Everybody! Good Monday!
[2020vol㊴]
2020年第40週。
9月最終週にして、
木曜日からもう10月だ。
今日は朝から東海道新幹線。
新横浜から新大阪へ。
秋晴れの快晴。
しかし富士の頂のところだけに雲があって、
残念ながらその全貌は見えず。
車中、原稿を書いていると、
あっという間に到着。
コロナは時間を早める。
すぐに寝屋川市へ。
そして、
平和堂のアル・プラザ香里園。
先週の9月25日、
食品売場を大改装。
売場に入ろうとしたら、
松井遼平さんが寄って来て、
声をかけてくれた。
㈱平和堂生鮮本部青果MD。
松井さんは昨年、
私がコーディネートした、
アメリカ研修に参加してくれた。
さらに食品店長の中山孝一郎さん。
中山さんは2014年の米国研修でご一緒した。
そして京阪営業部長の島津克さん。
島津さんは2016年春の、
平和堂米国研修第11団副団長。
その時点で島津さんは、
このアル・プラザ香里園の支配人だった。
みんな成長し、地位も上がって、
立派な知識商人になってくれた。
それがとてもうれしかった。
そしてこのアル・プラザ香里園には、
平和堂食品フロアの最新のMDが、
満載されて、上出来の店舗となった。
その評価は月刊商人舎10月号でしよう。
このアル・プラザ香里園に隣り合って、
島忠ホームズの大型店がある。
その1階に、
㈱関西ロピアが、
1号店をオープンさせる。
9月29日火曜日。
つまり明日。
早速、準備中の店に入っていくと、
福島道夫さんが出迎えてくれた。
現在は㈱関西ロピア社長。
一通り店舗を案内してもらって、
話も聞いた。
1971年、神奈川県藤沢市に、
肉の宝屋藤沢店として創業。
1994年、スーパーマーケットに参入し、
「ユータカラヤ」となって成長。
さらに独自のフォーマットを開発し、
コーポレートアイデンティティを整備して、
「ロピア」へと蛻変を遂げた。
そのロピアが関西で、
顧客から支持されるのか。
平和堂と対峙しつつ、
堂々の闘いを見せる。
福島さんとの最後の話。
「ニューヨークに行きたいですね」
平和堂の皆さんも、
「アメリカ、行きたいですね」
同感だ。
コロナが普通の風邪のようになったら、
早く、行こう。
しかしその前に、アメリカ研修の成果を、
この香里園で披露してほしい。
ウォルマートとクローガーのような。
さらにHEBプラスのような。
トレーダー・ジョーとホールフーズのような。
セントラルマーケットのような。
ウェグマンズとイータリーのような。
あるいはアラメダのセーフウェイと、
トレーダー・ジョーのような。
正々堂々の商いを見せてほしい。
ポジショニング競争を展開してほしい。
知識商人の知恵と技を競ってほしい。
倉本長治師は、こう書き残している。
「競争を戦いだと思い、
相手を憎んだり、そねんだり、
傷つけたりする。
まったく困ったことだ」
「商売の競争は
オリンピックと同じように、
また囲碁や将棋のように、
相手方を尊重し、ルールを守って、
実力を競うべきである」
そして私は書いた。
拙著『メッセージ』より。
「商売のルールを守る。
相手方を尊重する。
お客から尊敬される。
そんな競争なら、
喜んで参加できるはずです。
スポーツ選手は、
オリンピックに出場するために
たいへんな努力を払います。
自らを鍛える
日常の努力そのものが競争であり、
オリンピックに出て、
勝利に向かって奮闘することも競争です。
商売でいえば、
顧客を満足させること、
自らの経営の中から
適正の利益を出すこと、
そのための努力をし、
仕組みをつくることが、
お客から軽蔑されない競争となります」
「競争はあなたの仕事です」
私は心からそう思った。
では、みなさん、今週も、
競争は知識商人の仕事です。
Good Monday!
〈結城義晴〉