今日も一日、横浜商人舎オフィス。
月刊商人舎9月号最後の入稿と責了。
いつも最後の最後は、
結城義晴の原稿となる。
すみません。
みなさん、ありがとう。
とくにデザインの七海真理さん。
それから編集スタッフの鈴木綾子さん、
校正の磯村ゆきさん、
ゼネラルマネジャーの亀谷しづえさん。
心から感謝します。
いい雑誌が出来上がりました。
今日の結城義晴は抜け殻。
もう、「ありがとう」しか言えません。
この9月号は毎年、アメリカ特集。
COVID-19感染によって、
今のところあちらには行けないけれど、
それでも学ぶことは山ほどある。
その[Message of September]
そしてこれは9月の商人舎標語。
人間のニーズを創ろう!
自由の大地、
勇者たちの祖国。※
アメリカ合衆国。
かの地では大統領選挙、
こちらでは総裁選挙。
リーダーが変わる。
そこにコロナウイルス。
無心に人類を攻める。
変異しつつ迫ってくる。
どうなるかわからない。
いつになるかもわからない。
なぜなのかもわからない。
社会も国家も、
産業も商売も、
企業も店も。
変わることだけは確かだ。
その変わり方が早まることも明らかだ。
変わらない者が滅びることも。
「マーケティングにとって、
最も重要なのは、
人間のニーズである」(フィリップ・コトラー)
だから人間のニーズを観察しよう。
人間のニーズを知覚しよう。
人間のニーズを考察しよう。
すでに起こった未来のなかに、
人間のニーズを見い出そう。
そして人間のニーズを創り出そう。
〈結城義晴〉
このメッセージの冒頭の※のところは、
「自由の大地 勇者たちの祖国」
これは英語では、
“the land of the free and the home of the brave”
アメリカ合衆国国歌の最後の一節。
その国歌のタイトルは「星条旗」。
英語では”Star Spangled Banner”。
アメリカ人は例外なく、
心から自分の国の歌を愛している。
そしてこれも例外なく、
心から誇らしげに斉唱する。
ちょっとうらやましいほどだ。
1991年1月27日。
フロリダ州のタンパ・スタジアム。
第25回スーパーボウル開会式で、
ホイットニー・ヒューストンが熱唱。
“Star Spangled Banner”
史上最高の国歌独唱。
巷ではそう評されるが、
実際に私もそう思う。
YouTubeで見ることも聴くこともできる。
ぜひ試してもらいたい。
ジミー・ヘンドリックスの「星条旗」は、
1968年8月の、
ウッドストック・フェスティバル。
最後の3日目のトリで演じられた。
こちらも熱のこもったジミヘンが聴ける。
翻って日本の国歌「君が代」。
私たちは少し屈折している。
いまでも小学校や中学校、高校の式典で、
国歌斉唱を拒む教師がいたりする。
今でも覚えているが、
小学校の最終学年の音楽のテストで、
教科書から自分の好きな曲を選んで、
リコーダーで演奏するという課題が出た。
私は教科書の一番最後に載っていた曲を、
しっかり練習して、結構上手にやった。
他意は全くなかった。
素朴で、素直な気持ちだった。
レドレミソミレ~
ミソラソラ レシラソ
ミソラ~ レドレ ~
ミソラソ ミソレ
ラドレ ドレラソ ラソミレ~
その調べが流れているとき、
教室はシーンとしていた。
担任の太田清美先生(男性)は、
変な顔をして気まずそうに聴いていた。
日本では忌野清志郎が、
「君が代」をアレンジして熱唱し、
演奏した。
多分、ジミヘンを模倣したのだろうが、
あれは痛快だった。
ホイットニーやジミヘン、
キヨシローと同じような、
そんな熱を込めて、
月刊商人舎9月号では主張する。
「人間のニーズを創ろう!」
〈結城義晴〉