結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年06月23日(日曜日)

アリストテレスの「再現」と小田和正のピーター・ポール&マリー

アリストテレスは、
古代ギリシャの哲学者。
紀元前384年から322年の人。
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三木清は日本の哲学者。
1897年に生を受けて、1945年に没している。
京都大学哲学科で、
西田幾多郎の「善の研究」に感激して、
西田に師事した。
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アリストテレスやソクラテスの本も書いた。

そのアリストテレスの『詩学』
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「再現することは、
子供のころから
人間にそなわった、

自然な傾向である」

「しかも人間は、
最も再現を好み、再現によって、
最初にものを学ぶという点で、
他の動物と異なる」

この「再現」は「模倣」とも訳される。

人間は真似るものだ。
それがアリストテレスの著書『詩学』を貫く、
基本テーマである。

「再現、模倣」は、
ギリシャ語で「メミーシス」という。

アリストテレスは続ける。
「動物や人間の死体の形状のように、
その実物を見るのは苦痛であって、
それらをきわめて正確に描いた絵であれば、
これを見るのを喜ぶ」

なぜ、人間はそれを喜ぶのか。

「学ぶことが、
哲学者にとってのみならず、
他の人々にとっても同じように、
最大のたのしみであるということにある」

バンドを始めるとき、
まずやるのが「コピー」だ。

小田和正は、
アマチュアのオフコース時代に、
ピーター・ポール&マリーのコピーを、
実に見事に演奏し、歌唱した。
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それでヤマハミュージックコンテストで、
いきなり2位になった。

1位は後藤悦治郎率いる赤い鳥だった。
旧姓・新居潤子の山本潤子がいた。

小田和正は実は、
私の中学高校の5年先輩だ。
小田和正
私たちは「小田さん」と呼ぶ。

母校に戻って、
演奏したオフコースに感銘を受けて、
私たちもまず、
ピーターとポールとマリーをやった。
模倣の模倣だ。

大学のときにはビートルズをやった。
「Something」のコピーから始めた。
Beatles-Come-Together-Japan

それはそれ自体、実に楽しかった。
「コピー」は技術を学ぶ際には、
本当に楽しいことだ。

しかしだんだんコピーだけでは、
つまらなくなる。

そこでオリジナルをつくり始めた。

文章も詩も、コピーから入る。

学問も先行研究を学ぶところから始まる。
つまりは本を読む。
それに終始して終わる場合もある。
なぜならそれはそれで楽しいからだ。

仕事も再現から始まる。
模倣からスタートする。

それも楽しい。

しかしやがて、
「模倣」を凌ぐ仕事を成し遂げる。

好きな作家の再現をしたい。
好きな音楽家の模倣をしたい。
尊敬する上司の真似をしたい。

そしてその繰り返しは楽しい。

「私たちは再現を反復しながら生きている」
これは俳人の坪内稔典さんの言葉。

アリストテレスは『詩学』で続ける。

「詩人(作者)の仕事は、
すでに起こったことを語ることではなく、
起こりうることを、すなわち、
ありそうな仕方で、あるいは、
必然的な仕方で起こる可能性のあることを、
語ることである」

「歴史家は、
すでに起こったことを
語り、

詩人は、
起こる可能性のあることを
語る」

しかし再現をすればすなわち、
「起こる可能性」になるかというと、
これが全く違っている。

例えば、米国で起こっていることを語る。
これは「浅はかな歴史家」に過ぎない。
そしてそれ自体は楽しいから困る。

もちろんアーノルド・トインビーをはじめ、
本物の歴史家は、
透徹した目で未来を見通す。
その意味では、
アリストテレスのいう「詩人」でもある。

ただしアメリカで起こった事実が、
日本でも起こると短絡的に判断する者は、
間違いを起こす。

アメリカで起こっていることの中で、
必然的に起こる可能性のあることを、
熟考を重ねて、再現する。
これは結構、時間と手間がいるし、
苦しいことでもある。

あるいは米国や欧州で起こったことを、
体験し続け、見続けていれば、
日本で今、起こりつつあることにも、
合点がいく。

ピーター・ドラッカーは、
「モニタリングせよ」と説く。
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つまり、観察し続けよ。

そうすれば、
「すでに起こった未来」がわかる。

アリストテレスは、
「必然的に起こる可能性のあること」。
ドラッカーは、
「すでに起こった未来」。

アリストテレスは紀元前4世紀の人だ。
ソクラテス、プラトンと続いた、
ギリシャ哲学のメミーシスから入った。
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三木清も、
西田幾多郎の再現から始めた。

