月刊商人舎11月号。
責了しました。
「責了」は「責任校了」の略。
出版社や編集部が校正を終了して、
あとはデザイナーや印刷所に、
「お任せしました」と委ねること。
この先は、間違いは起こらない。
きちんと印刷されて、
立派な書籍や雑誌が出来上がる。
デザインの七海真理さん、
ほんとうにありがとう。
編集スタッフの鈴木綾子さん、
ご苦労様。
校正の磯村ゆきさん、
お疲れ様。
ゼネラルマネジャーの亀谷しづえさん、
感謝します。
編集人で執筆者の結城義晴さん、
もっと、早く書け。
ということで、
11月号も印刷所に渡りました。
しかし1日遅れてしまいました。
本当にすみません。
本来の取材締め切り日を過ぎてから、
その取材が始まったというのが、
一番の理由です。
途中、執筆を速めて、
何とか間に合わせる算段でしたが、
その執筆のスピードが、
思うように早まらなかった。
「コロナは執筆を早めない」
亀谷しづえが1万1500字、
結城義晴が2万0091字。
書きました。
写真を150枚くらい使いました。
月刊商人舎は手作り雑誌です。
ほとんどを自前で書き、
自前で編集します。
つまりプライベートブランド方式。
トレーダー・ジョーやユニクロと同じです。
今月号も関西・尼崎の競争が題材です。
けれど先月号とは異なる、
競争のとらえ方をしました。
スマホとソーシャルネットワークの普及で、
チェーンストアや小売業の、
顧客とのコミュニケーションが、
決定的に変わってきました。
あらためてそれが判明したのが、
尼崎の競争です。
ご愛読をお願いします。
11月号特集タイトル。
ロピア関西第2弾!「尼崎の陣」
今号はもう一つ、特別企画もあります。
コロナ禍の2021 Marketing
来年、再来年を展望して、
そのマーケティングのあり方を考察しました。
やっと終わって、
次に向かいます。
さてさて、
アメリカ大統領選挙。
もう、ほとんど、
ジョー・バイデン候補の勝利は、
決まっているけれど、
6つの州でまだ最終開票結果が未発表。
ジョージア州、
ペンシルベニア州、
ノースカロライナ州、
アリゾナ州、
ネバダ州、
そしてアラスカ州。
しかしノースカロライナとアラスカ以外は、
バイデン候補が勝ち抜けそうです。
とくにジョージアとペンシルベニアは、
郵便投票分が徐々に開票されて、
大逆転となります。
最終的には微差ではなくて、
はっきりと勝敗が出る。
私はずっと、かなりの頻度で、
The Associated Pressが提供する、
開票情報を見ています。
この情報は驚くほど正確で、
これによると投開票日の11月3日には、
バイデン勝利が見えていました。
だから朝日新聞や日経新聞など、
大新聞がまだ当確を打たないのには、
ちょっと違和感があります。
テレビや大新聞はそれができない。
よくわかります。
しかしインターネットを見ていると、
そのメジャーとは異なるメディアが、
勝手に露骨なことを主張していて、
それが公開されていることに驚かされます。
ツイッターにも、
著名な政治家などが、
ずいぶん書き込みをしていて、
世の中、変わったと感じさせられます。
ドナルド・トランプ大統領も、
ツイッターで自己主張しているし、
やり合っている。
ジョー・バイデン候補も、
自分で書いている。
菅義偉首相まで、
あまりインパクトのないことを、
ツイッターで宣伝している。
自分では書いていないけれど、
名前は「菅義偉」となっている。
小沢一郎議員は、
事務所がツイッターを更新している。
小池晃さんのツイートは頻度が高いし、
自分で書きまくっている。
私はツイッターはやりません。
1日に1回、ブログとFacebookを投稿する。
短いコメントや所作で、
一瞬の笑いをとる芸人ではなくて、
一定の尺(時間)の中で、
噺を展開し、芸を見せる落語家。
たとえば古今亭志ん朝のような、
桂枝雀のような。
(深夜にYouTubeで志ん朝を見るのは贅沢です)
ちょっとカッコつけ過ぎかもしれませんが、
それに及ばないまでも、
しっかり考えて、しっかり書く。
それを目指したい。
やはり月刊雑誌出身だからでしょうか。
いつも、危機感の中にいたい。
いつも、考えて考えて、考え抜きたい。
いつも、何かを変えていきたい。
いつも、世の中のためにいたい。
ちょっと年を取ったからでしょうか、
そんなことを強く思っています。
〈結城義晴〉