月刊商人舎11月号、
発刊しました。
2日遅れです。
お詫びします。
特集は、
ロピア関西第2弾!!「尼崎の陣」
サブタイトルは、
コストコ・イオン・万代との
大商圏型対商勢圏型競争
[Cover Message]
10月27日、兵庫県尼崎市に関西ロピア2号店が衝撃のオープン。9月29日の大阪寝屋川市に続いて、またしても島忠ホームズの1階への出店である。
1971年創業の神奈川県藤沢市の「肉の宝屋藤沢店」から、1994年のスーパーマーケット「ユータカラヤ」への業態転換、そしてユニークなフォーマット「ロピア」の創造まで。「同じ商品ならより安く、同じ価格ならより良いものを」を旗印にして、ロープライス・ユートピアの実現を目指す。
「尼崎の陣」で迎え撃つのはカルフールから転じたイオン尼崎店とコストコホールセール尼崎倉庫店。そして関西ダントツを標榜する万代の第3位店舗、塚口店。前者は広域商圏型大型店、後者は小商圏店舗での商勢圏構築型。それぞれに鮮明なポジショニングを確立したうえで、模倣困難で、ユニークな商売の覇を競う。
そこから見えてきた「価格」の本質と店の「真理」。「建物が多いだけで、店は少ない」との岡田卓也の言葉が、重く響く。
目次。
11月号は特集と特別企画の2本立て。
「結城義晴の行動記」
「寝屋川の陣」のご好評に応えて、
「尼崎の陣」も16ページ。
写真をふんだんに使って、
競争の実相を描いた。
特別企画は、
コロナ禍の2021Marketing
2020年末年始商戦と2021年の消費者生活行動
私が書いたのは、
「キャズム」のなかの「トレード・オン」
これは2021年に対する基本的な考え方。
私の持論です。
2021年正月商戦戦略は、
「集わない年末年始」の3つの施策。
協力・資料提供は、
㈱紀文食品年末商戦戦略委員会。
「2021年の生活行動はここが変わる!」は、
㈱クレオの関智美さんの執筆。
生活潮流と注目事象から読み解く、
来年のマーケティング。
はじめに書いてもらった原稿に、
書き加えてもらって、
さらに充実の内容となった。
ありがとうございました。
TEL:045-350-6651
FAX:045-313-1261
Email:magazine@shoninsha.co.jp
氏名・送付先・連絡先、
そして希望月号・購入部数を書き込んで、
申し込んでください。
10月号は完売。
11月号も早めの購買を。
しかし今号も、
㈱ロピアの皆さんには、
再びのご協力を感謝しよう。
福島道夫㈱関西ロピア社長の賄(まかない)は、
今回も絶品だった。
とくに記して、感謝したい。
真ん中が福島さん。
右は執行役員営業本部長の佐藤博和さん。
㈱万代の皆さんにもお世話になった。
ありがとうございました。
それから今回も、
各社のトップが参集した。
視察に訪れた万代社長の阿部秀行さんと、
㈱平和堂取締役常務執行役員の夏原陽平さん。
高木さんと夏原さんは、
2号続けて登場。
「結城義晴の行動記」だから、
お会いした人は雑誌に出てしまう。
あらためて感謝しておこう。
雑誌を手に取らねば読めないのが、
編集後記だが、
今号は特別にこのブログで紹介しよう。
[編集後記]
9月「大阪寝屋川の陣」に続いて、10月「尼崎の陣」。さらに11月「大阪鶴見の陣」となるが、それが「大坂冬の陣」から「夏の陣」まで続くか。歴史は繰り返す? 店頭の価格がいくら、売上げはどのくらい、といった関心に答えるのではなくて、小売業としてのポジショニングの差異性を表現したい。それが一番大事だからだ。「店」はないけれど「建物」ばかりだ、と岡田卓也さんにお叱りを受けないためにも。(義)
アメリカ大統領選の行方を横目に見ながら、雑誌の最終進行。私の住んでいた某激戦州が今回もまた赤色に染まってしまった。あぁ。。。(綾)
綾さんはアメリカからの帰国子女です。
ロピアが寝屋川や尼崎で仕掛けているのは単なるcompétition (仏語:競争)ではなく、「顧客を魅了する」 concurrence(仏語:競争)のように見える。それは異次元の闘いだ。(磯)
コロナで義母に1年近く会っていない。子どもの幼少時には嫌になるほど会っていたのに、今は会えないことが寂しく感じる。コロナで人恋しくなっているのかな?(倉)
冬が近づいてきた。インフルエンザとコロナを恐れつつ、クリスマスやお正月の準備を楽しもう。その前に、娘の20歳の誕生日。子育てのゴールは見えてきたかな…でも、もう少し楽しみたい。(山)
寝屋川の陣に続いて尼崎の陣。ロピアはマスコミに出ないし、出るのを嫌がる。あえて取り上げているのは、ビジョンを具現化することのアプローチを学んでほしいからだ。価格や売り方といった表面だけを見て騒いでも、つまらない。(亀)
そう、一番大事なのは、
アイデンティティであり、
ポジショニングだ。
価格や売り方も大事だが、
それよりも大切なものがある。
月刊商人舎はそれを追求している。
〈結城義晴〉