新型コロナウイルス感染第三波。
新規感染者は1日で2796人。
重症者が増えてきて全国に556人、
そのうちの亡くなった人は1日で41人。
二十四節気は大雪を過ぎて、
まさに初冬。
今年の紅葉は美しい。
朝6時半にJR横浜線の中山駅に集合。
鈴木國朗さんのベンツに同乗して、
1日中、店舗クリニック。
鈴木さんは㈱アイダスグループ代表取締役で、
アンパンマン派の一流コンサルタント。
つまり正義の味方。
東名高速から圏央道へ。
さらに関越自動車道に抜けて、
前橋まで。
前橋駅には9時に到着。
そこで㈱クレオの関智美さんと合流。
マーケティング本部研究主任。
商人舎クリニックチームは、
亀谷しづえGMを加えて4名。
群馬県庁は素晴らしい庁舎。
1999年6月、竣工。
33階建ての153メートル。
県庁舎としては高さ日本一。
都道府県庁舎としては第二位。
トップは東京都庁。
正月のニューイヤー駅伝では、
ここがスタート地点でゴール地点。
クリニックチームはまず、
ベルク 前橋北代田店。
昨2019年7月24日オープン。
クレオの関さんに店の見方など、
アドバイスしながら視察。
店長は渋澤大輔さん。
34歳で店長となって、
現在、37歳。
笑顔がいい。
ベルクの特長を鈴木さんと徹底議論。
これは多くの企業にとって、
いい勉強になります。
そのあと話題の店。
ツルヤ前橋南店。
ツルヤの群馬県進出1号店。
シンプルな店づくり。
その意味でロピアと正反対。
しかしすごいところばかり。
この店も触発されるところばかり。
これを「気づき」とは呼ばない。
さらにベイシアスーパーセンター。
前橋みなみモール店。
ベイシアの本部があって、
そのお膝元の店。
ちなみに「スーパーセンター」は、
業態用語ではない。
日本の経済産業省の業態用語では、
「総合スーパー」。
欧米のアカデミズムでは、
「ハイパーマーケット」。
そのハイパーマーケット業態を、
ウォルマートがフォーマットとして開発して、
「スーパーセンター」というバナーをつけた。
だから同じ業態のフォーマットを、
ターゲットは、
「スーパーターゲット」と名づけた。
倒産したシアーズ・ホールディングス傘下の、
かつての王者Kマートは、
「スーパーKマート」と名乗った。
ベイシアは、
ベイシアスーパーセンター。
このパワーモールは、
ベイシアの総力が込められている。
もちろんカインズも入っている。
「スーパーホームセンター」
必見のショッピングセンターだ。
それから群馬県のチェーンストア。
とりせん前橋駒形店。
オール日本スーパーマーケット協会の副会長企業。
550坪のオーソドックスなスーパーマーケット。
出迎えてくれたのは幹部と店長。
私の隣から、
星野太一さん(前橋駒形店店長)
赤い淳一さん(常務取締役営業副本部長)
藤生尚夫さん(店舗運営部マネジャー)
競争激化と消費増税で苦戦したが、
コロナ禍の巣ごもり消費で、
ちょっと持ち直した。
この年末が正念場だ。
鮮魚チーフに「元気を売ろう!」と激励した。
クリニックチームは、
皆さんに丁寧にお見送りいただいて恐縮。
次にフレッセイ駒形店。
アクシアルリテイリング傘下のフレッセイ。
いい店で激戦区で健闘している。
それからガーデン前橋へ。
核店舗はドン・キホーテと、
カスミ フードスクエア。
古いタイプのショッピングセンターで、
そこでカスミはフードスクエアを展開。
さらにベイシアの小型店。
ベイシアマート前橋六供店。
マーケットシェアを高めるためには、
マルチ・フォーマット戦略は必須だ。
そのために様々なフォーマットが必要となり、
必然的に小型店開発が行われる。
無難な店でいい。
ベルク前橋大島店にも行った。
地域に馴染んだ、ベルクらしい店だ。
最後はヤオコー前橋六供店。
さすがのヤオコー。
前橋でも「ヤオコーウェイ」を貫徹している。
最後に夕方のツルヤ南前橋店。
この店の夕方のピークは淡白だ。
その理由はコロナ禍にもあるし、
この店のターゲットの違いにもよる。
もうお分かりかと思うが、
月刊商人舎1月号はこの店の分析です。
ランチはツルヤの隣の店。
「登利平」に入ったが、
混んでいて20分待ち。
人気の上州御用鶏めし屋。
ツルヤ景気が発生。
そこで、夜、再び訪れて、
夕食は鶏料理。
満喫した。
帰りは関さんを高崎で降ろして、
関越自動車道から首都高に抜けて、
最後は東名高速で横浜まで。
今日は300㎞以上を走破した。
アメリカやヨーロッパに行けない分、
国内を駆け巡る。
鈴木さんも私ももう60台で、
「いつまでこんなことができるかなあ」
と、車の中で話し合った。
ありがとうございました。
最後に今日一日、思い続けたのが、
平富郎さんの言葉。
エコス会長。
「競争は商人を磨く砥石である」
〈結城義晴〉