日曜日から4日間。
大阪出張。
アメリカ西海岸かハワイか、
上海かバンコクか。
海外出張したような気分。
日曜日の昼前に大阪に入って、
夕方まで店回り。
月曜日は6時間の講演。
火曜日は朝から90分の講演。
午後、㈱万代の阿部秀行社長と、
店を巡った。
そして最終日は尼崎のホテル泊。
早朝から、
ロピア尼崎島忠ホームズ店へ。
相変わらず行列。
夕方まで続く。
コロナ禍のストレスを晴らすかのように、
人々が集まって来て、
ロピアを楽しんだ。
そう、ロピアを楽しむ。
並べば並ぶほど、
ワクワクする気持ちは高まる。
そして店に入ると、
それが満たされる。
その、人の動きを見て、
㈱関西ロピア社長の福島道夫さんと、
1時間以上話し合った。
ちょっと疲れ気味。
そうだろう。
ロピア寝屋川店をオープンさせたのが、
先月の第5火曜日の9月29日。
大変な心労だっただろう。
それからちょうど4週間後。
10月第5火曜日の27日、
ロピア尼崎を開いた。
さらに4週間後の来月。
11月24日火曜日に、
ロピア鶴見店を開業する。
「関西ロピアの創業」
私はそう言っているが、
福島さんは3カ月で、
150億円ほどの会社を、
つくってしまう。
来年も出店は控えている。
もちろん準備期間もあった。
しかしこの3カ月だけでも、
肉体的、精神的なストレスは、
想像を超えるものに違いない。
それでも私と話していると、
福島さんは少し癒されるようだ。
話し始めたら止まらない。
もう福島さんとは長い付き合い。
私より5歳年下だが、
何度も何度もアメリカにご一緒した。
ヨーロッパにも行った。
最初は私がコーディネートしたが、
最近は教えられることのほうが多い。
その情熱や技術や知見の、
強さ、高さ、広さは、
群を抜く。
ロピアの近未来の話をたっぷり聞いて、
私も納得した。
そして今日も、
福島さんお手製の賄(まかない)をいただいた。
新店オープンの時には、
3日間、福島社長が従業員に、
贅沢な朝食をつくって、
それを振る舞う。
今日はおでん。
満足。
さらにもう一品。
これが絶品。
それは月刊商人舎11月号でご披露しよう。
この尼崎の競争を見て、
強く思うことがある。
それを雑誌で書かねばならない。
食事の後は、
福島さんにご案内いただいて、
この建物の2階を視察した。
TSUTAYA BOOKSTORE ホームズ尼崎店。
M&Aの渦中にある㈱島忠が、
㈱蔦屋書店とコラボレーションして、
ホームズ尼崎店を全面改装した。
ロピアのオープンと同時開店。
相乗効果は計り知れず。
家で過ごすような”体験型の暮らし提案”。
西日本初の試み。
島忠の家具売場も、
蔦屋に合わせるように大改装。
これならニトリも欲しくなる。
島忠ホームズ2階のリニューアルもあって、
ロピア尼崎のオープンは、
寝屋川を上回った。
福島さんと別れて、
隣のイオン尼崎店へ。
2003年にカルフールがオープンさせ、
2010年までカルフール尼崎店だった。
それがイオン尼崎店となって、
この地で営業を続ける。
今回は、ロピアのオープンを控えて、
チラシを打ち、目玉特売を展開した。
その結果はどうか。
これも商人舎11月号に書く。
「結城義晴が行く」
さらにその隣に、
コストコ尼崎倉庫店。
カルフールに先駆けて、
2003年4月、オープン。
依然、絶好調。
イオン、ロピアとの競争において、
どんな関係をつくるのか。
それも11月号。
さらにこの3施設に、
一番近いスーパーマーケット。
関西スーパー下坂部店。
私は昭和53年(1978年)3月に、
この店で研修を受けた。
故北野祐次名誉会長から、
直接、ご指導いただいた。
私にとっても思い出深い店だ。
それからJR尼崎駅の近くにあるのが、
阪急オアシス尼崎潮江店。
さらにサンディ尼崎潮江店。
昨日はアル・プラザあまがさきを視察した。
この地区のほとんどの店を訪れて、
様々なことを思った。
新しい競争、
古いままの競争。
それによる淘汰。
ああ。
福島道夫さんには、
お世話になった。
一瞬だけ握手。
ありがとう。
いい記事が書けそうです。
今回は国際的な見地からの特集にもなる。
そしてその主役は、
この尼崎地区そのものです。
乞う! ご期待。
〈結城義晴〉