東京・虎ノ門ヒルズ。
虎ノ門ヒルズ森タワー。
地上52階建て、高さ247m。
2014年5月29日竣工。
そして昨2020年6月6日に、
地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅が開業。
森タワーと直結されている。
その近隣の虎ノ門NNビル。
このビルの11階に、
日本チェーンストア協会がある。
今日は専務理事の井上淳さんと対談。
井上さんは2008年7月から、
この協会の専務理事の職にある。
東京大学法学部卒業後、
通商産業省に入省し、
流通、消費者保護から、
エネルギー、経済協力、貿易金融、
中小企業振興などまで、
幅広く行政分野に携わった。
そのキャリアと見識をベースに、
さらに専務理事の体験をもとに、
2012年刊の著書がある。
「日本社会のルネッサンス」
井上さんは、
このコロナ第三波の小売産業に関して、
知見を披露してくれた。
私も持論を展開して、議論を深めた。
1時間半ほどはあっという間に過ぎた。
そのあと、大会議室へ。
協会の歴代会長の写真が飾られている。
この前に来ると背筋が伸びる。
初代会長の故中内功さん、
二代会長の岡田卓也さん、
そして三代会長の伊藤雅俊さん。
みなさん、若い。
林周二著「流通革命」は1962年刊行、
その5年後の1967年8月に、
日本チェーンストア協会は設立された。
それから53年、社会も産業も、
大きく様変わりした。
私はその時代の変遷を思った。
最後に井上さんとツーショット。
ありがとうございました。
さて商人舎流通SuperNews。
昨年1年間でページビュー数が激増した。
たとえば直近の1カ月は前年比126.5%増。
つまり2.265倍。
ありがとうございます。
商人舎ニュースは、
網羅的に情報が掲載されている。
的確な表現と美しい文章で書かれている。
アクセス数が伸びている理由の一つは、
新型コロナ感染ニュースにある。
上場企業を中心に、
それぞれの会社が発信する感染情報を、
日々、ニュースリリースから拾い集めている。
この流通SuperNewsの読者は、
それを渇望しているし、
読者も増え続けている。
しかも緊急事態宣言など発出されると、
産業界からのニュースは、
おのずと減っていく。
その結果として、また、
感染ニュースの割合が増えていく。
日本のCOVID-19も、
今や市中感染の状況となった。
さらに変異種まで広がりつつある。
こうなってくると、
小売業の店頭やセンター、
あるいは本部などで、
新規感染者が出ても、
これは企業の責任とは言えない。
さらにそのほとんどは、
店頭での直接感染ではない。
つまり店頭では全国的に、
信じられないほど鉄壁に防御されている。
さらに問題は、
感染者が出た後の対応だが、
それも各社が徹底している。
商人舎流通SuperNewsは、
そんなことにも配慮して報道している。
そして感染者が出たことを、
社会に向けて公開する企業の、
公正さや勇気に敬意を表している。
新型コロナ第三波となって、
小売業やサービス業から公開される、
感染ニュースはさらに増えている。
それらを逐一、
報道していくつもりだが、
この感染ニュースは、
「慣れ」や「緩み」に対して、
注意を喚起するものでもある。
感染者が出ることは、
気持ちのいいものではない。
しかしそれを正面から受け止め、
それに正面から立ち向かってほしい。
商人舎はいつも応援している。
いつまでも支援し続ける。
さて昨日の流通SuperNewsから、
クローガーnews|
AI搭載のスマートカート「KroGO」をシンシナティで実験
全米第1のスーパーマーケットチェーン。
クローガーが「KroGO」の実験を開始。
まずはオハイオ州シンシナティの店舗でスタート。
これはAI搭載のスマートカートである。
SuperNewsの記事を読んでもらいたいし、
以下の動画を見ていただきたい。
コロナ禍のキャズムの間に、
米国の店舗はここまで進みつつある。
今月のMessage。
「若返れ!」
その中の一文。
人を若返らせる。
店を若返らせる。
売場を若返らせる。
商品を若返らせる。
若さが「キャズム」を乗り越える、
早さの鍵を握る。
若さが「キャズム」を凌ぐ
柔らかさの源である。
若さが「キャズム」をバネにする、
強さの礎である。
そして若さが、
企業の生命線である。
クローガーにはその若さがある。
ここは見習いたい。
〈結城義晴〉