小田和正はピーター・ポール&マリーを、
吉田拓郎はボブ・ディランを、
真似た。

誰にも「模倣」する師匠が必須だ。
その道の師匠を持たない者はいない。

さて結城義晴は、
倉本長治の再現から入った。
渥美俊一の模倣をした。
上野光平の真似をした。
杉山昭次郎の考えに影響を受けた。
荒井伸也のメミーシスをした。

そしてそれらを、
ある部分では継承し続け、
ある部分では「純粋批判」している。

坪内稔典の初夏の一句。
古代ギリシャの午後もだった緑さす

「この夏、緑さす窓辺でわたしは、
岩波文庫の『詩学』を読んだ」
と、坪内は語って、句をつくった。
坪内稔典

梅雨が明けると本格的な夏です。

〈結城義晴〉

2019年06月22日(土曜日)

一年で一番長い「夏至の日」の尾崎放哉と坂口安吾と谷川俊太郎

今日は「夏至」。

冬至の正反対、
立夏と立秋の中間。

暦の上では夏の盛り。

東京は梅雨のど真ん中だが、
大阪にはまだ梅雨は来ない。
というか気象庁の梅雨入り宣言がない。

太陽は最も空高く昇る。
昼の時間が最も長くなる。

しかし夏至の当日が、
日の出が最も早いわけではない。

日の出時刻は当然ながら、
地域によって異なる。
東京の場合、
今日の夏至の日の出は4時26分。

一番早いのは4時25分で、
6月6日から21日まで。

私の場合、時差ボケがずっと続いていて、
昼間によほど疲れることをしない限り、
午前3時、4時というのは当たり前になっている。

その分、深夜に仕事をしている。

だから今年も、
夏至の日のぼんやりした夜明けを、
感じることができた。

つくづくとひとりの我が歩夏至歩く
〈右城暮石 句集外〉

夜中に仕事をするが、
ぼんやりと詩集を読んだり、
句集を開いたりもする。

ぴったりしたのが今日は、
尾崎放哉(ほうさい)。
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1885年(明治18年)生まれ、
1926年(大正15年)死去の、
鳥取出身の俳人。

種田山頭火と並んで、
自由律俳句の双璧。

孤独の人。
障子しめきつて淋しさをみたす

自由律俳句は、
五七五にこだわらない。
それでも立派な俳句だ。

絵画でいえば、
古典派や印象派に対して、
キュビズムと言ったらいい。

孤独だから、ひどく優しい。
傘さしかけて心寄り添へる

しかし自分には厳しい。
自らをののしり尽きずあふむけに寝る

「おふむけ」は「仰向け(あおむけ)」だが、
これがとてもいい。

自分に厳しいから、
そっと反省する。
人をそしる心をすて豆の皮むく

「豆の皮むく」。
きっと猫背なんだろう。

そして心の解放を求める。
何か求むる心海へ放つ

坂口安吾は短編の名手でもある。
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学生時代から好きな一編。
私は海をだきしめてゐたい
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青空文庫で誰でも読める。

坂口安吾は、
1906年(明治39年)生まれ、
1955年(昭和30年)没。
小説家、評論家、随筆家。

昭和の戦前・戦後に活躍した無頼派の代表。

放哉と安吾。

繋がっている。

しかし放哉や安吾の気分も悪くないが、
彼らには夏至の今日、
谷川俊太郎の詩を捧げよう。
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生きる

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ――
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谷川は、1931年生まれの詩人、絵本作家。

商売をする人たちには、
谷川俊太郎がいいだろう。

それでもそんな商人も、
尾崎放哉や坂口安吾の気分になることもあるし、
そんな側面を持っていてもいいと思う。

多様性とはそんなことだ。
精神の多様性は、
店という公共の場には、
むしろ求められている。

そして現代のダイバーシティの世の中で、
商売はすべての人にあくまで公平である。

そこが商売のいいところだし、
それが顧客ビジネスの本質である。

〈結城義晴〉

2019年06月21日(金曜日)

万代知識商人大学第4期のオペレーションマネジメント講義

今日は万代知識商人大学講義。
4年目に入って、第4期生。
3月から開講して、4度目。

大阪府東大阪市の㈱万代本社。 DSCN00469

隣接する会議棟が、
万代の企業内大学の校舎。
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午前9時前に全員が集合したら、
すぐに始める。
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先月の講義をもとに、
各自にレポートが課される。
2名の4期生が選ばれて、
その提出レポートの報告をする。

