10都府県で継続されている緊急事態宣言。
随時、状況が整えば宣言解除される。
しかし今週いっぱいはその見込みはない。
慣れとゆるみが怖い。
明日は建国記念日。
そして飛び石で週末へ。
今日の商人舎流通スーパーニュース。
コンビニnews|
1月既存店はセブン2.1%・ファミマ4.9%・ローソン7.1%減収
コンビニ大手3社の1月国内実績は、
3社ともに前年同月比で減収。
既存店はセブン-イレブンが97.9%、
ファミリーマートが95.1%、
ローソンが92.7%。
セブン-イレブンの既存店は、
客数が88.4%、客単価が110.7%。
既存店売上高は2.1ポイントのマイナス。
全店売上高は前年比98.8%。
ファミリーマートは、
客数が86.8%、客単価が109.6%。
売上高はマイナス4.9%。
全店ベースの売上高は95.5%。
1月末の直営店舗数は1万5735店。
ローソンの既存店は、
客数が84.5%、客単価が110.0%。
売上高は7.1%減。
全店総取扱高は前年比93.3%で、
全店平均日販は46万円。
1月末の国内総店舗数1万4524店。
ナチュラルローソンは144店、
ローソンストア100は682店。
コンビニは大都市圏の緊急事態宣言に、
大きな打撃を受けている。
一方、今日は、
有力企業の四半期決算が発表された。
ヤオコーnews|
第3Q営業収益12.5%・経常利益30.7%の大増収増益
㈱ヤオコーは2021年3月期の第3四半期。
営業収益は前年同期比12.5%増で3884億円。
営業利益が30.4%増の235億7700万円、
経常利益も30.7%増の233億9700万円。
売上げは2桁増、
利益は3割増で、
絶好調。
営業利益率が6.1%、経常利益率は6.0%。
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「ミールソリューション」と、
エブリデーロープライスの「価格コンシャス」。
K字型消費が進む「キャズム」に対応した。
6月に所沢有楽町店(埼玉県所沢市)、
7月に桶川上日出谷店(埼玉県桶川市)、
まるひろ南浦和店(埼玉県さいたま市)を開設。
ヤオコーネットスーパーも、
4月に川越山田店、
8月に川越的場店で開業。
7店舗で営業中。
これもポスト・コロナをにらんだ作戦だ。
号店を開業した。
12月31日時点の店舗数は、
ヤオコー168店舗、エイヴイ12店舗。
グループ全体では180店舗。
バローnews|
第3Q営業収益8.5%・経常利益93.9%の増収増益
(株)バローホールディングスの2021年3月期第3四半期。
営業収益は前年同期比8.5%増、5536億円、
営業利益232億1000万円(101.1%増)、
経常利益251億6400万円(93.9%増)。
利益は約2倍。
営業利益率は4.2%、経常利益率は4.5%。
主力のスーパーマーケット事業は、
営業収益6.9%増、営業利102.9%増の増収増益。
ドラッグストア事業も営業収益10.4%増、
営業利益23.2%増の大幅増収増益。
ホームセンター事業の営業収益15.3%増、
営業利益124.5%増。
3業態ともにコロナ禍の特需。
幸運な企業だ。
12月末時点の店舗数はグループ合計152店。
PPIHnews|
第2Q売上高8529億円0.7%・経常利益7.7%の増収増益
㈱パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス。
略称PPIHも好調だ。
こちらは2021年6月期第2四半期。
売上高は前年同期比0.7%増、8529億円。
営業利益が493億2900万円(11.3%増)、
経常利益が481億9200万円(7.7%増)。
第2四半期連結累計期間において過去最高益。
営業利益率5.8%、経常利益率5.7%。
ディスカウントストア事業の売上高は3.3%増、
営業利益は18.1%増。
主力フォーマットのドン・キホーテは、
既存店売上高が12.3%減。
大型のMEGAドン・キホーテは0.2%増。
総合スーパー事業(主にユニー)は総売上高10.0%減、
しかし営業利益は13.1%増の113億1700万円。
既存店売上高は5.0%増。
㈱ドン・キホーテは全国に7店舗を開設。
ドン・キホーテ川越東口店(埼玉県)、
ドン・キホーテ セブンパークアリオ店(千葉県)、
ドン・キホーテ五所川原店(青森県)、
ドン・キホーテ新発田店(新潟県)、
ドン・キホーテ信州中野店(長野県)、
MEGAドン・キホーテ京都山科店(京都府)、
ドン・キホーテ松山大街道店(愛媛県)。
UDリテール(株)は、
ユニーとドンキのダブルネーム転換店を、
6店舗改装開業した。
ユニーは新戦略を打ち出す。
「New アピタ・ピアゴ構想」。
4店舗をリニューアルした。
APITAプラス岩倉店、
食の殿堂ユーストア萱場店、
アピタ御嵩店、
ピアゴプラス妙興寺店。
リニューアル効果は確実に利益に貢献する。
また11月には㈱橘百貨店の「ボンべルタ橘」を、
MEGAドンキ・ホーテ宮崎橘通店として改装開業。
橘百貨店は昨年2月に、
PPIHグループに加わっている。
2020年12月末時点のPPIHは、
総店舗数633店。
コロナ禍でも、
積極的な買収戦略と、
果敢な店舗開発・店舗改装が、
成長を支える。
「走りながら考えよ!」
月刊商人舎1月号で示した、
「コロナ・キャズム」のときの態度である。
〈結城義晴〉