。
一人ひとりの名前が読み上げられ、
32名全員が正式に、
万代知識商人大学第4期生となった。
営業部門から芝純常務が、
営業トップらしいメッセージを寄せた。
「愛される店づくりをしよう、
そして利益を上げよう」
不破さんはいつも、
含蓄のある話をしてくれる。
「五感を鍛えたうえで、
さらに物事の本質を掴む第六感を養う。
そのためにこの1年を一番勉強した年、
成長した年にしましょう」
無事に開講式を終えて、
今日の第1講義に入る。
今日一日のテーマは
「ミッションマネジメント」。
私は冒頭で、
商業近代化を唱えた倉本長治と、
ドラッカーの考え方を整理しつつ、
商業が果たすべき使命を講義。
会社のミッションやビジョンこそ、
すべてのスタートとなるし基盤になる。
使命のない商売は続かない。
万代には二大ビジョンがある。
「日本一買い物に行きたい店舗
日本一働きたい会社」
このビジョンこそ、
行動の指針としなければならない。
会社のミッションやビジョンは、
お経のように唱えているだけでは、
いけない。もったいない。
日々、道具のように使いこなし、
活用しなければならない。
そのことを強調して、
すぐに行動することを求めた。
そして改めて阿部社長が、
32名の幹部候補生に向けて、
万代のビジョンを講義。
受講生たちにとっては、
社長や経営幹部から直接講話を聴く。
これが企業内大学の良さだ。
午前の講義を終えた阿部社長と、
日本のスーパーマーケットの最新情勢を、
意見交換。
コロッケバイキング1個68円の売場。
私はつくり立て牛焼肉弁当450円を購入。
もちろん、鯖鮨も。
ちょっと食べ過ぎた。
午後の講義は、
結城義晴が担当。
商売の使命・万代の使命と題して、
災害時の小売業の活躍から、
人間力経営までをスライドで講義。
さらにAIやビッグデータがもたらす、
小売業のイノベーションの方向性を示す。
ミッションマネジメントの要諦を、
さまざまな角度から、
2時間30分ほど講義。
最後は、結城義晴の文章法・訓練法を解説。
万代知識商人大学では、
毎月、レポートを提出させる。
最後は卒論を書く。
だから文章の書き方や体裁を、
月刊商人舎の私の記事を参照しながら、
ていねいに解説した。
2019年3月から2020年1月まで、
9回の講義とアメリカ修了ツアー。
1泊2日の合宿もある。
いよいよ始まった、
万代知識商人大学第4期。
創設者の加藤徹さんも、
開校式から講義まで、
ずっと聴講してくれた。
加藤さんは現在、
親会社の㈱万代油脂工業社長。
ありがたい。
そして講義を終えると、
あわただしく彦根に移動。
彦根城がホテルの窓から見える。
彦根では㈱平和堂のお二人と交流。
田中仁史さん(中)と本持真二さん。
田中さんは取締役食品統括、
本持さんは教育人事部長。
田中さんの情報網はすごい。
しかもよく勉強している。
貴重な情報交換ができて、
実に有益だった。
まさにパラダイム転換の時だ。
〈結城義晴