まず木﨑稔さん。
惣菜部SVリーダー。
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畠山敏之さんは下新庄店店長。
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二人ともそれぞれに学んだことをもとに、
自分の考察を展開して、
よかった。

報告が終わると、
午前中いっぱい結城義晴の講義。
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第4回のテーマは、
オペレーションマネジメント。DSCN99829

初めに月刊商人舎6月号の内容を、
かいつまんで解説して、
業界の動静を教授する。

それからマネジメントの体系。
オペレーションはその中の、
どこにどう位置づけられるか。
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それからスーパーマーケットの、
ジャストインタイムと自働化を説明。
トヨタのかんばん方式は、
米国スーパーマーケットに学んだ。
そして今、日本のスーパーマーケットが、
トヨタのかんばん方式に考え方を学ぶ。DSCN99999
午前中は、
ウォルター・A・シューハートや、
ウィリアム・E・デミングの、
品質管理をはじめとする品質の問題を、
万代の企業特性に照らし合わせて、
ゆっくりと講義した。

12時過ぎまで3時間近くの講義も、
あっという間に終わってしまう。

午前中の終わりに、
4期生に質問した。
「5S」の5つのSを答えよ。

皆さんは、わかるだろうか。

そう、
①整理
②整頓
清掃
清潔
⑤しつけ

万代大学4期生。
見事に答えた。

それから整理と整頓の意味。

これも級長の川嶋敏宏さんと、
泉北深阪店店長の原田明博さんが、
見事に答えてくれて、
私は大いに満足した。

トヨタの定義だが、
「整理」とは、
「いるもの」と「いらないもの」を分け、
「いらないもの」を捨てること。

「整頓」とは、
「必要なもの」を「必要なとき」に、
「必要なだけ」取り出せるようにすること。

重要です。

ランチはいつも通り、
本社に併設された万代渋川店で購入。IMG_79159

金曜市を全面展開。
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一丁目一番地は、
鮮度感あふれる農産部門。
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水産部門は1000円で、
よりどり3パックの販促をやっていた。IMG_79129

そして主通路の島陳列。
これはウォルマートのようだ。
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店舗左翼のデイリー売場も、
商品を絞り込んで、
訴求アイテムを強調する。IMG_79199

店舗奥主通路中央に惣菜売場。
ここでランチメニューを購入。
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買物が終わるころ、
ばったりと会ったのが、
山下和孝さん。
㈱万代監査役にして、
㈱万代リテールホールディングス社長。
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仲良く記念写真。
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午後1時から講義再開。
専務取締役の芝純さんが、
万代のオペレーションマネジメントを、
具体的に語った。
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数字を使って、万代の方針をレクチャー。DSCN00179
オペレーションシステムは、
その会社のミッションや戦略に応じて、
それぞれに特徴を持っていなければならない。

たとえば、
アメリカのトレーダー・ジョーと、
ホールフーズマーケット。
どちらもスーパーマーケットで、
オーガニックやナチュラルを主力にする。
しかしその店舗運営や作業システムは、
まったく正反対と言えるくらい異なる。

万代も同じだ。

だから営業担当専務が、
その万代のオペレーションを解説する。

芝さんと握手。
良い講義でした。
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そのあとは人事部マネジャーで、
万代大学事務局の津田睦さんが講義。DSCN00359

より具体的に店舗損益の改善の考え方。

津田さんは店長を経験して、
それから人事部マネジャーとなった。
だから店舗の作業管理と数値管理は得意とする。DSCN00299
一気呵成に1時間、見事な講義だった。

それが終わると、
加藤徹さん、阿部秀行さんと懇談。
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加藤さんは㈱万代の前会長で、
現在は万代油脂工業㈱社長。

実質的なオーナーで、
万代知識商人大学理事長。

阿部さんはもちろん万代社長。
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午後3時から最後の講義。
レイバースケジューリングシステム。
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もちろん結城義晴。
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私はかつて村上忍さんから、
徹底的に作業システムを学んだ。
単行本も2冊ほど手掛けた。

そしていま高野保男さんに、
ミドルマネジメント研修会で講義してもらっている。
最新のレイバースケジューリングも学んでいる。

それをレクチャーした。
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さらに最後の最後は、
サプライチェーンマネジメントの基礎を講義した。DSCN00509
チェーンストアに従事する人たちの、
9割はこのオペレーションを仕事とする。

