今日は「大寒」(だいかん)。
二十四節気の中で、
一番寒い時期に入る日。
前が「小寒」で、あとが「立春」。
1年を24分して、
その一番寒い期間も「大寒」という。
今年は今日1月20日から2月2日までだ。
その2月2日は「節分」。
そして翌2月3日が「立春」。
大寒の時期が、
新型コロナウイルス感染第三波の、
終焉への始まりのときだと信じたい。
11都府県に緊急事態宣言が発出され、
さらに自らそれに準じる宣言をする地域がある。
私たちは国を挙げて、国民の力を集めて、
COVID-19対策を堅持することを誓いたい。
政治の決断が遅かろうとも、
行政の対応が滞ろうとも、
国民の力を示したい。
私たちは、
これまでもそうしてきたし、
これからもそうする。
“One for all, all for one”
一人は万人のために、
万人は一人のために。
大寒の日に決意する。
今日は朝からオンライン会議。
㈱True Dataの取締役会。
ITをフル活用する、
日本のマーケティングリサーチ企業。
そのランキングは、
第1位がインテージホールディングス。
2020年6月期で669億円。
第2位がマクロミル、
同413億円。
そして第3位がクロスマーケティング。
2019年12月期年商186億円。
True Dataは今のところ、
マーケットニッチャーだ。
しかし、
ユニークで模倣困難なニッチャーである。
そしてこのコロナ禍のキャズムのとき、
リサーチ会社も厳しい傾向を示すが、
True Dataはお陰様で、
ありがたいことに、
ご支持を広げている。
私は「走りながら考えよう」と提案した。
軽くて、早くて、柔らかくて、
強い組織であることだ大事だ。
最後に、
玉生弘昌さんの提案で、
「DX」について、
役員、執行役員が見解を披露した。
玉生さんは㈱プラネット会長で、
True Data取締役。
もちろんDXは、
「デジタルトランスフォーメーション」。
盛んに使われる言葉だが、
これは単なるIT化とは異なる。
経済産業省の定義。
「DX推進ガイドライン」に示されている。
「企業が、
ビジネス環境の激しい変化に対応し、
データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に、
製品やサービス、ビジネスモデルを
変革するとともに、
業務そのものや、組織、プロセス、
企業文化・風土を変革し、
競争上の優位性を確立すること」
しかしこの定義は一般的過ぎる。
戦略的にDXを捉えねばならない。
今日のTrue Data役員会の議論内容は、
極めて秀逸なものだ。
ここでは書かない。
この春、キャズムに関して、
ちょっとでも目途がついたら、
あらためて月刊商人舎で特集し、
深く考察しよう。
最後に大寒の今日も、
小林一茶。
手拭のねじつたままの氷哉
ねじったままに凍りついた手拭。
一茶の観察の目、そして写実。
DXにおいても、
マーケットや消費やデータを、
このように観察し、描写し、
そのうえで考察し、分析したいものだ。
〈結城義晴〉