今日は午後から東京・清水橋。
㈱伊藤園本社。
伊藤園陳列コンテスト審査会。
もう2005年から16年も続いている。
コロナ禍で昨年は2回、
オンラインで審査し、
結果発表は、
伊藤園のホームページで公開した。
私の総評は動画で届けした。
だから一昨年の2019年12月19日以来。
緊急事態宣言下だが、
ソーシャルディスタンシングを堅持して、
開催することとなった。
地下1階の審査会会場に、
江島祥仁さんが降りてきてくださった。
現在、伊藤園最高顧問。
松井康彦さんと江島さんを挟んで写真。
松井さんは商人舎特別プロデューサー。
アドパイン代表。
午後2時半に全員集合して、始まった。
4つのコースごとに、
6人の審査員がそれぞれ推薦作品を選び、
その票が多い作品が優秀賞、
最も多い作品が大賞となる。
票数が同点の場合、
審査員全員でディスカッションして決める。
今回は実にスピーディーに決まった。
「コロナは審査を早める」と、
最後に私が言った。
コースごとの審査の後、
企業賞を決めた。
これもスムーズに決定。
楽しみにしておいてください。
意外な企業が大賞を受賞した。
そして恒例の雑誌用写真。
私の右隣りから、
伊藤園社長の本庄大介さん、
副社長の本庄周介さん、
取締役専務執行役の神谷茂さん。
私の左は松井さんと、
㈱アール・アイ・シーの三浦慶太さん。
食品商業副編集長。
そしてこれも恒例、
スタッフ全員で写真。
ありがとうございました。
そのあと、最上階の役員応接室。
本庄大介さん、周介さん、神谷さんと、
1年2カ月ぶりの情報交換。
伊藤園のおいしいお茶をいただきながら、
密を避けて、有意義な交流。
このコロナ禍で、
伊藤園商品ではリーフがよく売れている。
いわゆる茶葉製品。
それはわかる。
テレワークや巣ごもりで、
ゆっくりとおいしいお茶を淹れて飲む。
こんな無精を絵に描いたような私まで、
商人舎オフィスでは自分で、
コーヒーを淹れるようになった。
明日からは伊藤園のリーフを飲もう。
コロナ禍のキャズムの話、
ポスト・コロナの戦略。
そのために挑戦する組織をつくる、
その組織を若返らせり。
ヤオコーの大胆な挑戦、
ロピアやツルヤの強さの秘密。
ネットスーパーや、
オンラインビジネスの最新動向。
今日は話し始めたら止まらない。
最後に伊藤園のカテキン加工マスクをして写真。
最後の最後にちょっとだけ、
マスクを外して写真。
ありがとうございました。
伊藤園陳列コンテスト。
ご参加いただいた企業と店舗に、
心から感謝したい。
試飲も試食もやれない。
非接触型の販売の中で、
陳列やプレゼンテーションは、
決定的な販売動機をつくる。
その最高の技術が展開されたコンテスト。
社会的にも意義のあるイベントだ。
これからも続けられる。
コロナには負けない。
中日新聞一面のコラム「中日春秋」
昨日のコラムのイントロがよかった。
「人をもっとも
強く結束させるのは、
強く、さりとて
歯が立たないほどではない
強さの敵が現れた時である」
ジェームズ・ブライスの言葉。
1838年~1922年の人。
イギリスの政治家で政治学者。
駐米大使も務めて、
著書には「アメリカ共和国」などもある。
わかるなあ。
まるで歯が立たない敵が現れると、
初めから戦意を喪失してしまう。
かといって簡単に勝てる相手の場合、
見くびって油断してしまう。
ちょうどいい相手。
強いけれど、歯が立たないわけではない。
そんな相手が出てきたら、
人の組織はもっとも強く結束する。
私にも何度もなんども、
こんな経験はある。
コラムはコロナを敵と見立てる。
「 地球規模でみれば敵はどうも強すぎる」
一方で、
「敵の強さを小さく見積もっていたとしか
思えない政治家が、わが国にはいる」
「この冬の感染拡大についていえば、
歯が立たない敵でも
強すぎて勝てない敵でもない。
それも確かだ」
変異種など出てきたが、
コロナウイルスは、
基本的には変わらない。
だとすれば私たちが、
少しずつ強くなっている。
だから「冷静に恐れる」
敵の正体を正確に見切る。
そのための情報を収集し続ける。
翻って見ると、
私の経験のうち、
勝ったときには、
冷静に恐れた。
そして最悪を覚悟して、
最善を尽くした。
今回も負けてはいられない。
〈結城義晴〉