たった1日の講義だが、
きわめて重要なテーマなのだ。

次々に新しいマーケティングを展開したとしても、
それを現場で実現するには、
作業システムが出来上がっていなければならない。

私のあとに阿部社長の訓示。
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阿部さんもまさに「現場の人」だ。
その自分の経験と会社の大方針を、
最後にしっかりと30分も語ってくれた。

そして加藤さん、阿部さんと写真。DSCN00579
お疲れさまでした。

第4期生はそのあと、
今日のレポートを簡単にまとめた。

さらに2000字以上のレポートが課される。IMG_79219
1年間は徹底的に学び続ける。
もちろん徹底的に仕事に打ち込む。

それが幹部候補生の最低条件である。

最後に大野耐一さんの言葉。
「トヨタ生産方式」の考案者で、
最後はトヨタの副社長となった伝説の人。

「標準」とは
生産現場の人間が、

つくり上げるべきものである。
けっして上からの、
お仕着せであってはならない。

御意。

〈結城義晴〉

2019年06月20日(木曜日)

あなたは「Good Luck」を信じるか? 私は? ん~……信じない!!

今日から大阪遠征。
新幹線のぞみ。

今年は何回くらい乗るのだろう。

東海地方は梅雨空。
富士川を渡るときも、
富士山の姿は見えず。IMG_79019

しかし何度も来た道は近い。
あっという間に新大阪。

それからタクシーを飛ばして、
新地の料亭久恵へ。

㈱万代グループ傘下の料亭。

若女将は万代のコーポレート本部からの出向。
そしてこの若女将がどんどん改革して、
料理も酒ももてなしも、
ものすごくよくなった。

その鮮度のいい刺身。
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酒は南アフリカの赤ワインと日本酒の古酒。IMG_64789

山形県の加茂川酒造の「古時計」。
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万代社長の阿部秀行さんと、
専務の芝純さんも、
揃って乾杯。IMG_64779

夕方の6時から多種少量の絶品の和食と、
これも少量のビールとワインと古酒。
堪能して、話も弾んだ。

ホテルまで送ってもらって、
阿部さんと握手して別れた。IMG_79079
大阪は来週の金曜、土曜、
G20サミットが開催される。

高速道路は全面ストップする。

「もうすべて手は打ったけれど、
結構、売れるかもしれん」

金曜、土曜。
大阪で厳重な警備態勢が敷かれると、
人々は外出を控える。

そしてスーパーマーケットは、
結構、売上げを稼ぐかもしれない。

阿部秀行は、
すべての手を打って、
それを待っている。

明日は万代知識商人大学第4期の講義。

頑張ります。

さて日経新聞電子版「経営者ブログ」。
現在は4人の書き手。

元伊藤忠商事社長・会長の丹羽宇一郎さん。
オリックスシニアチェアマンの宮内義彦さん、
IIJ会長の鈴木幸一さん、
そしてユニ・チャーム社長の高原豪久さん。

いずれも素晴らしい。

今日は高原さん。
テーマは、
「幸運は下ごしらえすれば訪れる」
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ユニ・チャームでは、
「共振の経営」を標榜している。

「鍵は、リーダーの本気の後ろ姿に
あると思っています」

「それは絶え間ない地道な
“率先垂範”の積み重ねです」

高原さんが「我が意を得たりと感じた書籍」が、
アレックス・ロビラらの共著、
『グッドラック』
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「運と幸運は違う、
運は偶然にやってくるが、
幸運は必然にやってくる」

「運は、来たり来なかったりするが、
幸運は絶えず手に入れることができる」

幸運をもたらす四葉のクローバーを、
2人の騎士が森に探しに行く物語。

「一人の騎士は、
運に頼り、森を探し、
彷徨います」

「もう一人の騎士は、
四葉のクローバーは、
見つけるものではなく
育てるものであることに気付き、
汗を流して森を開拓して
適した土壌を作り、
そこで育てることで
手に入れることができました」

単なる良いお話と受け止めるか、
深い感動を覚えるか。

高原さん。
「成功するためには仕事は怠けない、
日延べしない、準備をおこたらない、
そして成功を信じること」

このあたりはちょっと説教臭い。

しかし、
「運は、偶然に瞬間だけ、
掴(つか)み取る者はいるが、
幸運は”下ごしらえ”をしている者に
絶えず訪れる」

そこで高原さん。
「”共生社会の実現に寄与することで、
いつかは世界一になる”という目標に対して
“共振”し続けることは大変なことですが、
それが、我々に、
幸運(成果)が訪れ続けるための、
まさに”下ごしらえ”だと思っています」

Good Luck。 

おもしろいのは、
この物語を信じる者だけに、
運はやってくるというところ。

高原さんは間違いなく、物語を信じて、
「共振の経営」の下ごしらえに励む。

私は?

