特集は、
[極端気象]
2020年代最大の「リスクマネジメント」
[Cover Message]
「CO2中毒症になった人間は、その幻想と中毒症を止めるようになるとは思えない」。㈱IIJ会長の鈴木幸一さんはつぶやく。「しかも、個人の中毒症を支えるように、あらゆる国家の戦略は『経済成長』という御旗を掲げ続けているのだ」。一方、木本昌秀東京大学教授は「頻発する極端気象」に警告を発する。「ゼロエミッション」しかない、と。他人任せではいけない。先送りも許されない。いま、すぐ、自ら、動き出すべきだ。そして「リスクマネジメント」の体制を用意するべきだ。それが2020年代最大の経営課題である。もちろんその前提として、経営の生産性は最高レベルまで高めねばならない。しかし高効率経営だけではいけない。大きな企業も小さな企業も、中央の企業も地方の企業も、例外はない。社長も店長もパートタイマーも、意志を共有すべきである。「ひとつひろえば、ひとつだけ美しくなる」。この信念で仕事に向かい、日々、生活する。その心構えのなかから必ず、明日への展望が見えてくる。それが2020年代である。
目次。
日本の気象界の最高権威が木本昌秀さん。
東京大学大気海洋研究所教授。
その「異常気象を超えた極端気象」の警鐘。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)に、
賛同し、参画したい。
その提案もした。
一部には「なんでもかんでも、
欧米に迎合するのはいかがなものか」、
といった論調もないではないが、
こと「地球温暖化」に対しては、
全地球的規模で取り組むべきだと思う。
ひとつひろえば、
ひとつだけ街がきれいになる。
この精神でSDGsに参画していきたい。
特集ではイオン㈱の取り組みも、
インタビューした。
津末浩治さんと上田奈穂子さん、
ありがとうございました。
津末さんは総務部長兼法務部長、
上田さんは総務部BCMグループマネージャー。
それから常盤勝美さんには、
「極端気象」の中での総合対策を、
再び商品前線を使いながら整理してもらった。
常盤さんは現在、
㈱True Data流通気象コンサルタント。
2020年代は、
「リスクマネジメント」の10年だ。
人事を尽くして、
天命を待つ。
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
その気構えで日々を送りたい。
さて昨日は横浜みなとみらい。
横浜ベイホテル東急。
AJS新年トップ経営研修会。
オール日本スーパーマーケット協会。
パネルディスカッションが終わって、
休憩に入った。
会場でAJS最長老の勉強家、
㈱セイミヤ社長の加藤勝正さんと握手。
パネラーを務めた加藤和弥さん。
加藤産業㈱社長。
それから服部哲也さん。
サミット㈱取締役常務執行役員。
コーネル大学ジャパン「伝説の一期生」
懇親会の冒頭のあいさつは、
AJS会長の田尻一さん。
スピーチの最後に、
偶然にも「異常気象に備えよう」と、
メッセージを発した。
700人以上の会員、賛助会員が参集。
大盛況だった。
乾杯の挨拶と音頭は、
プリマハム㈱社長の千葉尚登さん。
千葉さんの発声で「乾杯!!」
この会では最初の40分間、
食事を楽しむことになっている。
良い決め事だ。
すぐに名刺交換が始まったりするが、
せっかくの料理がもったいない。
メニューの1品目の煮物に、
1人1人におみくじが添えられていた。
私のおみくじの言葉は、
「天長く、地久し」
「天長地久」という四字熟語がある。
「天地が永久に尽きないように、
物事がいつまでも変わることなく
続くことのたとえ」
良い運なのだろう。
しかし続くだろう天は、
「極端気象」だ。
そのことは忘れてはならない。
さて40分の食事が終わったら、
怒涛の懇親。
まず㈱伊藤園の皆さん。
私の隣から本庄周介副社長、
江島祥仁特別顧問、
松井康彦商人舎上級プロデューサー。
川本正人伊藤園東京・千葉地域営業本部長。
㈱紀文食品のお二人。
右が堤裕社長、
左が高市泰明紀文西日本会長。
第一屋製パン㈱のお二人。
細貝正統社長と長谷川友里営業本部長。
そしてこのAJSでは長老格となった才人、
玉置泰㈱セブンスター社長。
㈱マツモトの松本隆文社長。
去年と同じように、
Go! Go! ポーズ。
写真がぶれたので、もう一枚。
ありがとうございました。
私と同年の㈱いちやまマート社長の三科雅嗣さん。
徳島の㈱キョーエイ社長の埴渕一夫さん。
元気を出そうよ、
それがあなたの仕事です。
サミット㈱専務の田村詔さん。
もう30年来の付き合いだ。
そして㈱コノミヤ社長の芋縄隆史さんと握手。
㈱寺岡精工社長の山本宏輔さん。
そして三菱食品㈱社長の森山透さん。
今年は対談することにした。
若手経営者としては、
㈱マルイチ社長の高木大さん。
㈱大創産業社長の矢野靖二さん(右)。
カネテツデリカフーズ㈱社長の村上寛さんと、
同会長の村上健さん。
それから㈱True Dataのお二人。
越尾由紀さんと石崎武志さん。
越尾さんは執行役員で、
石崎さんはリテールマーケティング部次長。
最後に㈱商業界取締役の山本恭広さん。
元私の部下だが、大きく育ちました。
そしてこのお二人。
荒井伸也協会名誉会長と、
令夫人の恭子さん。
最後の最後はAJS会長の田尻さん。
今日はお疲れさまでした。
帰りは右から松井康彦さん、
白鳥和生さん、亀谷しづえさん。
白鳥さんは日本経済新聞社調査部次長、
亀谷さんは商人舎ゼネラルマネジャー。
撮り手が変わって、最後のスマイル。
AJSのメンバー企業も賛助会員企業も、
今年は「リスクマネジメント」のときです。
人事を尽くして、
天命を待つ。
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
よろしく。
〈結城義晴〉