月刊商人舎6月号、本日発刊!!
特集は、
コロナ禍決算
2020「この決算では何もわからない」
毎年恒例の決算特集。
2020年2月期・3月期の本決算を、
ダイジェストし、分析する。
月刊商人舎には表紙の言葉がある。
表紙は雑誌の顔である。
その顔に文章を入れる。
大日本除虫菊㈱のコマーシャル。
キンチョウ虫コナーズで、
長澤まさみが言う。
「人間でいうたら
おでこに
パスワード書いて
歩いてるようなもんやで」
[TVCM 虫コナーズ「無防備」篇より]
月刊商人舎のCover Messageは、
おでこのパスワードみたいなものだ。
ちょっと長いが。
[Cover Message]
コロナは世界を変える。その「変わる」という事実だけが変わらない。世界はいっせいに変わる。「コロナは時間を早める」。交通革命と情報革命のなせる業である。国や地域や社会が、素早く、激しく変わる。経済も産業も、企業も商売も、迅速に、大きく変わる。しかし、どう変わるのか。何が元に戻るのか、何が戻らないのか。それはわからない。いまは、感染拡大を抑えよう。ライフラインを支えよう。患者をいたわり、助けよう。死者を悼み、弔おう。そして仕事をしよう。仕事だけが、コロナ禍と闘う術(すべ)である。拠り所である。その小売流通業の1年間の仕事の集大成。2020年2月・3月期決算を総括した。題して「コロナ禍決算」。コングロマーチャント、総合スーパー、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、そして百貨店。衰退する者、停滞する者、混迷する者、躍進する者。そして新たに誕生する者。しかし決算の総括から、われわれはそのあとのことを考察しなければならない。想像しなければならない。「コロナ禍決算」の、そのあとの光明を見い出さねばならない。
目次。
[特集のまえがき]は、
パオロ・ジョルダーノの引用。
イタリアの人気作家。
今年4月24日に翻訳書が発刊された。
『コロナの時代の僕ら』
その「著者あとがき」がいい。
「今からもう、
よく考えておくべきだ。
いったい何に
元どおりに
なってほしくないのかを」
業態別の決算分析は、
コングロマーチャント、
総合スーパー、
スーパーマーケット。
そしてコンビニエンスストア、
ドラッグストア、百貨店。
イオンとセブン&アイを、
コングロマーチャントとして、
そのセグメント別決算の順位を分析。
全体像を明らかにした。
それぞれの業態ごとに、
辛口での分析。
それは商人舎らしい切り口だ。
スーパーマーケットに関しては、
元食品商業編集長の竹下浩一郎さんに、
1万1500字の書下ろし原稿を、
寄稿してもらった。
感謝しておきたい。
最後はリモート鼎談。
2020コロナ決算の裏を読む
COVID-19後は何に投資するか?
竹垣吉彦さんと佐々木泰行さん。
竹垣さんは㈱イオンファンタジー常勤監査役、
佐々木さんは早稲田大学商学学術院主任研究員 。
実に面白い内容になった。
必読の鼎談だ。
もちろん特集のあとがきは結城義晴執筆。
ご愛読をお願いしておきたい。
さて今日は、
久しぶりに東海道新幹線。
以前の3分の1くらいの乗客数だが、
ガラガラというわけでもない。
新横浜からのぞみに乗ってすぐに丹沢山系。
神奈川県は晴れていた。
しかし静岡県は曇り。
富士川を渡るも富士山は見えず。
西に行くにしたがって、
空模様は怪しくなる。
愛知県、岐阜県、滋賀県を過ぎて、
京都府。
京都駅から東寺の五重塔を臨む。
新大阪に着いて、
なんばから上本町へ。
シェラトン都ホテル大阪で、
海外視察研修の打ち合わせ。
私の右が前田仁さん。
左は小阪裕介さん、
右が森川泰弘さん。
前田さんは、
万代ドライデイリー会事務局長。
小阪さんは、
㈱JTB大阪第三事業部営業四課長。
森川さんは同グループリーダーで、
商人舎の研修担当。
前田さんから、
フェイスガードをプレゼントされた。
なかなかの優れもの。
飛沫防止になるし、息苦しくない。
東京よりも大阪の方が、
マスクをつけている人が多い気がする。
大阪府では、
昨日の6月9日16時以降、
今日の6月10日16時まで、
新型コロナウイルス感染者はゼロ。
納得。
神奈川県もゼロだったが、
東京都は12人だった。
まだまだコロナとの闘いは続く。
何は元どおりにするか、
何は元どおりにしないか。
それを考えるときでもある。
〈結城義晴〉