私は、ん~……、
いくら下ごしらえしていても、
運がやってくるとは考えない。
寂しいけれど。

高原さんは「幸運(成果)」と表現しているが、
私は「幸運=成果」だとは思わない。

運は、断じて、
「平均の法則」に則っている。

しかし「成果」は、
それを真摯に追い求める者にだけ、
自然・必然・当然のごとく、
もたらされる。

幸運も、ほんとうに、たま~に、
やってくるかもしれないけれど。

それをあてにはしない。
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
それだけだ。

ひどく難しいことだが。

〈結城義晴〉

2019年06月19日(水曜日)

田中茂治の「鯛の刺身然」とTrue Data第19回株主総会の「ここ」

昨夜の新潟の地震。
午後10時22分ごろ。
村上市は震度6強で、
マグニチュード推定6.7。

震源は山形県沖の深さ14㎞。
新潟県、山形県で8200戸が停電。

避難指示や避難勧告も出されて、
村上市は16カ所の避難所を開設。

上越新幹線は、
燕三条・新潟間で一時、運転を見合わせた。

お見舞い申し上げたい。

2004年10月23日の中越地震を、
ほんの一瞬、思い出した。

あの地震は最大震度7、
マグニチュードは6.8。
震源の深さ13kmの直下型だった。

日本地震列島。

しかし私たちは、
「ここ」で生きるしかない。

最悪を覚悟して、
最善を尽くす。

そして、
店を開けよう、
売場に立とう。

大事に至らなくてよかった。
それでも負傷者が出た。

再び、お見舞い申し上げたい。

さて、田中茂治さんから、
ハガキが来た。

6月13日をもって、
㈱日本アクセス相談役をご退任。
お疲れ様でした。
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昭和49年(1974年)、
伊藤忠商事㈱に入社以来45年間、
食品流通業界に身を置いた。
2006年には代表取締役常務として、
食料カンパニープレジデント。

最後は日本アクセスの社長、会長を歴任。

食品卸売業界きっての論客でもあった。

今後は「仕事から完全にリタイア」。

そして「食品を売るのではなく、
世界中の美味しい食品を食べ歩く」。
そんな人生を楽しむ。
奥様とともに。

うらやましい。

さらに、
「自分の音楽の才能を、
再度引き出すために、
音楽学校に通い、一から、
音楽を勉強し直したい」

これはすごい。

昭和27年(1952年)3月生まれ。
私より1学年上の先輩。

田中さんとは、
月刊商人舎2015年12月号で対談した。
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この特集の中での対談記事。
「問屋無用論」の真偽を問う

とてもいい内容だった。
(webコンテンツはとてもいいです。
4年前の記事を、いますぐに読むことができます)

最後に「結城義晴の述懐」を書いた。

――田中さんから借りた本
『日本の問屋は永遠なり』の「はじめに」には
「この数十年、我が国においては、
卸売業は刺身のつまのような扱いを
受けてきた」とある。
私は「刺身のつま」が「盲腸や寄生虫」の
ようなものだとは思わないが、
「つま」を「刺身」にしようという意気込みは、
田中さんにある。
卸売業界の人々は、どこか
「つま」然としたところがある。
田中さんは「刺身」然としている。
それも活きのいい「鯛の刺身」然たる姿だ。
それが田中茂治の本質であり、
日本の卸売業界をリードする、
新しい経営者像である――

田中茂治さん、ありがとうございました。

田中さんの「ここ」は、
食と音楽なのでしょう。

今日の午前中、
江口法生さん来社。
一般社団法人日本スーパーマーケット協会専務理事。IMG_78759

この協会は1999年7月12日に設立された。
この日に設立総会があって、
私は記念講演をした。

㈱商業界取締役食品商業編集長だった。

テーマは、
「スーパーマーケットよ永遠なれ!」
手元にその時のレジュメが残っている。

懐かしい。

信念と元気だけで講演したに違いない。
恥ずかしい。

それから20年、清水信次会長から、
川野幸夫会長にバトンタッチされ、
状況はますます難しくなった。

ライフコーポレーションも、
ヤオコーも、
成長し、進化した。

その後、6月の定時総会のたびに、
正副会長のパネルディスカッションが行われ、
私はずっとコーディネートを担当した。
「猛獣使い」と言われた。

その日本スーパーマーケット協会が、
11月6日に設立20周年を記念して、
式典やパーティーを開催する。

今日はそのご相談。
喜んで協力することにした。

楽しみにしてください。IMG_78779
江口さんはライフコーポレーションから、
出向して協会事務局長を務め、
その後、一昨年の2017年、
竹井信治氏から引き継いで、
専務理事に就任した。

