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国内115社全事業所で｢就業時間内禁煙｣｢敷地内禁煙｣
イオンの思い切った施策だ。
｢就業時間内禁煙･敷地内禁煙｣の実施。
グループ115社の全事業所、
つまり全店舗、全事務所、全センター。
対象はグループ従業員約45万人。
ステップを踏んでいる。
2016年度に｢イオン健康経営宣言｣を発表。
2018年には禁煙外来補助制度を導入。
2019年7月から本社敷地内で全面禁煙。
2020年には全国のショッピングセンターで、
顧客喫煙室と従業員喫煙室を閉鎖。
目的は、顧客と従業員の間での、
｢望まない受動喫煙と三次喫煙｣の防止。
従業員への禁煙支援にも取り組む。
私は40歳ごろにタバコをやめた。
その前はショートホープなど吸っていた。
手巻きタバコなども楽しんでいた。
体に悪いことは確かだ。
そのうえイオンが指摘するように、
受動喫煙や三次喫煙もある。
思い切った施策だけに、
社員、従業員の反応がどうなるか。
ある意味でイオンらしい決断だろう。
今日は大阪で万代の店回り。
十分にコロナ対策を整えたうえで、
店舗を巡る。
最初に、
万代堺大庭寺(おおばでら)店。
昨2020年9月11日オープン。
売場面積471坪。
今日は大均一祭。
見晴らしの良い農産部門。
そして水産部門ではアイランド平台に、
氷を敷き詰めて 右がサケ、左が丸物。
畜産部門は肉のジャンボ市。
一番伸びている惣菜部門。
フロントエンドは元気いっぱい。
右から店長の井元豊さん、万代大学2期生。
第5運営部部長の和久正樹さん、
そしてレジチーフの石本睦実さんは、
昨日修了した万代大学5期生。
つづいて、
万代松原上田店。
昨年10月9日オープンの最新店。
592坪で近い将来、万代の五指に入ってくる。
水産部門でも派手なプレゼンテーション。
惣菜部門の対面コーナーは、
商品部が力を入れるモデル店だ。
その惣菜部バイヤーの長岡篤史さん。
長岡さんも万代大学5期生。
真ん中は期待大の森雅人店長。
高速道路を飛ばして、
島忠ホームズ尼崎店。
そこに入居したのが、
ロピア尼崎店。
柴田昇さんが迎えてくれた。
㈱ロピア執行役員兼尼崎店店長。
550坪ほどの店だが、
寝屋川店に迫る勢い。
柴田さんは、
｢坪効率はこちらが上です｣と胸を張る。
青果部門はちょっと狭いけれど、
単品量販でパワーを発揮している。
惣菜部門は寝屋川店よりも狭いが、
その分をカバーする作戦が奏功した。
鮮魚は日本橋魚萬の屋号で、
この店でも大人気だ。
｢肉のロピア｣の名に恥じない精肉売場。
奥壁面は日配部門で、
オリジナル商品が満載。
ゴンドラ上部を模型の汽車が走る。
グロサリーは圧倒的な低価格を堅持。
関西ロピアの｢尼崎の陣｣。
ロピアは順調に伸ばし続けている。
最後にそのロピア尼崎店と競合する、
万代塚口店。
フラッグショップに位置づけられて、
腕利きの足達康之店長は部長店長。
万代が設けた12店のフラッグショップ。
スーパースター店長が運営する。
塚口店の一丁目一番地はダイコン。
私はこの売り方、大好きだ。
入口右手にはカットフルーツコーナー。
そして98円均一の農産部門のトップ。
続いて水産部門では、
立ち売りの声が響く。
｢本日限定価格鮭大奉仕｣。
塚口店の水産を引っ張る酒井凜チーフ。
この見事な縦陳列の売場。
惣菜売場は平台とR型ケースの併用で、
対面コーナーを広くとっている。
日本国内にはこんな売場はあまりない。
そして2月2日の恵方巻に全力を傾ける。
この店は5800本の恵方巻を売る。
インストアベーカリーが格段の進化を見せる。
今日一日、案内してくれた、
万代人事部のお二人。
海野敏正さんと入江功二さん。
ありがとう。
関西ダントツを標榜する万代。
関西に嵐を巻き起こしたロピア。
コロナは時間を早めるが、
今日訪れた4店舗は、
その早まる時間軸に乗っている。
イオンの｢全禁煙｣も、
コロナが早めたことは確かだろう。
〈結城義晴〉
