東京成田国際空港を発って7時間。
ハワイ諸島の小島が見えてきた。
そしてハワイ島。
さらに本島のオアフ島。
海辺のゴルフ場が見える。
南国のリゾート。
ビーチも美しい。
サンゴ礁。
そしてランディング。
ダニエル・K・イノウエ国際空港。
リムジンバスに乗りこんだら、
すぐにマイクをもって解説を始める。
ビギナーズコース、視察研修に出発。
まず、なんといっても、
ウォルマート。
アメリカに来たら一番最初に訪問する。
それはハワイでも同じ。
ただしハワイには、
スーパーセンターがない。
この店も非食品を中心に扱う、
ディスカウントストアタイプ。
衣料品売場のトップには、
ハワイのローカルファッションがずらり。
アロハシャツやサマードレス。
子ども売場にはもうハロウィンの衣装。
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」
主通路ではアクションアレイで
超目玉商品を展開する。
32型のTV155ドルが、
ロールバックされて145ドル。
100円換算で1万4500円。
安い。
ディスカウントストアだから、
生鮮食品はわずかだ。
1年前に比べて、
食品売場を拡張して、
品揃えがずいぶん強化された。
1ガロン4ドル99セントの牛乳。
ハワイはメインランドに比べて
物価が高い。
目玉商品のパイナップルは、
1個3.98ドル。
プレゼンテーションがかわいい。
カット野菜などの青果は
アウトパック商品。
冷蔵ケースでフック陳列。
ガーデンセンターの手前の
プロモーションコーナー。
ハロウィンの展開が始まっている。
どこよりも催事プロモーションが早い。
早仕掛けでもこのボリューム展開。
アメリカでは必須のファーマシー部門。
これで固定客が確保される。
ウォルマートの次に向かったのは、
パールリッジセンター。
リージョナルショッピングセンターで、
メイシーズが核店舗。
ここで昼食と自由視察。
メイシーズの対角に、
TJマックス。
オフプライスストアのナンバー1企業。
3番目の視察は
セーフウェイ。
1963年にハワイに進出。
オアフ島だけで14店舗を展開して、
18.6%のシェア。
クローガーが出店していないので、
メインランドのスーパーマーケットとして人気がある。
売場の左翼は青果部門。
アルバートソンと合併して、
効率を追求した売場に変わった。
ローカルの青果のパネル。
Localは地産地消のこと。
ハワイらしいロゴのPOP。
ミートの対面コーナー。
ハワイはシーフードが豊富だ。
ミート部門の一角で扱う。
ボアーズヘッドがメイン。
加工肉とチーズのブランドで、
おいしいハムの切り立てを提供する。
そのハムを使ったサンドイッチも人気だ。
セーフウェイもハロウィンの仕掛け。
しかしセーフウェイは、
またちょっと弱体化した。
セーフウェイの隣にある、
ローカルスーパーマーケットが、
タイムズ。
シーフードの対面売場は、
ほとんどがPOKEの品揃えとなった。
この店の最大の強みになっている。
ポケはマグロなどの切り身を、
醤油ベースの甘辛タレに漬けこんだ、
ハワイのローカルフード。
ドンキ傘下に入って、
日本の商品がずいぶん増えた。
ジャパニーズフードコーナーもあって、
皆、興味津々。
世界のウォルマートと、
ナショナルチェーンのセーフウェイ、
ローカルチェーンのタイムズ。
典型的な3社を見て、
初日の視察は終了。
観光ももちろんコースに入っている。
まずモアナルアガーデン。
モンキーポッドは、
有名な「日立の木」。
全員でシャカのポーズ。
シャカはハワイ流の挨拶法。
さらにワイキキビーチのそばへ。
カメハメハ大王像。
ハワイ王国建国の英雄。
ここでもシャカで写真。
最後にディナーは、
ザ・リーフ(The Reef)。
ワイキキのオーシャンフロントとして、
最高にいいレストラン。
乾杯の音頭は最年長、
海野正敏さん。
㈱万代の人事部マネジャー。
Hawaiiの現地ビールで乾杯。
明るいうちから、
ビーチにつながるレストランで乾杯。
最高の幸せ。
サラダも自由に自分でとる。
そしてこの牛肉を自分で焼く。
肉は厚くなければいけない。
厚い部位ならば、
自分なりの焼き具合を楽しめる。
それぞれに自分で焼く。
いい焼け具合となった。
焼けたら食べる。
食べて飲む。
肉もうまい、酒もうまい。
レストランもいい。
ビーチの向こうに
虹がかかったダイヤモンドヘッド。
ハイキングすることもできる。
私もそのダイヤモンドヘッドを背景にシャカ。
食事をしているうちに、
日が沈んでくる。
日没は6時42分。
日没を見ようと、人々が集まってくる。
そしてこの大きな太陽。
ああ、日が沈む。
沈み始めたら速い。
水平線に沈む。
ああ。
沈む。
ここまで見えることはあまりない。
日没を見たら、
席に戻ってデザート。
そしてサプライズ。
旅行中の前後が誕生日の人を祝う。
といっても該当者は、
9月2日生まれの結城義晴だけ。
ローソクを吹き消して、
ありがとう。
椰子の木が浮かび上がる。
椰子の木と月。
日が沈むと半月が出る。
月も美しい。
商人舎ビギナーズコースin Hawaii。
初日が終わって全員が疲れ切ったが、
充実した「よく遊び、よく学び」だった。
(つづきます)
〈結城義晴〉