私も長い付き合いだ。

ライフではもちろん店舗実務を体験し、
バイヤーの職務も担当した。
本部スタッフやトップの秘書も経験して、
さらに協会運営に精通する。

もう58歳となって、
小売業実務の経験がある専務理事は、
同業界他業界にも他に見当たらない。

この20年の産業の歩みなど、
野田岩の鰻の昼食を挟んで話し合った。

11月6日水曜日。
場所は帝国ホテル東京の「ここ」です。

午後は東京・浜松町。
世界貿易センタービル。
WTCコンファレンスセンター。
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㈱True Data第19回定時株主総会。IMG_78799
この会社も20年目に入った。

株主総会の議事は粛々と進行して、
何の異論もなく、
審議案件はすべて可決された。

新しい体制が生まれた。

代表取締役社長 米倉裕之
取締役CSO 中津 武
取締役 石井賢治
社外取締役 玉生弘昌
㈱プラネット 代表取締役会長
社外取締役 則竹勇毅
㈱INCJ バイスプレジデント
社外取締役 結城義晴
㈱商人舎代表取締役社長
社外取締役 伊藤久美
4U Lifecare㈱代表取締役社長CEO
取締役(監査等委員)川崎 清
オイレス工業㈱社外取締役
社外取締役(監査等委員)壱岐浩一
東急不動産ホールディングス㈱社外取締役
社外取締役(監査等委員)石原弘隆
東京あおい法律事務所 弁護士

私は2008年6月から社外取締役で、
12年目に入った。

一方、今回、お二人の取締役が、
円満に退任した。
会社と社員から花束贈呈。

田窪伸郎さん。
㈱コーポレイトディレクション パートナー。
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プレゼンターは執行役の越尾由紀さん。

同じく執行役の島崎尚子さんと、
両手に花で記念写真。IMG_78829

もうお一人は竹久健さん。
㈱INCJ マネージングディレクター。

島崎さんから花束贈呈。
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そして再び両手に花。IMG_78879
お二人ともすごく優秀な人物だ。
私も大いに勉強になった。
ありがとうございました。

最後に全員で写真。IMG_78949
今年もよろしくお願いします。

みんな、「ここ」で頑張ろう。

最後に谷川俊太郎。
「女に」より。
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ここ

どっかに行こうと私が言う
どこ行こうかとあなたが言う
ここもいいなと私が言う
ここでもいいねとあなたが言う
言ってるうちに日が暮れて
ここがどこかになっていく

〈結城義晴〉

2019年06月18日(火曜日)

中原中也「帰郷」の「あゝおまへは」と専門家の「熱」と「温」

中日新聞の巻頭コラム「中日春秋」と、
東京新聞の「筆洗」。
東京新聞は中日新聞の関東版だから、
巻頭言も今日は同じ文章。

中原中也の詩「帰郷」を取り上げてくれた。

私、大好きだ。
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柱も庭も乾いてゐる
今日は好い天気だ
(中略)
これが私の故里だ
さやかに風も吹いてゐる

「中也が故郷の光景に感じたのは
安心や心地よさばかりではあるまい」

「詩はこう結ばれている」

あゝ おまへは
なにをして来たのだと……
吹き来る風が私に云ふ

大阪府警吹田署の千里山交番の事件。
巡査が包丁で刺され、拳銃が強奪された。

「防犯カメラの男が息子に似ていると
父親が警察に連絡してきたという」

「その日は父の日である。
故郷。父の日。
二つの言葉を並べ、うめく」

あゝ おまへは
なにをして来たのだと……

こういった事件が起きると、
私はいつも思う。

私自身も属しているこの社会が、
どこかで機能障害を起こしていないかと。
私たちを含めて病んではいないかと。

故郷に吹く風が云う。
あゝ おまへはなにをして来たのだと……

辛い。うめくしかない。

今日は朝から、東京・小平。
第一屋製パン㈱本社。
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小平工場が併設されている。

