菅義偉第99代内閣総理大臣誕生。
そして閣僚の20名も決定した。
実によく派閥に気を配った組閣で、
オール与党体制となった。
しかも閣僚はそれぞれに実力者ぞろいで、
菅義偉、なかなかやるなぁ、
という印象だ。
一国民として大いに期待したいし、
やり抜いてもらいたいと思う。
何度も書いているが、
行政のトップという特長と強みを、
発揮してほしいと、
これも一国民として願うものだ。
総理自身の発言でも、
次々と具体的な公約を明らかにした。
さらに閣僚一人ひとりが、
きちんとした就任スピーチをした。
それを菅さんは、させた。
とくに平沢勝栄復興大臣に対しては、
「現場主義で現場に寄り添って」
と指示したが、これもとてもいい。
これはある程度の長期政権になりそうだ。
そして次は一気に若返る。
手のひらを反すようで恐縮だが、
菅義偉、なかなかやるなぁ。
率直にそう思った。
ただ一つだけ疑問に思ったことがある。
小倉智昭さんも発言している。
フジテレビ「とくダネ!」のニュースキャスター。
「今回、妙だなと思うんですが。
まだ首班指名が終わってないわけですよ。
総裁の段階で閣僚の顔ぶれが全部、
出そろうなんてことは
いままで前代未聞なんじゃないかな
と思うんです」
私も今朝の朝刊を見て驚いた。
与野党による首相指名選挙さえ、
まだ実施されていない段階で、
朝日新聞、日経新聞をはじめ、
大手新聞各紙にずらりと、
自信ありげに閣僚名簿が公開された。
通常は各紙の記者たちが、
首相官邸の前に臨時テントを張って、
派閥の領袖などに取材合戦を展開。
少しずつ情報を組み合わせて、
「推定」の形で記事にする。
小倉キャスターの言うように、
前代未聞の閣僚名簿公開だった。
まったくの当てずっぽうだが、
官房長官出身の菅総理は事前に、
マスコミにリークさせたのかもしれない。
これはマスメディアの取り込みである。
この点だけはちょっと、
危険な臭いを感じる。
さて今日は朝からオンライン会議。
㈱True Dataの役員会。
菅政権は「デジタル庁」を新設して、
平井卓也担当大臣を任命した。
ただ単に「デジタル化」を進めるだけでは、
もちろん足りない。
「デジタル化」は手段である。
目的になってはいけない。
偉そうな言い方で恐縮だが、
どんな考え方で、
何をするかこそが、
デジタル化の肝になる。
しかしこれによってTrue Dataの仕事は、
ますます重みをもってくる。
頑張ろう。
その後、横浜商人舎オフィスへ。
午後、大越鉄夫さんがやって来てくれた。
有名な「てっちゃん」店長。
現在、㈱かましん小山天神町店店長。
毎日更新の「てっちゃんの店長日記」は、
大人気のブログだ。
その意味では私の同志だ。
商人舎ミドルマネジメント研修会では、
大越さんは2014年の第5回を受講して、
見事、S級の成績を収めた。
商人の本籍地はヨークベニマル、
商人の現住所はかましん。
てっちゃんはそれを融合させている。
私はそれがいいと思っている。
本当に久しぶりに会って、
コロナ禍の店舗運営について、
いろいろ話を聞いた。
てっちゃんも「現場主義」を貫く。
結城義晴私も「実践躬行(きゅうこう)」をモットーとする。
Practice comes first!
日本中が「現場主義」になるのは、
何よりもいいことだろう。
〈結城義晴〉