この1年間で最も有名になったのが、
ジョンズ・ホプキンス大学。
そのホプキンス大学の調査。
COVID-19感染者は、
世界で5273万3290人、
亡くなった人は129万3183人。
100年前のスペイン風邪は、
世界の感染者数5億人と言われる。
2020年のCOVID-19。
[国別累計感染者数]
アメリカ 1055万2821人
インド 872万8795人
ブラジル 578万1582人
フランス 191万5282人
ロシア 184万3678人
[死者数]
アメリカ 24万2423人
ブラジル 16万4281人
インド 12万8668人
メキシコ 9万7056人
イギリス 5万1020人
日本も完全に第3波に入った。
全国で1705人の新規感染が確認された。
2日連続過去最多。
そして12人の方の死亡が発表された。日本の累計感染者は11万6240人。
亡くなった方は1898人。
東京都の今日の新規感染者は374人で、
累計3万4144人。圧倒的に多い。次の大阪府は過去最多の263人で、
累計1万4870人。三番目は北海道。
今日235人で累計5055人。
以下、愛知県の148人、7459人、
神奈川県の146人、9893人。
埼玉県の83人、6634人。
兵庫県、69人、3816人。
千葉県、60人、5618人。
沖縄県、49人、3669人。
今年、何度も引用している。
イタリアの人気作家パオロ・ジョルダーノ。
「感染者の数、
発生地からの距離、
マスクの販売枚数、
株価暴落で失う金額、
検査結果が出るまでの日数と、
数えてばかり」
今年は数えてばかりだ。
ドナルド・トランプ大統領は、
72,409,606票。724万票。
ジョー・バイデン次期大統領は、
77,662,935票。四捨五入で777万票。
ともに史上最高。
もちろんアメリカ合衆国の大統領選挙。
この期に及んでもまだ、
最終的な決着はついていないけれど。
「コロナは今、
“僕らの文明を
レントゲンにかけている”
のだから」
忘れてはならない。
私たちの文明は、
レントゲンにかけられている。
ジョルダーノは言う。
「恐怖にも浸され、
頭がいっぱいだけど、
それでも
“今までとは違った
思考をしてみるための空間”
を確保しておこう」
今日は朝から東京・小平。
東横線に乗って武蔵小杉へ。
それから南武線、武蔵野線で、
新小平へ。
かつての満員電車ではない。
テレワークや時差通勤が徹底されている。
第一屋製パン㈱の取締役会。
今日、私は、
大野耐一さんの考え方を紹介した。
かつてのトヨタ自動車の副社長で、
現場主義を徹底した伝説の人物。
その著作は『トヨタ生産方式』
名著。
トヨタ生産方式の目的は、
多品種少量で「安く」作ることにあった。
私はそれにちょっとだけ「早く」を加えたい。
会議が終わって、
横浜商人舎オフィス。
夕方まで仕事して、
また銀座へ出かけた。
LA BETTOLA da Ochiai。
ラ・ベットラ・ダ・オチアイ。
イタリアンの落合務シェフの店。
ホテルニューオータニで、
フランス料理を学び、
その後、2年8カ月、
現地でイタリア料理を修行。
1982年、東京赤坂のグラナータ料理長、
1997年、この銀座のLA BETTOLAをオープン。
「ラ・ベットラ」は、
イタリア語の「食堂、台所」。
だから開業時からディナーは、
1人前3800円のコース。
現在はそれが4500円。
モットーは、
「イタリア料理の魅力とその美味しさを
廉価にたっぷりと味わっていただく」
第一屋製パンが落合シェフと契約して、
商品の監修をしてもらっている。
今夜もその第一屋製パンの役員の会食。
私の右が細貝理榮会長と細貝正統社長、
そして左が小山一郎取締役。
細貝会長はコロナ禍前、
毎月のようにラ・ベットラを訪れていた。
大の落合ファンだ。
今夜は個室を用意してもらって、
ソーシャルディスタンシング・ディナー。
総料理長の成田直己さんが顔を出して、
料理の説明をしてくれた。
はじめにブロセッコ。
イタリアのスパークリングワイン。
付け合わせは特にお願いして、
ほうれん草炒めとマッシュルーム炒め。
絶品。
前菜、パスタ、メインディッシュを、
それぞれが選ぶ。
私は前菜盛り合わせをチョイス。
写真を撮るのを忘れて、
食べてしまった。
パスタは新鮮ウニのスパゲティ。
落合シェフのオリジナルメニュー。
これももちろん絶品。
メインディッシュは、
3種類の肉のグリル。
豚肉と子羊とソーセージを選んだ。
これまた絶品。
これらを赤ワインで楽しんだ。
最後にデザートとコーヒー。
これもチョイスするが、
私は柿のジェラート。
ラ・ベットラのメニューは、
例外なくすべてがおいしいし、
驚くべき多彩さをもつ。
それが4500円のコースで、
十二分に楽しめる。
顧客は勝手にチョイスするから、
厨房にはそれらの材料が全部、
用意されている。
つまり多品種少量、そして安い。
落合シェフの考え方は、
大野耐一さんとまったく同じだ。
すなわちトヨタ生産方式である。
これには驚かされた。
〈結城義晴〉