パン工場は敷地に入ると、
実にいい匂いがする。

午前中、取締役会。

昼過ぎに横浜商人舎オフィスに戻る。
その後は原稿書きなど編集の業務。

商人舎流通Supernewsも全部、
目を通した上で結論は私が書き込みます。

米国小売業news|
5月商業センサス前年比3.2%増ながら飲食料品0.1%減
ウォルマートnews|
定額配達サービス「デリバリー・アンリミテッド」を開始

コングロマリットチェーン2社。
セブン&アイnews|
5月既存店はイトーヨーカ堂1.2%減・ベニマル1.3%減

イトーヨーカ堂とヨークベニマルが、
全店ベースでも既存店でも前年割れ。
他の業態はプラス。

イオンリテールnews|
「イオン浪江店」(266坪)福島震災復興地区に7/14出店

福島県浪江町に小型スーパーマーケット。
イオンの復興支援店舗だ。

その後は専門店チェーンのニュース。
ロフトnews|
ゆめタウン光の森南館1階に核店舗として6/27出店

ロフトの商品分類は大きく2つ。
「市」と「蔵」。
「市」は旬の意味のシーゾナルアイテム、
「蔵」は定番のステープルアイテム。
おもしろい。

東急ハンズnews|
池袋店3フロア6/28改装オープン・ハンズカフェ展開
東急ハンズ、組織がちょっと古い。

ユニクロnews|
LINEスタンプキャラクター「BT21」とのコラボUT

ユニクロのTシャツ「UT」。
900円で様々なコラボ。
もう追随できない。

ヤマダ電機news|
ネット注文商品を24時間受取可能「ERYBOX」実験開始
ヤマダ流アマゾンロッカー。

西松屋news|
社長直轄の「コントローラー」「財務室」6/17新設

西松屋チェーンが新設した役職。
「コントローラー」。
これは故渥美俊一先生の用語。
一般に言われる経理や財務職ではない。
欧米から入った役職は、
予算策定や予算レビュー、
予実管理とその報告などを担当する。

渥美用語では、
「数字分析から作戦の変更を
トップに進言する職位」

特殊な意味づけだが、
西松屋チェーンでは今も、
この意味で使っているはずだ。

欧米流の予算策定や予実管理の役目も、
もちろん担っている。

パルコnews|
11月渋谷PARCO建て替えオープン/年商200億円

夕方までニュース原稿を整理したり、
テキスト原稿をつくったり。

そして日が暮れてから、
商人舎オフィス横の新田間川。IMG_78739

今夜は満月?
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それも「ストロベリームーン」DSCN99589

アメリカ先住民は、
各月の満月に名前をつけた。
6月はイチゴの収穫期。
だから「ストロベリームーン」DSCN99629

美しい。
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「ほぼ日」の糸井重里さん。
昨日の「今日のダーリン」
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「ぼく自身は、
あんまりオタク化しないのだけれど、
なにかを専門的に追求している人に、
そのたのしみについて
教えてもらうことは好きだ」

私も同じ「趣味(?)」を持つ。

糸井さんはいま、
「NIWAKAラグビーファン」。
もちろんワールドカップが開かれるから。

そこで専門家やオタクについて考察。

「思えば、図書館の本を
ぜんぶ読んだところで、
それぞれの専門分野の人たちからしたら
なにかについて”ちょっと本を読んだ人”
程度のものである」

流通についてのことを思うと、
それはよくわかる。

「オタクになる勇気というものがあって、
“たとえどこかに欠けが出ようと、
ここを掘る”
という心境になれなくては
突き進めないのだろう」

「そっちに進むのも勇気だけど、
“嗜む程度に酒をのむ”みたいなバランスの上で、
たのしいなぁという時間を重ねていくのも
勇気…じゃなくて、んーと…
素直な態度だとは思うのだ」

これが糸井流の態度。

「”熱”もいいけれど、
“温”にかかわるものが
好きだなー」

私は流通に関しては「熱」だ。
それ以外は「温」でいたい。

なんでも「温」という人もいるだろう。
だが私は、ひとつの「熱」はもっていたい。

その意味で中原中也に関しては、
私は「温」の気分で、大好きだ。

だからあくまで引用する。
あゝ おまへは
なにをして来たのだと……と。

〈結城義晴〉

2019年06月17日(月曜日)

「梅雨前線異常あり!」と「アマゾンプライムデー」今年はいつ?!

