今日の商人舎流通Supernews。
おかげさまで、絶好調です。
まず、イオンnews|
2月総合スーパー&スーパーマーケット既存店総崩れ
イオンリテール㈱、
そしてイオン北海道㈱とイオン九州㈱。
さらに全国のマックスバリュ各社。
2月の実績は既存店総崩れ。
一方、
2月スーパーマーケット統計|
既存店2.2%減/冬物商材苦戦・節分効果薄く
こちらは全国270社の統計。
3つの協会が力を結集して調査する。
日本スーパーマーケット協会(JSA)、
オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、
全国スーパーマーケット協会(NSAJ)。
2月は既存店2.2%減で11月から連続ダウン。
生鮮3部門合計が▲3.6%
・青果▲6.3%
・水産▲1.3%
・畜産 ▲1.8%
惣菜▲1.0%
日配▲2.3%
一般食品▲0.7%
非食品▲2.7%
その他だけプラス1.1%
大きな変化が起こっている。
それは月刊商人舎4月号で解明する。
既存店が伸びなければ、
新店に活路を求める。
そこでまた各社の既存店が悪くなる。
しかし、それをしなければ成長はない。
鼬(いたち)ごっこか、ジレンマか。
今日オープンの話題の新店を巡った。
ヤオコー久喜菖蒲店。
後ろにヨークマート、
右にはロピア。
大激戦区への進出。
これも商人舎流通Supernews。
ヤオコーnews|
初年度目標25億円のヤオコー久喜菖蒲店(779坪)3/22出店
朝8時に到着。
店頭では花のオープン特売。
バナナ、ポンカンなども、
開店大売り出し。
隣にはホームセタームサシが建設中。
開店の朝の全体朝礼の後、
チェックスタンドの朝礼。
川野幸夫会長にご挨拶。
ニコニコしっ放しの川野さん。
いい出来栄えの新店にご満悦。
しかし業界全体のことになると、
曇り顔。
結城。
「消費税分還元の声が出ていますね」
川野。
「困ったことです」
結城。
「本当に」
川野。
「ますます体力勝負になる」
結城。
「その通りですね」
川野澄人社長も、
店の中をくまなくチェック。
小澤三夫取締役は、
営業企画部長兼商品戦略部長。
いつも一番重要な点に目を向けている。
そして販売第二部長の板倉勇二さん。
新フォーマット開発のリーダー。
ネーミングは「久喜菖蒲プロジェクト」。
埼玉県久喜市の郊外型旗艦店舗。
2012年3月のヤオコー川越的場店を、
さらに展開させて現代化を図った。
「未来型モデル店舗」。
川野澄人さんと板倉勇二さんが、
記者会見を開いて説明してくれた。
お世話になったのがIR広報室の皆さん。
その大谷弥子さん。
ありがとうございました。
その後、先行出店しているモラージュ菖蒲。
ヨークマートは2日前の20日に、
リニューアルオープンして、
ヤオコーの開店を迎え撃った。
さらに隣接したSC「フォレオ菖蒲」には、
ロピア菖蒲店が昨年5月に進出。
この店は青果部門のレイアウトを、
ワンウェイコントロールにした。
長野県のツルヤが採用しているが、
もともとは関西スーパーが開発。
私はこのレイアウトが、
顧客にとって買いやすいし、
買い忘れがないと考えている。
玉ねぎなど、
大玉の鮮度のいい商品が、
この安さ。
精肉部門はロピアの売り物。
しかし今日はさすがに、
ちょっと客数が少ない。
ロピア経営管理室部長の川山博秀さんに、
偶然、ばったり会った。
埼玉県の久喜市から、
今度は神奈川県横浜市都筑区へ。
港北ニュータウンの商業集積。
ノースポートモール。
横浜地下鉄のセンター北駅に直結して、
2007年4月21日にオープン。
このショッピングセンターのGUは旗艦店。
春休みキッズおしゃれ教室のお知らせ。
子どもたちがはしゃぎまわる。
その1階にオープンしたのが、
ロピア。
オープン当社から、
㈱いなげやが核店となっていた。
フォーマットは、
「ブルーミングブルーミー」。
そのいなげやが撤退して、
ロピアが入った。
朝からずっと入場制限をしている。
入口のところで高木勇輔さんに、
ばったり会った。
ロピアグループ代表。
店内はごった返して大混雑。
水産部門のマグロ売場には、
㈱ロピア社長の福島道夫さんが、
自らデモンストレーション。
その福島さんと握手。
試食を大奮発。
オープン価格も強烈。
ロピアのモットー。
「同じ商品ならより安く
同じ価格ならより良いものを」
「より安く」も、
「より良いものを」も、
アウトスタンディングでなければいけない。
つまり際立っていること。
ロピアはそれを目指している。
酒売場が大きく変わった。
よくなった。
そこで直接買い付けワインの試飲。
私も思わず飲んでしまった。
そして新店店長の齊藤幸司さん。
2月にニューヨーク研修に参加して、
元気いっぱい勉強した快男児。
店内と店舗横に、
「NICK JACK」のショップ。
ピザや肉料理のファストフード。
今日はピザの試食を大胆に提供。
そのバックヤードで、
明日の賄(まかな)いの豚汁を、
みんなに先行して味見させてもらった。
ロピアでは新店オープンの時、
福島社長の手料理が賄いとなる。
初日は必ず絶品のカレー。
二日目はこれまた旨い豚汁。
「この店は月商6億円を目指します」
高木勇輔さんがさりげなく語った。
スーパーマーケット業界に、
確かに起こっている異様な変調。
その変調するマーケットで、
顧客から支持されるものは何か。
縮小の中で拡大するもの。
㈱アークス社長の横山清さんの名言。
「縮小拡大」。
ヤオコーとロピアの、
それぞれの新店に、
その秘密がある。
〈結城義晴〉