結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年03月19日(火曜日)

「微妙な段階にきた景気判断」と「基本の徹底」を一歩一歩

今日は午後から東京・大手町。
尿検査と血液検査の後で、
この道の権威の先生の診察。

この1カ月、本当に努力して、
酒を慎んで、なおかつ食事療法。

年を重ねると、体にガタが来る。
しかし、驚くほどの体調管理。

その後、麻布十番。
鳥居坂下。
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「任天堂は無関係」
“Unrelated to Nintendo”
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公道カートサービスのマリカー。
㈱MARIモビリティ開発と㈱任天堂。
「マリカー」の商標を巡って係争中。
昨年9月の東京地裁の公判では、
任天堂が勝訴。
不正競争行為の差し止めと、
1000万円の損害賠償命令。

それに抗議するマリカー。
公道カートを走らせている。
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この鳥居坂下に、
㈱ハー・ストーリィがある。
あの日野佳恵子さんの会社。
その安井久美子さんと打ち合わせ。
コンシューマーリサーチ部部長。
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「女性視点マーケティング」を謳い文句に、
日本有数の定性調査分析をする。

1時間を超えるディスカッション。
いい方向性が見えてきた。
ありがとうございました。

それから麻布十番のイオンへ。
コンビネーションストア。
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ビオセボンとピカール。
フランス仕込みの、
オーガニック専門店と、
冷凍食品専門店。
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大繁盛はしていないけれど、
確実にポジショニングを構築している。

それからJR大崎駅へ。
ゲートシティ大崎。
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その中に大きなフードコート。
1階にはスターバックス。
地下1階に成城石井とローソンが並ぶ。
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話題の店舗。
商人舎流通Supernews。
成城石井news|
バイオーダー初導入のゲートシティ大崎店(71坪)IMG_61989
2月の7日にオープン。
初めて「バイオーダー」を導入。
注文を受けてから用意して提供する。
“デリごはん” やスイーツのメニュー。

ロケーションにぴったりのコンセプト。
だが、むしろ、
隣のローソンの大型店にびっくり。

ローソン側には広いイートインもあって、
相乗効果を発揮するに違いない。

その後、品川駅に戻って、
超多忙のこの人と合流。
大久保恒夫さん。
もちろん㈱リテイルサイエンス社長。IMG_39529
二人して2時間近くの対談。

楽しみにしてください。
月刊商人舎4月号です。

そして4月4日には、
出版記念パーティーが控える。
1月25日発刊『AI流通革命3.0』
books_kakuai
出版記念パーティーで立ち上げるのは、
「AI流通革命3.0研究会」

結城義晴も㈱商人舎も協力する。
ご期待ください。

さて、日経新聞コラム「大機小機」
今日、重要な指摘をするのは、
コラムニストの墨田川さん。
きっぱりとものを言う人。
「微妙な段階にきた景気判断」

「本年1月まで拡大局面が続けば
戦後最長というところまで来ていた、
日本の景気の風向きが
怪しくなってきた」

同感だ。

その根拠を示す。

まず「景気動向指数」。
内閣府経済社会総合研究所の判断。
最新の2019年1月は3月に発表された。

その結果は、
「景気の下方への局面変化を示す」

しかしこれは、
「景気の山がそれ以前の
数カ月にあった可能性が
高いことを示している」

次に「景気後退確率」。
日本経済研究センターが毎月公表。

2カ月以上67%を上回ると、
景気は後退している可能性が高い。
最新の1月(3月発表)は61%。
「かなり怪しい」。

さらに「ESPフォーキャスト調査」
これも日本経済研究センターの仕事。
「景気転換点(山)はもう過ぎたか」
この問いに2月の調査では、
「イエス」がゼロだったが、
3月は5人になった。

しかし3月15日の日銀のミーティング。
「金融政策決定会合」
その景気判断は、
前月と同じ「緩やかに拡大している」。

つまり政府・日銀は、
景気拡大と言いたがっている。

小売業の実績を見ていると、
昨年の秋からもう、
落ち込みの兆候が見えて、
今年の1月2月はひどく悪い。

「仮に後退局面入りが明らかになった場合、
政府・日銀がどう対応するかだ」

コラムニストは心配する。
「政府は、この期に及んで
10月の消費税率引き上げを
延期するようなことはないだろうが、
財政面からの景気対策を打つことは
十分考えられる」

それがまた状況の悪化に油をさす。
「こうした景気対策の効果は
一時的なものであり、
財政再建をますます難しくする」

日銀も同様。
「追加緩和策を考えるかもしれない。
しかし、金融政策の手段は限られており、
無理な緩和はせっかく
正常化に向かいつつある政策の流れを
再び異常な世界へと引き戻す」

「異常な世界」に引き戻される?

こんなことを書くとまた、
「脅し」に使われるかもしれない。

しかしこんな時には絶対に、
「異常な手」を打ってはいけない。

正統派、
オーソドックス、
基本の徹底。

それをコツコツと。

ピーター・ドラッカーに言わせると、
理想を求めて、
手持ちのリソースで、
ケースバイケースで、
一歩一歩。

大久保恒夫と結城義晴が、
口をそろえてそれを言う。

〈結城義晴〉

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