Everybody! Good Monday!
[2019vol24]

1月1日の集を第1週と数えて、
今秋は2019年第25週。

月曜日の挨拶の言葉はGood Monday!
これは今年に入って24回目。

そろそろ半分が過ぎようとしている。

Web版月刊商人舎。
月刊商人舎web

月曜朝一・2週間販促企画。

それにしても、
梅雨前線異常あり!
九州北部・中国・四国・近畿が梅雨入り前なのに
他の地域は東北北部まで梅雨入り。

1974年以来、45年ぶり?!

もちろん北海道に梅雨はない。
しかしそれも断定できないかもしれない。

だとすれば、
機敏なウェザーMDこそ、
いま、必須の組織課題だ。

一番のお天気企業に、
顧客からは拍手喝采が贈られる。

月刊商人舎2016年8月号。
もう3年前になってしまったか。
[特集]
商品前線異常なし!
ウェザー・マーチャンダイジングの決定的新機軸
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[Message of August 2016]
良きウェザー・マーチャントたれ!

良き漁師は天候を予測する。
良き農夫も日々の気候の綾を知る。
良き水夫はその変化を事前に察知する。

そして良き商人は例外なく、
ウェザー・マーチャントである。
すなわち天候条件で顧客心理を読み取る。

しかし昨今の日本の商業は、
ああ、お天気産業よ。
いつもいつも、私を嘆かせる。

お天気次第の売上げ・利益。
天候に決定的な影響を受け、
それに従属したような産業。

そのくせ、天候不順を乗り越えられない。
企業や店の商品力が、天候の変化に勝てない。
オペレーションは天候変化の後追いしかできない。

だからウェザーMDが叫ばれる。
しかしそのお天気販促は表層的だ。
季節プロモーションは画一的だ。

平和産業、
人間産業、
地域産業。

そして、
ああ、
お天気産業よ。

顧客の生活は環境とともに変わる。
何が食べたいか、何を着たいか、どう住まいたいか。
暮らしは、時々刻々、天変地異の中にある。

天候変化が生活心理をつくり、
購買行動を変え、
新しい消費を生み出す。

良き商人は例外なく、
ウェザー・マーチャントである。
天候に応じて顧客心理の変化を読み取る。
〈結城義晴〉
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ご愛読ください。
常盤勝美の2週間ウェザーMD予報

2週間販促企画に戻って、
今日の指摘は、
「早まるサマーセールやサマーバーゲン」

イオンは、
今週木曜日の6月20日から、
「イオン ザ・バーゲン」をスタート。
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「バーゲンダッシュ!」と銘打つ。

一方のイトーヨーカ堂。
金曜日の6月21日から、
「令和元年夏のWoW!」
全国のアリオ18ショッピングセンターと、
特別のグランツリー武蔵小杉、
およびプライムツリー赤池。iy_2019summerwow-768x587

夏のバーゲンやセールの前倒し。
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」

イオンもイトーヨーカ堂も、
「バーゲンダッシュ!」と「WoW!」

掛け声は元気だが、
さて価格訴求以外に何かあるか。

顧客の心に訴えかける「何か」。
そのためには第1に、
自ら「ダッシュ!」が必要だし、
自分たちが「WoW!」と跳ねねばいけない。

第2は、なんといっても、
顧客に響くテーマだ。

そして第3に、その通りの演出。
これはポジショニングの問題。

アマゾンは2019SUMMER。
「プライムデー」を7月に計画している。
これはプライム会員限定のビッグセール。
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ただしアマゾンの「プライムデー」は、
いつやるか、わからない。

第1回は2015年7月15日だった。
その午前0時から24時までの24時間だった。
7月15日は水曜日だった。

第2回は2016年7月12日の24時間。
この年は火曜日だった。

第3回は2017年7月10日の18時から、
翌11日の23時59分までの30時間。
10日の月曜から11日の火曜まで。

第4回は2018年7月16日12時から、
翌17日23時59分までの36時間。
16日は月曜日、17日は火曜日だった。

だんだんエスカレートさせる、
「ブブカ方式」。
(注)セルゲイ・ブブカはウクライナの元陸上競技選手。
男子棒高跳の元世界記録保持者だが、少しずつ小出しで世界記録を連発した。

さて今年の2019年はいつか?

サミット㈱の白紙のチラシと同じだ。
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何が起こるかわからない。

梅雨前線異常あり! 
なのだから、わからないことのほうが、
顧客に期待を持たせることになる。

あれが売れる、これが売れる、のネタは、
もう20世紀的仕入れの世界に過ぎない。

それぞれの夏のビッグセール。
必須です。

では、みなさん、
今週も、ドキドキワクワクで、
Good Monday!

〈結城義晴〉

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