帰国しました。
平和堂アメリカ研修第18団。
私には、9年間の様々な思い出が蘇った。
今回もすべての視察が終わって、
ベイブリッジを渡る。
サンフランシスコ市街が見えてきた。
ベイエリアはずっと快晴だった。
バスの中で1時間余り。
全員に一言ずつ、
感想や決意を語ってもらった。
マイクを持つのは1班の阿知波亮治さん。
春日井宮町店鮮魚主任。
そして東光行さんは、
店舗サポート部スーパーバイザー。
全員が新鮮な感想を語り、
固い決意を表明してくれた。
班長を除く全員のスピーチの後で、
私はまとめた。
「自分の言葉に責任を持つ。
それが人間らしい生き方だ。
人間らしく生き続けてほしい」
ホテルに戻って2時間ほどの自由研修。
そしてフィッシャーマンズワーフへ。
ピア39で全員写真。
ゴールデンゲートブリッジの夕焼け。
アルカトラズ島。
サヨナラディナーは、
チャートハウス。
窓の外にはすぐそこに、
アルカトラズが見える。
みんなくつろいでちょっと安心感が漂う。
テーブルもセッティングされた。
金門橋も窓の向こうに浮かび上がる。
旅行課の種村基さんが開始を告げる。
乾杯のスピーチは、
2班班長の伊藤晃さん、
アルプラザ茨木食品副店長。
そして乾杯。
青山健司団長と阪部暢彦副団長。
団長は東海営業部部長、
副団長はアルプラザ高槻支配人。
ビールはアンカースチーム。
前菜はシーザーサラダ。
そしてメインディッシュは、
ダンジネスクラブ。
サンフランシスコ名物の蟹は、
ひとりに一杯。
蟹を食べているときは静かだ。
ほぼ食べ終わると、
班長の皆さんのスピーチ。
バスの中では時間がなくて、
スピーチできなかった。
まずは3班班長の奥村直幸さん。
生鮮食品部鮮魚課バイヤー。
そして4班班長の橋爪智子さん。
フレンドマートニトリモール枚方店店次長。
5班班長の小島英也さんは、
生鮮食品事業部インストラクター。
6班班長川上芳信さんは、
ビバシティ平和堂食品副店長。
そして1班班長の田中ゆかりさん。
アルプラザ野洲店店長で、
昨年のミドルマネジメント研修会を受講。
最後に2班班長の伊藤晃さんが再登場。
良いスピーチばかりで、
私は感動した。
そして団長の総括。
青山健司さんは、
「成果を出そう」と呼びかけた。
副団長の阪部暢彦さんは、
自分でまとめることの大切さを強調した。
そして私のパートナー藤森正博さん。
ニューヨーク在住のメッツファン。
最後に結城義晴は、
イノベーションのために、
「自分が変わろう」と訴えた。
私自身、㈱商業界の社長を辞して、
㈱商人舎をつくった。
マーケットニッチャーとなった。
するとコーネル大学ジャパンの副学長や、
立教大学大学院教授の仕事がやってきた。
「自ら変わること」の重さを、
私自身が感じている。
私の総括が終わったとき、
突然、乱入したのが、
カウボーイハットの2人。
青山健司さんと家田大輔さん。
青山さんは団長、
家田さんはアルプラザつかしんデリカ主任。
似合い過ぎるほど、似合っている。
このままアメリカに残っても、
十分食っていける。
サヨナラディナーが終わると、
いつものケーブルカー。
運転手はこの人。
ベイブリッジも美しい。
15分ほど楽しんだら、
最後の長い急坂。
スピードが上がる。
どんどん下る。
そして平坦な終点へ。
ユニオンスクエア。
ありがとう。
最後の晩はあっという間に終わった。
朝の3時にモーニングコール。
3時50分集合でリムジンバスに乗って、
最後の車中講義。
「変わるものを変えられる勇気を、
変わらぬものを受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知をお与えください」
そしてサンフランシスコ国際空港。
アメリカン航空。
飛び上がるとベイエリア。
1時間で大ロサンゼルス。
スタジアム建設中。
ロサンゼルス空港に着陸し、
一時中継。
それからまた飛び立つ。
ビーチが美しい。
10時間後の太平洋も晴れていた。
房総半島に夕日が沈む。
九十九里浜の黄金の夕焼け。
長い海岸線が金色に染まる。
着陸して解団式。
青山団長と阪部副団長。
リーダーシップを発揮して、
第18団をまとめてくれた。
最後のスピーチで、私は言った。
「平和堂をより良い会社にしよう。
18団に誇りをもって、団結しよう」
7日間のご清聴を感謝したい。
〈結城義晴〉