高輪ゲートウェイ駅。
3月14日に開業したJR山手線の新駅。
JR東日本はこの新駅を、
最新の駅サービス設備における、
実証実験や導入の場と位置づけている。
改札機も新型を採用。
そして新しい試みの目玉が、
無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」。
23日にオープンするが、
一足先にマスコミに公開された。
アマゾン・ゴーのように
顧客をカメラで捕捉して、
手に取った商品をカウントする。
ただし支払いは交通系電子マネーで、
セルフで行わせる。
詳細は月刊商人舎4月号で紹介しよう。
JR東日本はこのシステムを販売する。
アマゾン・ゴーは、
ジャスト・ウォーク・アウトシステムを、
他社に販売することになっているから、
レジレスの店舗は日本でも、
どんどん増えていくに違いない。
イオンリテールも、
イオンスタイル戸塚で、
「レジ・ゴー」を稼働させる。
チェックスタンドのない店、
キャッシャーのいない店。
そんな時代がやってくる。
さて今日の私は、
午前中に第一屋製パン㈱の役員会。
それから急ぎ、新幹線のぞみ。
富士山がくっきり。
春だというのに、ひときわ美しかった。
富士川の鉄橋と富士山。
岡山駅。
駅前の像は「青春感謝」
高下駄にマントの旧制六高生。
岳父の通夜と告別式がある。
さて世界保健機関(WHO)。
そのマリア・ファンケルクホーフェさん。
スイス・ジュネーブで記者会見。
朝日新聞が報じた。
「子どもの新型コロナウイルス感染は、
大人よりも症状が軽い傾向がある」
その意味でインフルエンザとは異なる。
子どもが感染する確率は大人より低い。
「学校などでの感染の増幅を心配していたが
これまでのところ確認されていない」
不幸中の幸いだ。
ただし子どもの死亡例も、
ないわけではない。
だから「弱者として守ることが重要だ」
WHOの派遣チームと中国の保健当局が、
合同調査報告書を発表している。
その報告書ではこれまで、
子どもの感染をめぐっては、
未解明な点が多いとされていた。
それに対して一定の見解が出た。
何度も言うが、不幸中の幸いだ。
さて、新型コロナウイルスに関して、
今、最も重要なのは、
感染拡大のスピードを抑えることと、
致死率を低下させること。
そのための治療薬やワクチンの開発だ。
その治療薬候補として、
東京大学医科学研究所が進めているのが、
膵炎(すいえん)などの治療薬、
「ナファモスタット」。
井上純一郎教授、山本瑞生助教授らは、
新型コロナ感染初期のヒト細胞への
ウイルス侵入過程を阻止し、
効率的に感染を阻害する可能性がある、
と発表。
今週中に患者に試験的に投与されて、
効果が確認される。
ウイルスの増殖を抑える別の薬と、
合わせて使用すると、
有効性が高まると見られる。
頼りになるなあ。
これは日経新聞の報道だが、
東大新聞オンラインも報告している。
現在の日本国内では、
5つ目の治療薬の候補となる。
大いに期待したい。
ナファモスタットは日本国内で、
膵炎の治療薬として承認されている。
この薬は、
東大医科研と日本医療研究開発機構が、
中東呼吸器症候群(MERS)の原因となった、
コロナウイルスが細胞に感染するのを
防ぐ効果があることを発見したと、
発表していた。
2016年のことだ。
新型コロナによる肺炎の治療薬の開発は、
抗ウイルス薬「レムデシビル」が、
国際共同治験を展開していて、
日本もこの治験に参加している。
2月26日(水曜日)のこのブログに書いた。
新型コロナ有望薬「レムデシビル」
期待したい。
このほか、
新型インフルエンザ治療薬の「アビガン」、
抗エイズウイルス(HIV)薬の「カレトラ」、
ぜんそく治療薬の「シクレソニド」も、
その有効性に関する研究が進んでいる。
ただし正式な治療薬は、
まだ存在していない。
大いに期待したい。
今週月曜日のブログで書いたが、
現在の最善の経済対策は、
パンデミックを早期に抑え込むことだ。
それに全力を傾注するしか、
経済対策の方法は見当たらない。
そして世界的な感染拡大を抑え込みつつ、
治療薬を開発したうえで、
この病原体と「共生」することも、
視野の中に入れておくことだ。
毒性がそれほど強くはないウィルスとは、
共存することになる。
インフルエンザのような存在に、
抑え込むことだ。
そしてそれは大いに可能である。
商人舎流通SuperNews。
ユニクロnews|
全米50店舗を17日から休業/新型コロナ対策
アメリカのユニクロは現在、50店舗だ。
その全店を17日から休業することにした。
アメリカではここまで来てしまった。
一方、
ライフnews|
新型コロナ感染で休業の鎌倉大船モール店営業再開
ライフコーポレーションは、
鎌倉大船モール店を、
15日(日)と16日(月)の2日間臨時休業した。
その16日には鎌倉保健所の指示に従って、
専門清掃会社による店内消毒作業を実施。
そして17日11時から営業再開。
店は是が非でも、開けておきたい。
健康観察の必要がある従業員3名は、
2週間の自宅待機。
体調の経過を確認する。
ライフの「ウイルス感染症予防」6ポイント。
1.全従業員の個人健康チェックの実施
2.従業員のマスク着用
3.惣菜・ベーカリー部門のばら売り販売中止
4.すべての試食提供の中止
5.アルコール消毒液の設置
6.店内一部設備の使用中止
これを全店、全売場、全員で徹底する。
徹底とは、
詳細に、
厳密に、
継続すること。
こまかく、
きびしく、
しつこく。
新型コロナウィルスには、
「厳密」が必須だ。
〈結城義晴〉